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2007年1月30日 (火)

「戦争の日本史2・壬申の乱」

天皇の位がむき出しの武力で争奪された希有な例のひとつが壬申の乱だと言えるだろう。これに比肩できるのは(有史以降では)南北朝くらいかな。源平の争乱のときも武力の所在が皇位を左右したけれど、皇位そのものが目的というわけではなかった。
しかし壬申の乱の経緯については意外に史料が少ない。まず指を折るべきはもちろん日本書紀天武天皇上だが、完全に勝者側の立場に立って記述されているし、依拠した原史料はそれほど多くないらしく意外に記述が簡単でしかも粗密の違いが甚だしい。後代になって現れた史料の記述はむしろ説話というべきでどの程度信を措けるかわからない。なかには明らかに弘文天皇と天武天皇を混同しているものもあるそうだ。
そんな具合だから個々の戦闘場面はほとんど実質的な記述がない。せいぜい瀬田橋をめぐる戦いに関して少しあるくらいだ。結局、ほとんど唯一とも言える史料である日本書紀に依拠してこの乱を分析するにしても戦略的政略的な観点でしか行なえない。まあそれでも例えば磐井の乱なんかに比べればかなり記述が多いのだが。

この著者は、乱のもっとも強力な推進者として最大の受益者を想定している。それは皇位を得た天武天皇ではなく、天武天皇の後継者として草壁皇子の地位を確立させた後の持統天皇である、としている。大友皇子と天武天皇を比べたとき、当時の考え方からすると天智天皇の後継者として圧倒的に天武天皇が有利であった。だから天武天皇には危険を冒してまで叛乱に訴えるメリットはそれほど大きくなかった。しかし天智天皇から天武天皇へと円満に皇位が継承された場合、持統天皇所生の草壁皇子よりも、持統同母姉の太田皇女所生大津皇子や、その他の天智系皇子孫が有力な天武後継とされる可能性が高い。その可能性を排除するために、大友皇子を首班とする近江政府を武力で転覆するというリスクをあえて負った、というのである。
そこまで持統天皇が先を読んで乱に踏み切らせたかというと、どうも三十一の感覚では後智慧が過ぎるような気がする。持統が積極的であったことは確かだけれど、そこまで主導的であったかどうかは保留としたい。

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2007年1月29日 (月)

月に贈るメッセージ

もう二月ほど前になるが、JAXA が月探査機 SELENE に乗せて月に送るメッセージを募集しているという記事を紹介した。もういちどリンクを書いておこう。ついでに英語サイトも。

セレーネ「月に願いを!」キャンペーン (JAXA)
Message From Earth "Wish Upon The Moon" with SELENE (米惑星協会)

以前紹介したときには一月いっぱいだったはずなのだが、改めて見てみると締め切りが二月いっぱいに延びている。好評だったのか、それとも予想外に募集が少なかったから延ばしたのか。しかし三十一の応募番号が101万1991だから、募集が少ないってことはないだろう。

と、いうわけで三十一は応募しました。何を考えたのか、わざわざ米惑星協会の英語ページから。あとで気づいたことだがJAXAのページからも半角で応募できたのであまり意味はなかったけど。メッセージの内容は、なんらかのメッセージというよりは願望。月がそういう場所になってほしいという意味を込めて。どちらかと言えば、地球にしがみついて宇宙に目を向けようとしない人達に向けたメッセージといえなくもない。

gate to the space, gate to the future.

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「声で魅せてよベイビー」

腐女子とハッカーの恋。これだけ聞くとすっかり「終わってしまっている」話のように思えるかもしれないが、中身はわりと正統的なボーイミーツガール&ガールミーツボーイもの。
話のテンポがよいのでスムーズに読み進めることができた。さすがに「えんため大賞」佳作だけのことはある。次回作に期待。というか、シリーズ化らしい。またシリーズか・・・

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2007年1月26日 (金)

「天皇たちの孤独」

円融法皇、花山法皇、一條天皇、三條天皇、東三條院詮子、上東門院彰子と言えば王朝時代の立役者であり、「枕草子」の世界の主要登場人物でもある。しかしその一方で藤原兼家、藤原道長といった個性の強い人物が同時代を牛耳っていた。そのおかげで彼ら彼女らは「王家」と言われながら実際にはひどく孤独を味わわされることになる。

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2007年1月23日 (火)

3/18 JR時刻改正

3月18日に予定されているJRグループのダイヤ改正の概要が、今月発売された鉄道雑誌に一斉に掲載された。「一斉に」と言えるくらいたくさんの鉄道雑誌を購読してるのかというと、実はその通りである。
それはそうとして、そのダイヤ改正の中で三十一がもっとも注目したのは、普段通勤に使っているJR常磐線へのグリーン車連結ではなく、また特急「東海」廃止でもなく、コンテナ急行貨物列車の26両連結列車運転区間が東京~岡山から北九州まで延伸されるという記事であった。
これまで岡山以西は24両1200トンが最大だった。この区間で26両1300トンが実現できなかったのは、広島の少し東側、いわゆるセノハチ(瀬野~八本松)の急勾配のせいだ。JRになって新製された強力機関車EF200を使えばこの区間での1300トン列車も無理な話ではなかったのだが、この大パワー機関車が引く列車が何本も行き交うには変電所の能力が不足していたのである。かねて計画されていた能力増強がこのたび完成し、上下あわせて19本の1300トン列車が岡山以西に入ることになった。そういや、これまでもっぱら北海道直通列車に使われていたEH500が門司に配置されるようになったそうなので、こういう1300トン列車をEH500が牽引して東海道をのぼってくることになるのかな。

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2007年1月22日 (月)

カンファレンス・チャンピオンシップ

あー、今年ももうすぐ終わるなあ。カンファレンス・チャンピオンシップが終わると今シーズンも残すところスーパーボウルとプロボウルの2試合のみ。寂しい。

さて、AFCとNFCそれぞれのチャンピオンが決まったわけだが、三十一が「こうなるといいな」と思った組み合わせとは真反対になった。

AFC
New England (4) 34-38 @ Indianapolis (3)

NFC
New Orleans (2) 14-39 @ Chicago (1)

インディアナポリスとシカゴは、どちらも少なくとも20年はスーパーボウルに出ていない。どちらが勝ってもずいぶん久しぶりになる。個人的にはインディアナポリスのほうに勝ってほしい。なぜなら、一度スーパーをとったらインディアナポリスとQBマニングの気がすんで、来年から我がデンヴァーもスーパーボウルに行きやすくなるかもしれないと思うからだ(おいおい)

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「桜乃きらほの恋愛処方箋」「桜乃きらほの夏色救急箱」

二冊まとめて読んだのだが、二冊目を読み終えてあとがきを読んでちょっとびっくり。完結なの?
確かに、最初の巻でまかれていた大きなタネは解決したみたいだけど、そのほかにもあれやこれや色々前フリとしか思えないネタが散りばめてあるじゃない。これは全部放置ですか。次巻が楽しみになりかけていた三十一の気持ちをどうしてくれる。

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2007年1月20日 (土)

「枯れた技術」は自然に枯れたわけじゃない

先日ちょっと書いたが、松浦さんが L/D で「はやぶさ2」についていろいろ書いている。その中の旧ISASと旧NASDAの「失敗」に対するメンタリティの違いに関する記事を読んで思ったことをちょっと書いてみよう。

主に工学系で使われるものだと思うが、「枯れた」という言葉がある。「枯れた技術」「枯れた構成」「枯れたバージョン」などと使って、十分な実績をもった成熟したものというニュアンスをもつ。
どうしても失敗できないプロジェクトの場合はまず「枯れた技術」を組み合わせることを考える。そうすればまず失敗することはない。余計なトラブルの対応に忙殺される可能性もほとんどない。
しかし、考えてみれば当然のことだが「枯れた」技術は最初から枯れていたわけではない。誰かが「まだ枯れていない」技術のトラブルを洗い出し、トラブルを潰し、実績を積んで「枯らせた」のであって、そこには膨大なリスクとコストがかかっている。
仮にすべての人がこのリスクとコストを回避して、新しい技術を「枯らせる」ことを怠ると、いつまでたっても新しい技術が定着することがなくなってしまう。つまり、進歩がなくなるのである。

「失敗できないから、多少時代遅れでも『枯れた』技術だけを採用する」という選択ももちろんあるだろう。その一方で「多少のリスクは覚悟の上で、最先端のまだ『枯れていない』技術を採用する」という選択肢もある。どちらを選ぶかはそれぞれのプロジェクトが置かれた状況によるものであるから一概にどちらがよいとは言えない。
しかし、『枯れた』技術を選択したものは、5年なり10年なり100年なり以前にまだ『枯れていなかった』その技術を、コストをかけて『枯らせた』人たちの恩恵を受けていることを意識しているだろうか。
普段から意識している必要はないかもしれないが、せめて「新しいものに飛びついていらぬ苦労を背負い込んでいる馬鹿な連中」というような考えだけは改めてもらいたい。

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「亡くなる」って言うな

かつてウォークマンのCMで一世を風靡したサルのチョロ松が死んだそうだ。
ところが、今日のNHK「@ヒューマン」で司会者が今週のニュースとしてこれを「チョロ松が亡くなった」と伝えていた。

うーーーん、三十一の日本語の感覚として動物に「亡くなった」というのは物凄く違和感がある。だいぶ昔にもそんな議論がどこかであったような気がするんだが・・・
例えば、三十一の家で10年飼っていた猫が死んだときでも「亡くなった」という表現は思いつかないだろう。

こういう動物を擬人化した表現は、逆に人間の傲慢さを示しているような気がして仕方ない。

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2007年1月19日 (金)

「院政」

院政というのは世界の他国にあまり例のない政治形態で、日本の中世の王権構造の象徴のようなものだろう。
実は院政と摂関政治はよく似ている。摂関政治といっても、道長などの藤原氏全盛期のそれではなく、もっと後年の形式化した摂関政治である。道長の時代には、その権力の源泉は摂関であることにはなく、天皇の外戚であることにあった。摂関の地位はその帰結に過ぎないのである。しかし後には、摂関家の嫡流であれば外戚でなくとも摂関の地位を得るようになった。つまり摂関の地位が摂関家の「家職」になったのである。
それと同様に、院政期以降「天皇」の地位は「天皇家」の「家職」となった。院政で上皇が専制権力を振るうことを可能にしたのは、その「天皇家」の「家長」であるという点である。この「家長」は「家」に伝領する荘園の管理権を握っていた。そういう意味では、藤原氏の「家長」の地位である「氏長者」の称号と、その「氏長者」に附属する「殿下渡領」の管轄権が摂関の地位にともなって五摂家の間を渡り歩いていた摂関家よりもよほどわかりやすい構造になっている。

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2007年1月15日 (月)

ディヴィジョナル・プレーオフ

プレーオフも二週目。シード順1位2位のチームも登場してまさに佳境。「レギュラーシーズンよりも、スーパーボウルよりも、プレーオフが一番おもしろい」というのは某解説者の言だが、まったくその通りであろう。今週の結果も先週にならってまとめておく。

AFC
Indianapolis (3) 15-6 @ Baltimore (2)
New England (4) 24-21 @ San Diego (1)

NFC
Philadelphia (3) 24-27 @ New Orleans (2)
Seattle (4) 24-27 @ Chicago (1)

なんとまあ、4試合のうち3試合が3点差。アメフトでの3点差はほとんど「最小得点差」と考えてよい。NFCのほうは順当にシード順上位のチームが勝っているが、AFCはいずれもアップセットとなる。
今週の試合を見て印象的だったのが、NFC首位のシカゴの不安定さと、ベスト4に残ったなかでシード順最下位になるニューイングランドの試合巧者ぶり。そして何といっても、キッキングの重要さ。先週の試合でもキックで決まったゲームがいくつもあったが、今週は4試合のうち3試合が1FG差で決まっている。残った1試合は、ついにTDがなくFGの蹴り合いという珍しい展開になった。このプレーオフくらいFGユニット(ロングスナッパー、ホールダー、プレースキッカー)が注目を浴びたことはいまだかつてない。そういう意味では去年までのニューイングランドの正キッカー、ヴィナティエリを擁するインディアナポリスに安定感があるかもしれない。
だが、現時点で三十一の中の本命はニューイングランド。AFC首位のサンディエゴを接戦の末に逆転したニューイングランドの強さが非常に印象に残った。ひとことでいうと「試合の勝ち方」を知っているという感じ。HCベリチックのスカウティング能力と、的確なゲームプラン、そしてそのゲームプランを正確に遂行でいるQBブレイディをはじめとする選手たち。個人的にはブレイディはかつてのモンタナの域に達してるんじゃないかとすら思う。

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2007年1月14日 (日)

「桜乃きらほの魔法医カルテ」

三十一はどちらかと言えばSF者であって、オカルト/ミステリー/ファンタジー系は基本的に守備範囲ではないはずなのだ。魔法というのもどちらかというとそれに含まれるので、三十一には魔女っ娘属性はないのである。本当だよ。

しかしこの本は文章のテンポがよく、さくさくと読み進められた。ところどころにちりばめられている(作者が作った)理屈の説明などは適当に読み流してしまったけれど。

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「はやぶさ2」に見る日本の宇宙開発

松浦さんがL/D でいろいろ書いているので、読んでみよう。
三十一がここで宣伝してどれくらい役に立つかわからないが。

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2007年1月13日 (土)

「れでぃ×ばと!2」

口絵に「秘密」とあったので何となくそうかなあと思ったらやっぱりそうだった。

イラストがあまりに狙っているのでかえって損している部分もあるかもしれないが、わりと面白い。やっぱり朋美がおいしいなあ。もっといろいろ悪巧みをしてほしいものである。

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2007年1月10日 (水)

「れでぃ×ばと!」

ひとつ前の「読み捨てられた本」とずいぶん落差があるように見えるかもしれないが、どちらも同じように楽しく読めるのが三十一だ。節操がないとも言うが。
まあお馬鹿な小説なのでアタマ空っぽにして楽しんで読むのが吉。いちおうダブルヒロインみたいな形になるのかな。ツンデレの香りがぷんぷんするセルニアもいいキャラだが、腹黒で性格の悪い猫かぶりという朋美のほうが三十一ごのみ。あくまで小説の上でのお話だが。

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「よくわかる相対性理論の基本」

これまで結構な数の相対性理論の本を読んできた。読んでいるそのときは理解したようなつもりになっていても、あとになって改めて考え直していくと実はあやふやな部分が非常に多いことに気づき、要するにちゃんと理解していなかったのだと思い知らされるのが常だった。
この本も、ある程度はそういう運命から逃れられないかもしれない。しかしこの本はある決意を持って読み始めた。少なくとも、次にわからなくなったときに読み返せば思い出すくらいにはちゃんと読もうという決意である。決意というわりには弱気に見えるかもしれないが、実はそれくらいのほうがちょうどいいのかもしれない。
もうひとつ、選ぶときに基準にしたのが「ちゃんと数式が書かれていること」。よく「数式を使わずに・・・」という類の入門書があるけれど、読む人間の立場からすれば、納得するには数式は欠かせない。もちろんすべての証明をいちいち自分で確認するわけではないのだが、ちゃんと順序を追って説明されていることが大事である。気が向けばあとで検算してみることもできるだろう。
かなり読み飛ばしてしまった気もするが、それでも所期の目的は達したように思う。読み終えた後もすぐ取り出せる場所にしまっておくべき本だ。

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「とらドラ4!」

フライング。本当はこれ、今日発売のはずなんだよなあ。
広い意味ではツンデレに分類されるのかなあ。「ツン」だけで「デレ」がないじゃないかという説もあるけれど。
ひそかに亜美のひねくれっぷりがお気に入り。こいつに振り回されるのが自分じゃないから楽しんでいられるけど、実際に相手するとなるとちょっと嫌かもしれない。

口絵イラストの5枚目がかなりいっちゃってて気に入った。本編にはまったく登場しないんだけどね。

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2007年1月 8日 (月)

ワイルドカード・プレーオフ

今週からプレーオフが始まり、毎年のことだが三十一は生放送を生で観るために会社を休む。というわけで一月の週末は規則正しい生活などというものと無縁になる。あー眠い。

知ってる人には今さら説明するまでもないことだが、プレーオフ第一週は各カンファレンスでワイルドカードの2チームと、地区優勝4チームのうちの下位2チームが対戦する。公式サイトでも見ればわかることだが結果をまとめておく。(カッコはシード順)

AFC
NY Jets (5) 16-37 @ New England (4)
Kansas City (6) 8-23 @ Indianapolis (3)

NFC
Dallas (5) 20-21 @ Seattle (4)
NY Giants (6) 20-23 @ Philadelphia (3)

こうしてみるとNFCのほうが接戦でAFCのほうは大差がついているように見えるが、三十一が実際に試合を観戦した印象ではNFCの試合はどちらも大事なところでミスをしたりしたおかげでばたばたした殴り合いに終始し、どっちが勝ってもおかしくなかった。

AFCは地味に見えるが流れを引き寄せようという高度な駆け引きが繰り広げられ、それがある限界に達したところで一気に点が入って試合を決めてしまった。総じて今年もAFCのほうがレベルが高いように見えた。

シード順通りだとスーパーボウルはサンディエゴとシカゴ、ということになるけれど、この様子だとサンディエゴがとりそうだな。AFCだということもあるし、単にこの2チームを並べてみてもサンディエゴのほうが調子に乗っていそうだ。いっそ、シカゴじゃなくてニューオーリンズとかフィラデルフィアが出てきたほうが面白くなりそう。

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2007年1月 6日 (土)

「ネコのおと」

あまり期待していなかったのだが、思ったよりおもしろかった。だいたいリレーノベルなんて企画は、できあがってみると当たり障りのない展開に終始するか、逆に破綻するか、あるいは内輪ネタに終わる危険性が高いものだと思うが、そこそこミステリーっぽく仕上がっている。

しかし結局のところは、参加作者の作品を読んでいる人はシャレを楽しみ、もしくはまだ作品を読んでいない人がその作者の雰囲気をつかむのが正しい読み方かもしれない。三十一は半分読んでいて半分読んでいないのでその両方。

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2007年1月 5日 (金)

クビを切られるコーチたち

結局のところ、今年も何人かのヘッドコーチがやめていくことになった。

確定はアリゾナのグリーン(これは予想通り)、それからアトランタのモーラと、マイアミのセイバン。セイバンはカレッジに戻るらしい。カレッジでいい成績を残したからといって、プロで成功するとは限らないというのは、何年か前のスパリアーのケースを見てもわかるが、またもそれを実証してしまったということか。
ピッツバーグのカウアーもほぼ間違いないらしい。そしてオークランドはわずか1年でアート・シェルを切った。もっとも、何らかの形でチームには残るらしいのだが、1年とか2年でころころコーチを変えていて効果があると考えるほうがおかしいんじゃないかと思うが、何しろオーナーがオーナーだからなあ。

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「オオカミさんとおつう先輩の恩返し」

要するに三十一は、ひねくれた文章が好きらしい。
この著者の文章もかなり三十一のツボにはまっている。前作(まだ完結してないが)の「先輩とぼく」を読んでいたときに、笑いが止まらなくなって困ったことがある。

しかし電撃文庫はおもにティーンの読者を想定していると思うのだが、これはいいのか? 18禁ではないのか? いいのか。まあいいんだろうなあ。

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2007年1月 4日 (木)

ライスボウルを観た

年始の恒例、というほどの行事ではないが今年も東京ドームにライスボウルを観に行った。年末ぎりぎりまですっかり忘れていたくらいなのでそれほど楽しみにしていたわけでもないのだが、それでも肉眼でフットボールを観戦できるそれほど多くない機会なので観に行くことにする。もっとも、家を出たのが少し遅かったので着いたときにはすでに試合が始まっていて社会人代表のオンワードスカイラークスにすでに6点入っていた。あとでテレビの録画を見るとキックオフリターンタッチダウンだったらしい。

学生代表は法政大学。互いに持ち味は違うががっぷり四つのガチンコゲーム。それはボックススコアを見れば一目瞭然で、1Q、2Q、3Qとすべて同じ点が並び、4Qでタッチダウンをひとつとったオンワードが、同じくタッチダウンをとりながらトライフォーポイントを外してしまった法政大に1点差をつけ勝ったという展開。

毎年ライスボウルを観て思うことだが、やはり本場NFLに比べるとひとつひとつのプレーの正確さが見劣りする。特に目立つのがキッキングゲームで、スペシャルチームの層自体が薄いんだろうけど、コーチする側もオフェンスとディフェンスで手一杯でそこまで手が回らないのかもしれない。キックオフも距離が出ないので、後半に入ってからはお互いにほとんどスクイブを蹴っていた。しかし今年の試合が結局トライフォーポイントの成否で決まってしまったことでわかるように、キックの正確さが勝負を分けるのは言うまでもない。もうちょっと手間をかけてもいいんではなかろうか。けなしてばかりでも何なので少しフォローしておくと、ここ数年でスペシャルチームの精度は格段に上がったようだ。それでもまだ改善の余地はある、ということか。

さて帰宅して録画していた生放送を見てちょっとびっくり。有馬隼人が出てるよ。

その後、Gaoraで我がデンヴァーの今年最後の試合を放送していた。負けたことは知っているのであまり楽しく見られたものではないのだが、Da.ウィリアムズの最後の活躍を目に焼き付けよう。インターセプトを決めたC.ベイリーと握手するDa.ウィリアムズの笑顔が印象的だ。

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2007年1月 2日 (火)

「"文学少女"と繋がれた愚者」

これもシリーズ。3冊目になる。1冊目にあたる「"文学少女"と死にたがりの道化」は「このラノ」で一位になったらしい。だがそんなこととは関係なく三十一は野村美月の小説は基本的に読むことにしている。これは遠回しに三十一の先見の明を自慢しているのである。

ネタばれになるのであまり詳しく書けないが、正直誰と誰がカップリングされることになるのかわからなくなってきた。1冊目を読んだ時は当然「遠子×心葉」だと思ったのだが、最近「ななせ×心葉」も"あり"かと思うようになってきた。

今回のネタは武者小路実篤の「友情」。小説自体は未読だが、この小説を芝居にするという同じプロットを、ずいぶん昔に少女漫画で読んだことがある。捨てた覚えはないので、今でもどこかにあるはずだなあ。沖倉利津子の・・・タイトル忘れた。

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プレーオフに行き損ねた

三十一の2007年は暗いニュースで始まった。
危惧は危惧で終わらず、我がデンヴァーは上り調子のサンフランシスコに延長でうっちゃられ、プレーオフを逃す。代わりにプレーオフに出るのは、同地区で勝ち星が並んだカンサスシティ(KC)。直接対決は一勝一敗なので、地区内での成績がものを言うことになる。AFC西地区内の対戦成績は我がデンヴァーが三勝三敗、KCは四勝二敗。

さっき気づいたんだが、地区優勝争いじゃなくワイルドカード争いだからカンファレンス内の対戦成績になるんじゃないか、AFC内での成績なら我がデンヴァーは八勝四敗、対するKCは五勝七敗だから、本当は我がデンヴァーがワイルドカードでプレーオフに行けるはずじゃないか、と思って改めて Tiebreaking Procedure を確認したら「ワイルドカード争いでも同地区チーム間でタイブレークを行なう時は、同地区内の成績が優先される」(意訳)と明記されていた。あめりか人がそんな間抜けなことするわけないなあ。がっかり。

と、いうわけで我がデンヴァーの今シーズンは終わった。
おまけにその翌日にCBのDa.ウィリアムズが射殺されるという事件まで起きてしまう。まだ二年目を終えたばかりの若い選手だったんだが、今年はレギュラーに定着して今後の成長を楽しみにしていただけに残念。デンヴァーのCBにはC.ベイリーというリーグ屈指のシャットダウンCBがいるので、その反対側になるDa.ウィリアムズがどれだけ成長するかがパスカバーの鍵になると思っていた。せっかく経験を積み始めていたのに、次のCBはまた最初から始めなくてはいけない。

さて、レギュラーシーズンを終えてふと気づくと、今年は32人のヘッドコーチのうちまだ辞めたひとが一人もいない。去年は半分以上入れ替わってるから、今年はその反動がきているのかもしれないが、三十一がNFLを見始めて10年近くになるがコーチがどこも代わらなかったという年はいまだかつてない。
もっとも候補がいないわけではなくて、その最右翼は昨年スーパーボウルをとったピッツバーグのカウアーHCらしい。今年の成績八勝八敗はそれほど悪いわけではないが、期待はずれだったことは確か。長年求め続けてきたスーパーを昨年とったことで満足した部分もあるかもしれない。現役コーチとしては最長の政権になるだけに、そろそろ・・・という観測が出ているようだ。
続いてはアリゾナのグリーンかな。今年から新球場になったにもかかわらず、成績は五勝十一敗と相変わらず。そして穴はタンパベイのグルーデン。2002年にスーパーをとったHCだけど、波が激しすぎる。今年は四勝どまり。
これより成績の悪いチームには二勝のオークランドと三勝のデトロイトがあるけれど、どちらも今期から新コーチになったチームだからもう少し様子を見るだろう。

前にも書いたことだが、我がデンヴァーのシャナハンもそろそろ潮時では・・・

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