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2007年4月29日 (日)

「戦争の日本史4・平将門の乱」

将門の乱という事件は、日本史上でのひとつのエポックといえるだろう。この本を読んで一番強く感じたことだ。
律令国家の完成と鎌倉幕府成立の中間点を象徴する事件と評価すべきである。言い換えるなら、中央貴族が中心の国家から在地武士が中心の国家へ転換する過程で起きたことだ。
国家統治の一極集中が進むにつれ、下級貴族と地方の地位低下も進んだ。この格差が自立を推進して中央と地方での武士の発展を準備したのだろう。

将門の乱は、この武士階級が成立していることを証明していると言えるのか、あるいはこの乱を契機にこれまでの地方貴族階級とは本質的に異なる武士階級への脱皮が始まったのか。この著者は後者だと見ている。たしかにいわゆる「武士」らしき活動が目立ってくるのはこの乱以降である。

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