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2007年2月 1日 (木)

Wikipedia の親補職の項目が修正されている

以前、「うぃきぺでぃあ」を信じないでください という記事で Wikipedia の親任官 の項目で説明されている「親補職」に関する記述がかなりおかしいということを取り上げた。
最近、改めて見てみると修正されている。以前に比べてかなりマシになったと言えるだろう。まあ細かいところでまだ気になるところがないでもないが。

一番気になったのが「少将以下が親任官待遇になることはあり得なかった」という一文。これは法制上あり得ないという意味なのか、それとも明確な規定は無いが事実としてそういうことはなかったという意味なのか。文面を素直にとると前者のようにとれてしまう。
しかし三十一が知るかぎり「親補職は中将以上に限る」というような規定は存在しない。例えば軍令部総長の場合、根拠となる法令「軍令部令」において「軍令部ニ総長ヲ置ク親補トス」(第二条)と規定されているのみである。そして軍令部総長の補職資格として海軍大将または中将に限定しているのは「定員令」の規定だ。つまり、軍令部総長というたまたま親補職である職に、大将または中将を割り当てているだけということになる。「親補職だから」中将以上をあてているわけではない。「定員令」で親補職に少将を割り当てても法理論上はまったく問題ない。現実問題として、親補職はそれなりの格を求められる地位であるから、中将によほど人材が払底していないかぎり少将にまで枠を広げることはなかっただろうが。その「よほど」が起きたのが戦争末期で、大量に増産された師団のうち一部の師団長に(若返りの意味も含めて)少将が補職された。ただしこのときには親補職とは扱われなかったらしい。

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