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2006年12月18日 (月)

「戦争の日本史1・東アジアの動乱と倭国」

この秋から配本が始まった吉川弘文館の「戦争の日本史」シリーズの第一巻。配本としては第三回らしいのだが、こんなシリーズが出始めていることを知ったのが最近なもんで、まとめて既刊を入手したうちの一番最初の巻になる。

さてこの「戦争の日本史」全23巻のタイトルを眺めてみると特に近代以前では国内戦が大半を占める。対外戦は戊辰戦争以前では蒙古襲来と文禄慶長の役くらいである。その中でこの第一巻では記述のほとんどが朝鮮半島南部の加耶諸国を焦点とした外交と戦役に関する考察になっている。では当時国内が完全に一枚岩で国内戦は影を潜め一致して外国にあたっていたかというとそうではあるまい。要するに当時の史料がもっぱら中国や朝鮮に依拠しており、これらの史料の執筆者の主たる関心がそれぞれの母国との関係にあったことを反映しているのであろう。

さて読み終えての感想。ひとことでいうと、日本人の外交下手、ひとりよがりはこの時代から現代まで本質的に変わっていないんだなあ、ということ。ちょっと哀しくなった。

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