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2006年12月 2日 (土)

防衛庁の「省」昇格

先日のことになるが、防衛庁設置法改正法案および関連法案が衆議院を通過した。自民・公明・民主が賛成したということだから、参議院での可決成立はほぼ確実だろう。この法案の最大の眼目は報道されている通りこれまで内閣府の外庁という扱いだった防衛庁を独立した防衛省とするというものだ。

三十一はもちろん反対ではない。喜ばしいことだと思ってはいる。しかし正直に言えば、それほど急いでやるほどの重要なことだとも思っていない。できるときにやればいいことで、今ができるときだと判断したのならそれでいいだろう、という程度である。

「庁」から「省」になるメリットとしては、法案を内閣府を経由せずに直接提出できるとか、省令を発することができるようになるとかいった手続き的なことのほかに、隊員の士気の高揚も目的とされているようだ。むしろそっちのほうが大きいだろう。
だが三十一から見ると、順序が逆のように思える。省昇格によって隊員の社会的地位向上をはかるというよりは、自衛隊というものが社会的に認知されたからこそ省昇格が容認されるようになったというのが事実ではないだろうか。いわば現状追認にすぎない。もちろん自衛隊や自衛隊員に対する社会の認識はまだ十分なものではない。しかしそれは一片の法律でどうこうなるものでもない。

名称いじりをするよりは、もっと本質的な部分で日本の防衛というものに対する議論を深めるほうが先決じゃなかろうか。

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