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2007年4月29日 (日)

「サクラサク上等。」

シリーズ完結。この著者の次のシリーズを読むかと言うと、実はけっこう微妙。
面白くないとはいわないけど、シリーズを長く続けているうちにだんだん焦点がぼけてきたような気がする。著者のもってる焦点と三十一の感じている焦点に差があるのかもしれない。

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「戦争の日本史4・平将門の乱」

将門の乱という事件は、日本史上でのひとつのエポックといえるだろう。この本を読んで一番強く感じたことだ。
律令国家の完成と鎌倉幕府成立の中間点を象徴する事件と評価すべきである。言い換えるなら、中央貴族が中心の国家から在地武士が中心の国家へ転換する過程で起きたことだ。
国家統治の一極集中が進むにつれ、下級貴族と地方の地位低下も進んだ。この格差が自立を推進して中央と地方での武士の発展を準備したのだろう。

将門の乱は、この武士階級が成立していることを証明していると言えるのか、あるいはこの乱を契機にこれまでの地方貴族階級とは本質的に異なる武士階級への脱皮が始まったのか。この著者は後者だと見ている。たしかにいわゆる「武士」らしき活動が目立ってくるのはこの乱以降である。

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2007年4月28日 (土)

「銀河英雄伝説2」

既刊の再販のはずなのに、二月に一冊の発行ってペースはどうよ。
要するに三十一が待たされてちょっとやきもきしたのである。

帝国側での貴族連合との戦い、それから同盟側でのクーデター、そしてキルヒアイスの死。両側の主人公であるラインハルトとヤンが急速に地歩をかためていくのがこの巻だ。

いずれにしろ、もう何度目になるかもわからないくらい繰り返し読んだ本だから今更感想と言ってもねえ。

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「小娘オーバードライブ2」

表紙だけ見ると、前巻で出たあやめがまた登場したのかと思える。
絵師のむっちりむうにい氏はわりと好きなのだが、このケースに関しては描き分けできてない。それとも三十一のほうが見分けられてないのかもしれないけど。
プロットは、わりとよくあるような無いような。アイデアとしては別のところでも見たような気がする。

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2007年4月23日 (月)

「小娘オーバードライブ」

新装再刊。再刊自身は去年のことだけど、今年に入って新作が出たので最初から読んでみる。
この著者の作品の特徴でもあるんだろうけど、お気楽に読むことができた。あたま痛いときにはちょうどいいだろう。この巻の中ではあやめの話が好みでした。

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2007年4月17日 (火)

「ぼくのご主人様!?4」

相変わらずのシリーズもの。今回は中短編集。
本筋とは直接関係しないサイドストーリーだから、何も考えずにメイドを堪能するのが吉。
最初の中編の男女入れ替わりはなんとなく想像できたりして。

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「ヴァンダル興亡史」

著者の松谷健二は、10年ほど前に亡くなっているが、その筋で有名な人である。というだけではありふれた紹介だけれども、「その筋」というのがひとつではないというところで希少な存在だった。
本職はドイツ文学者だけど、もっぱら翻訳畑で知られている。
SFな人には「ペリー・ローダン」シリーズの翻訳で知られ、一方でミリタリーな人にはフジ出版(いまでは版権は学研に移っているが)の戦記ものの翻訳で知られている。

本人の著作自体はそれほど多くない。その多くない著作の中で唯一と言ってよいシリーズものが本書を含む「興亡史」だ。
ドイツ文学者だからゲルマン民族に興味をもったのだろうけど、そこでヴァンダルをとりあげるというのがすでにかなりマニアックである。ヴァンダルというとヨーロッパでは野蛮の代名詞になっているくらいで、そんなに人気があるとは思えない。ヴァンダル族が最終的に国を立てたのは海のむこうのアフリカだし。もっとも当時は北アフリカも「地中海世界」ということでそれほど辺境という感覚はなかっただろうが。
アフリカのヴァンダル王国100年の歴史のうちほとんど半分をゲイゼリック1代で占めている。当然ゲイゼリックの記述が非常に多い。この難しい時代にあって、半世紀もの間一族をまとめることができたのはそれだけで傑物といっていいだろう。

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「オオカミさんと"傘"地蔵さんの恋」

少し感想書きをためてしまった。
前にも書いたと思うけど、この作者の本は癖が非常に強く、しかも三十一好み。読んで楽しめる人はとても楽しいだろうけど、受け付けない人は受け付けないだろうなあ。どうも三十一のお気に入りはそういう微妙な線上にいる人が多いようだ。つまり三十一自身もそれだけ微妙ということか。
万人にお勧めはしないけれど、一度試してみてもらいたい。そしてもし気にいったなら、三十一と気が合うかもしれない。

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2007年4月 9日 (月)

学研のガンダムムック

学研が歴史群像のたぐいのムックを出しているのはよく知られているけど、同じ体裁でガンダムの「一年戦争」を、しかも上下巻で出したのはちょっと面白い。しかも三十一はそれを買ってしまった。
内容はファンタジーだと思って読んでいればいいんだけど、それでもちょっと頭をかしげる記述をみつけてしまった。

おかしいと思ったのは二個所、どちらも下巻だが。
ひとつ目は46ページのソーラーシステムの記述。「熱力学第2法則から、焦点であっても太陽の表面温度の6000度以上にはならない」 これ本当?
問題なのは熱量であって、温度じゃないと思うんだけど。接触している物体間における熱の移動なら温度差が問題になるけど、いったん電磁波エネルギーに変換されて伝播されてるから、もとの温度がいくつでも関係ないと思うなあ。

そしてふたつ目は132ページの「ツィオルコフスキーの法則」の説明。「宇宙船の速度は同じ重さの燃料なら燃焼温度が高いほど高速を出すことができ、同じ燃焼温度ならより多くの燃料を消費したほうが高速であるということだ」

↓このへんでも説明されてるけど、燃焼温度じゃなくて燃焼ガスの速度でしょう。全然意味が違っちゃいますぜ。


この筆者は何か「温度」にこだわりでもあるのかなあ。"Text : Jyoji HAYASHI" とあるんだけど、まさか林譲治?

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偕楽園に行ってみました

常磐線の中距離電車にグリーン車が連結されることになったので、試乗がてらちょっと遠出してみました。水戸までちょっと昼飯食いに。

偕楽園を1時間くらい歩いてみたけど、あまり面白くなかったなあ。見晴らし広場はちょっとよかったけれど、全体としては兼六園のほうがよくできてると思った。
有名な梅林の花はもちろん散ってしまっていて、それは想定の範囲内ではあったのだが、仮に花が咲いていたと想像したとしても、この一面の梅林は芸がないと思えてしまう。

帰りはちょうど電車が合わなかったので651系使用のフレッシュひたちで帰還。行きに比べて時間半分はやっぱり特急の威力だなあ。

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投票に行きたかった

若いときにはほとんど投票なんてものにはそっぽを向いていたんだが、最近はできるだけ行くようにしている。行かないと後で文句を言えないと思ったからだ。
今日の県議会議員選挙の投票にも行くつもりだったんだが、数日前の出勤途中に選挙ポスター掲示所に何やら選挙ポスターとは異質の掲示がされていたので読んでみると、

××選挙区の立候補者は定数を超えなかったので無投票になりました

せっかくその気になったのに・・・てえことは、無投票にしないためには自分が立候補しないといけないってことかなあ。

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2007年4月 7日 (土)

サザエさんごっこ

秋葉原まで出かけようと思って自宅を出て駅まで歩いたところで定期を忘れたことに気づき、今さら家まで戻るのも面倒だったので切符を買おうと自販機の前に行ったところで今度は財布を忘れたことに気づく。

おれ最近おかしい?

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「華族たちの近代」

えーと、どうも三十一は華族という存在にそれなりの興味があるらしく、その手の本を見つけるとたいてい買って読んでいるんだが、その手の本の著者は実はたいてい同じ人だったりする。
書くほうも読むほうも少数派だってことですなあ。

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「フルメタル・パニック! つどうメイク・マイ・デイ」

前巻からずいぶん間があいちゃったなあ。
ここまでがすっかり鬱展開だったのであまり覚えていたくなかったというのもあるけど、正直かなり前の話を忘れてる。
話が中だるみになったら新型メカが登場するというのは常套手段ではあるんだけど、おもちゃメーカーがスポンサーについてるわけじゃないのになあ。

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2007年4月 4日 (水)

「日本の歴史26・よみがえる日本」

この本はさすがに一日では読み終わらない。

というか、「頭が痛いのでしばらく読むのをやめていた本」というのがこれであった。後半3分の1くらいは著者のご高説が述べられており軽ーく読み流してしまったので、思ったよりも簡単に読み終えることができたようだ。
日本人には本当の民主主義は定着していない、というのは初版当時の著者の意見だが、それから40年たっても大して進歩していないように思うなあ。当時の問題点はいまだに健在のような気がする。

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「彩雲国物語 青嵐にゆれる月草」

「マリみて」と「ハルヒ」の2冊で終わらなかった。

「彩雲国物語」まで新刊が出やがった。もちろん買ってさくさく読む。
秀麗があいかわらず苦労してる。それだけならいつものことなんだけど、脇役(ただしかなり重要な)のひとりがこういう展開になるとは思っていなかった。
最初からそうするつもりだったのかなー。だとしたらすごいけど。

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「涼宮ハルヒの分裂」

こちらは31日に読み終えた。

さて、新巻を何ヶ月待たされたかなあ。前巻で登場したキャラクターを正直忘れてた。
「分裂」というタイトルだが、ハルヒは別に分裂してないぞ。ストーリーはちょっと分裂しているみたいだけど。こちらも謎解きは次の巻までお預け。今度は6月に出るらしい。

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「マリア様がみてる あなたを探しに」

結局この本を最初に読んでしまいました。

30日に入手して30日に読了。3ヶ月待たされて1時間ですか。そう考えるとちょっと虚しい。

さて肝心の内容だが、結局おさまるところにおさまったとしか言いようがないなあ。瞳子の秘密もいよいよ明らかになって、その秘密も含めて瞳子を妹として受け入れる覚悟をかためた祐巳。祥子の卒業も間近だが、新しい姉妹がいよいよ次巻で誕生の運びになろう。
そう、まだ次の巻までお預けなのであった。ひっぱるなあー。

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2007年4月 1日 (日)

神舟 on ラテン・ソユーズ

ちょうど一ヶ月前にフランスが南米からソユーズを打ち上げる という記事を紹介したばかりなのだが、その後さらに意外な展開をたどりそうな雰囲気になってきた。
フランスがその威信にかけて独自の有人飛行を始めるのではないかという推測は以前からあったが、これまでもっとも多くの有人カプセルを打ち上げてきた実績を持つソユーズロケットを手中にしたフランスは本格的にソユーズロケットを使っての有人飛行に乗り出すことになりそうだ。常識的に考えれば、ソユーズロケットに既存のソユーズカプセルを搭載し、フランス人飛行士を乗せて仏領ギニアの基地から打ち上げ、となりそうなものだが、あにはからんや、フランスがカプセルとして採用を考えているのは中国の神舟らしい。
ソ連製のソユーズロケットに中国製の神舟カプセルを搭載し、フランスの打ち上げ基地から有人飛行を行う、という冷戦時代ならSFのネタにもならなかった組み合わせが実現しようとしている。考えてみれば、先が見えているシャトルの採用は論外としても、実用に達した有人カプセルのうち最新型はこの神舟だ。ソユーズの基本設計は40年前のものだし、アメリカはアポロ以来カプセル式宇宙船は開発していない。現時点で考えられる最高の組み合わせと言えないこともない。

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