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2006年12月23日 (土)

「まん延するニセ科学」

kikulog  を読んでいたら、この blog の主である大阪大学の菊池誠教授が NHK の「視点論点」に出演して「まん延するニセ科学」について語ったことを知った。
残念ながら三十一は見ていなかったので、再放送があったら是非見ようと思っていたのだが、翌日だったか同じ blog で「早朝に再放送があった」ことを知った。また見逃したわけである。

正直あきらめてかけていたが、YouTube に動画があっぷされていることがわかり、無事教授のご尊顔を拝することができた。しゃべっているうちにだんだん熱が入ってくるのが丸わかりで微笑ましかった(失礼)が、正直言って普段 blog で議論されている内容のほんの一部、さわりの部分を触れているに過ぎなかった。しかし、10分間という限られた時間の中で不特定多数の視聴者の注意を喚起し、問題の本質を説明するという目的には十分な内容であり、より大きな議論のきっかけを作るという役割は十分に果たしたと思う。

実際、YouTube へのブックマーク数はかなり増えており、NHK という日本中ほとんどの家庭にアクセスできるコンテントプロバイダーで放送されたことは大きい。先日、学習院大学の田崎教授がネットに出したアピール「水からの伝言」を信じないでください もかなりの反響を産んだが、まだまだテレビの力は大きいということか。ネットやコンピューターと普段あまり接触のない層にもアピールしたかもしれない。

注意しておきたいのは、菊池教授や田崎教授は単に「ニセ科学」そのものを問題視しているというよりは、「ニセ科学の蔓延を許してしまう土壌」にむしろ危機感を抱いているように思う。「土壌汚染」を食い止めるための手段として「ニセ科学」批判を行っているのだろう、と三十一は考えている。だから「そんなことをいくら言っても『信者』は考えを変えない」という批判は、菊池さんや田崎さんの懸念を読み違えているのだ。菊池さんたちのターゲットは「ボーダーライン上の人々」である。今回はその「ボーダーライン上の人々」に直接アクセスできた。それも NHK というまだまだ一般的には信頼度の高い(最近だいぶ評判を落としたが)メディアで流されたことは意義がある。

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