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2007年5月28日 (月)

「漢字の起源」

白川静氏の著作に比べるとだいぶ読みやすい。

誉めてるのかな。
まあ誉めてると思ってください。その一方で別に白川静氏を貶しているわけでもないですから。

現在われわれが普通に使っている漢字が、本来の意味はまったく意外なものであるケースが少なくない。実はよく使う漢字というのは、誤解の余地のない象形文字ならともかく、多くは他の意味の漢字から借りてきた(仮借)用法に基づいているのであろう。

けっこう面白かった。

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「完全分析独ソ戦史」

たとえば中学生くらいの戦史に興味を持ち始めたころに読んだり、あるいはウォーゲーム初心者がゲームの背景を知るために読んだりするには最適な本だと思う。

独ソ戦全体がバランスよく記述されているし、分量も適当。日本人の著作だけあって文体も読みやすい。
でもフジ出版の一連のシリーズを読んだあとだと、あまり新しい内容はない。新味といえば、冷戦終結後のロシアから流出した資料を使って、これまで仮説止まりだったものを定説にしてくれたくらいかなあ。

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2007年5月18日 (金)

「カラヤンとフルトヴェングラー」

どうして本の題名が「カラヤンとフルトヴェングラーとチェリビダッケ」じゃないんだろうなどと思ったりもしたけど、まあしょうがないか。著者がいうように「クラシック愛好家でもよほどのマニアでないと知らない」とは思わないが、それでも前二者に比べると遙かに無名であることは確かだ。

カラヤンとナチ、フルトヴェングラーとナチ、カラヤンとフルトヴェングラーというのは戦後ドイツ音楽界で最大のテーマであるから、この種の本はいくつも出ている。入手しやすい新書で、しかも日本人の筆で出たという点に意義があるだろうが、さして新味はない。よくまとまってはいるけれど。

フルトヴェングラーが死んだあとのベルリンフィル首席の候補としてベーム、ヨッフム、ミュンヒンガーなどが取りざたされていたというのは面白い。今から振り返ってみればカラヤンが後任におさまったのは当然のように思えるかもしれないが、当時はそれほど当然のことではなかったといういことだな。

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2007年5月17日 (木)

「学校の階段5」

話はわりとおもしろかった。
だけど、Amazonの書評にもあったけど階段レースをする必然性がない。この巻でいろいろと散りばめられた伏線が今後どう明らかになるかで、結局このシリーズの評価が決まりかねない。

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「ご愁傷さま二ノ宮くん7」

そろそろ中だるみ?

ラブコメで押し切っておけばいいものを、変に設定を生かそうとするから鬱展開になるんじゃないでしょうか。
実際、この巻ではほとんどヒロインが活躍してないし。ヒロインが活躍しないと、ほとんどこの本を読んでる意味がないんですが。

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「奥様はネットワーカ」

お久しぶりです、森教授。

そこそこ面白かったけど、途中に散りばめられている心理描写みたいなのはすっ飛ばしてしまいました。
山形駅ビルの書店で買って、そのまま帰りの新幹線の中で読み終えました。

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2007年5月14日 (月)

「戦争の日本史7・蒙古襲来」

前にもどこかで書いたけど、蒙古襲来という事件は単にモンゴルが攻めてきたというのにとどまらず、武家政治の変容をもたらさずにはいられなかった。
地頭・守護といった武士の経済基盤のあり方にまで影響をもたらした。その一方で幕府はこれまでもっぱら御家人に依拠して日本を統治してきた。しかし御家人とその家来はもちろん日本国民と同値ではない。御家人の所領の農民を含めてもまだほかに幕府の権威に服さないものが少なくない数存在した。それらは幕府の支配の外にあったのである。

しかし蒙古襲来という非常時にあたって、これらの非御家人戦力も幕府のもとに召集された。こうして幕府の権限は日本の津々浦々まで行き渡ったが、その一方でこれまで考慮の必要がなかった矛盾にまで責任を負わされることになってしまった。

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2007年5月13日 (日)

「とらドラ・スピンオフ!」

タイトルの末尾にビックリマークをつけるのは最近の流行なのかな。

バカップルが暴走する話。ストーリーと言ってもそれくらいしかないけど、でも言葉の言い回しとスピード感が絶妙である。
つまり三十一の好きなタイプということだ。

本編が早く出てほしいっす。

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「れでぃ×ばと3!」

個人的にはわりと好きな話ではあるんだけど。特に朋美の腹黒っぷりとかセルニアの空回りっぷりとか。

しかしこの3巻ではキャラ増やしすぎだろう。そんなに話を発散させてどうするのか。個人的には四季鏡も(少なくとも今のところは)不要だとすら思っているのに。

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いまのうちに400系に乗っておこう

今回の旅行の基本コンセプトは↑これ。

起きて朝食をとり、駅で仙台→山形→米沢→福島→東京というルートで乗車券を購入。
719系電車で仙山線を山形に向かう。まだ時間があるので、気が向いたら山寺と途中下車して久しぶりの登山をするつもりだったけれど、分水嶺を超えて山形県に入ったら雨が降っていた。山寺駅でもまだやんでいなかったので、そのまま山形まで乗り通すことにする。ただし、山寺駅で交換のため5分ほど停車していた時間を利用してホームから山寺の写真をとった。遠景だからよくわからないかもしれないけど。

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山形についたのは10時すぎ。駅に到着する直前の、線路のすぐ横に城跡の堀が見えたので山形城でも尋ねてみようと地図を見て歩き始める。しかし堀と石垣の跡はともかく、城の内部は体育館と野球場になっていて見る影もない。本丸部分は再現工事が行われているようだが、まさに工事の真っ最中だし。雨もふっていたし、早々に駅にもどって食事と土産の確保をすませて12時すぎのつばさで帰京。

山形には2時間くらいしかいなかったわけだけど、そもそもの目的が400系と板谷峠と仙山線だから大した問題ではない。板谷峠もなかなか面白かったが、400系じゃなくて719系あたりで各駅を訪ねたほうがもっと面白かったかもしれない。

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2007年5月12日 (土)

仙台訪問中

ゴールデンウィークにできなかった泊まりがけの小旅行の代わりに、この週末にちょっとした旅をしようと思って、いま仙台に来ている。
本当は午前中のうちから出るつもりだったのだが、昨日が飲み会だったということもあって結局家を出たのは夕方に近く、東京発6時過ぎの新幹線で仙台に着き、さっきビジネスホテルに落ち着いたところ。自動券売機で適当に指定席を買ったらあとから何本も "はやて" に追い抜かれて後悔したときにはもう遅かったりしたけれど、東京から仙台なんて3時間もかからないからそれほどの違いではないだろう。
これまで何度もこういう旅行をしてきて学習したのは、ビジネスホテルならほとんど荷物は必要ないということ。特に一泊なら下着以外の着替えは必要ないし、タオルも歯ブラシも洗面所においてある。結局下着一組とPC一式だけ抱えて到着。
明日の予定はいちおう決めてあるけど、実際にどうなるかわからないのでまた後で。

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2007年5月 8日 (火)

ドラフトが終わった

体調を崩している間に、オフシーズン最大のイベントであるドラフトが終わった。

日本のプロ野球のドラフトを基準に考えると理解しづらいと思うが、NFLのドラフトは2日かけて行なう一大イベントである。

わがデンバーの指名選手については別途吟味するとして、そろそろ2007年シーズンの各チームの顔ぶれも固まり、シーズン開始が見えてきた。はやく9月にならないかなー。あと4ヶ月あるのか・・・

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「古代豪族」

最新刊の「歴史群像」に書評が出ているけど、評者は本当にこの本を読んだのかなあと思ってしまった。豪族の「変遷史」が理解できる構成になってるか?
言っておくが、三十一はこの本を貶しているわけではない。それどころか、書店で見かけたときに「この本はきっと楽しく読めるに違いない」と確信したし、読み終えてみてその確信は正しかったと言える。体調不良を挟んだので、読むのに時間がかかったけどね。

三十一がもっとも評価するのは、律令以前の国造層と、律令以降の郡司層を中心に記述されていることである。実はこのふたつはかなり相通じる部分がある。要するに地方を実質的に掌握していたのがこの階層ということになる。中央にばかり目を向けていると見落としがちだが、実際には当時の日本はこれらの階層が動かしていたといっていいだろう。
律令ができて国司には中央から中級貴族が派遣されるようになった。いわゆる受領である。しかし役所としての国司の実務は地方出身の在庁官人層がつとめ、また郡司は地方の名望家が選任された。要するに国造/郡司層である。こうして地方では中央派遣の受領と、現地出身の在庁の対立相克が生じた。在庁の抵抗に対抗するため、受領の権限はどんどん大きくなった。それは受領の出身層たる中央貴族の利害とも一致したから、受領と在庁の格差はますます大きくなっていく。
次代の主役たる武士階級は、地方に下向した中央貴族の分家層(源平も皇室の分家)、国造郡司層の末裔、あるいは地方荘園の管理を委された中央貴族の家人層などを母体として生まれたのかもしれない。この本が「平将門の乱」で終わっているのは象徴的である。

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ウォルター・シラー死去

マーキュリー、ジェミニ、アポロといった3種類の宇宙船で飛行を行なった唯一の宇宙飛行士であるウォルター"ウォーリー"シラーが84才で亡くなった。
Walter M. Schirra (Captain, USN, Ret.) Biographical Data

「ライトスタッフ」でお馴染み「オリジナルセブン」もこれで5人が鬼籍に入り、存命中なのはグレンとカーペンターだけ。影の薄いカーペンターはともかく、グレンがまだ生きてるのが奇跡的だなあ。チトフはまだ生きてるのかな?

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2007年5月 5日 (土)

誰も寝てはならぬ

先日、会社でPHSが何台か支給された。ポケベルのかわりということらしいが、台数が足りないので三十一までは回ってこなかった。というか、率先して遠慮したのだが。三十一はポケベルでいいです。

んで、新しいおもちゃを入手したら当然遊ぶ、というわけでもらった同僚がいろいろいじくっていた。まず気にするのは着メロということで、はじめから入力されている着メロを見ていたらしい。

「なんだこれ、『誰も寝てはならぬ』だって」

聞いた三十一は「ああ、流行りものだ」と思ったのだが、言った当人はピンと来なかったらしい。しょうがないから教えてやる。

「それは荒川静香がスケートで使った曲だよ。『トゥーランドット』で一番有名なアリア。試しにかけてみな、絶対聞いたことあるはずだから」

一年以上経ってるから、もう廃りかけているのかもしれないけど、荒川静香→トゥーランドット→Nessun Dorma→誰も寝てはならぬ、という連鎖は未だに効力を保っているようだ。三十一的には最初の項目は不要だけど、一般大衆に説明するには便利である。

わかんない人は YouTube で実際に聞いてみよう。ただし最初の1分は我慢するか飛ばすこと。

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「"文学少女"と穢名の天使」

"文学少女"シリーズ第4作。このシリーズは惰性で読んでいるわけではない。実際、評判はかなりいいらしい。
ただ、思い切り痛い話なので無条件のハッピーエンドを求める人にはむかない。痛い結末の中にかすかな希望の光を見いだしてわずかに救われた気分になれるような人でないと読んでいて辛いだろう。毎回人死にが出てるし。要するにミステリーなのかな。

だんだん遠子先輩が読めなくなってきた。はじめは脳天気な夢見るお気楽少女だと思っていたのに、最近の印象ではなんだか底知れない性格に思えてきた。

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2007年5月 1日 (火)

銚電に乗ってきました

銀河にふられた代わりに、日帰りで銚子電鉄に乗ってきた。

昼前の特急で東京を出、2時間ほどで銚子に到着。銚子電鉄のホームはJRのホームの前方。かつては改札があったみたいだけれど、今は誰もみていないようだ。
三十一は知らなかったのだが、桃太郎電鉄とタイアップしたラッピング車両が待っていた。このせいかどうか知らないが車内はむちゃくちゃ混んでいた。一日乗車券弧廻手形(こまわりてがた)620円ナリを車内で購入したが、それにしてもこの車両の手入れの悪さはどうだろう。手入れが悪いというと聞こえが悪いが、要するに修繕費用がないのだろう。
電車は三十一が乗り込むとすぐ動き出したが、やたらに揺れる。もともとバネがよくないのだろうが、それより気になったのがホームや車上から見下ろした線路のバラストの薄さだ。これでは軌道の水準が保てているのかどうかも疑問である。

おそらく定時以上の時間をかけて終着駅の外川(とかわ)に到着した。面白い駅だなあここ。
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写真だけだとよくわからないと思うけど、すぐ横が住宅地で駅前広場らしきものはほとんどないんだよなあ。
駅のまわりには何も見るべきものがない。しばらく坂道をだらだらと降りて海岸に出、ちょっと歩いたが結局海岸で少し横になって時間を潰した。30分ほど休んで銚子駅でもらってきた地図を見ると、来た道とは異なる道で駅に戻れるようだ。その道を使って駅まで戻り、時刻表を見るとちょうど電車が出る時間だ。ところが駅には電車がいない。もう出てしまったとも思えないし、遅れているのだろう。案の定、やがて電車が到着したが運転士が窓から顔を出してホームの乗客に下がってくれと叫んでいる。あまり見ない光景だなあ。

駅間が短いので隣の駅まで歩いてもよかったのだが、あんなに混んでいては始発駅からでないととても座れなさそうだったから始発駅から折り返す。電車に乗り込むときに気づいたのだが、ホーム自体もずいぶん長いこと手が入っていなさそうだ。途中で降りる気にもなれなかったのでそのまま銚子まで戻ってきて、駅前でちょっと空腹を癒した上でまた特急で東京に帰る。行きはE257系だったが、帰りは255系であった。

さて銚子電鉄だが、三十一が見たところ関東運輸局から改善命令が出るのも無理はないと思わせた。これを改善するのは簡単じゃないだろうなあ。もちろん金もかかるだろう。桃太郎電鉄とのタイアップくらいでは焼け石に水だろう。
行きに乗った車両は桃太郎電鉄ラッピング車両で、車内広告はほとんど桃電一色だった。帰りにはラッピングされていない一般車両に乗ってみた。車内を見回してみて気づいたのは広告の少なさである。広告主になるような企業が少ないのだろうか。銚子の企業そのものに広告を出す余力がないのか、あるいは銚子電鉄に広告を出すことに効果を認めないのか。広告収入もままならないくらい、地域に活力がなくなっているのかなあ。
正直「長くないな」と思ってしまった。

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銀河にふられた

この三連休にひとつの計画を実行に移そうと考えていた。
本州でまだ足を踏み入れていない3つの県のうち2つを訪れてみようというのである。
東京を銀河で発ち、次の日の朝に大阪から城崎に出て建て替え間近の余部鉄橋を訪れ、あとは鳥取から米子、境線や一畑電車、出雲大社を訪れてサンライズ出雲で帰京するという山陰ツアーがそれだ。金曜の夜行で出れば月曜の朝には帰ってこられる。
金曜の仕事を早めに切り上げていったん帰宅し、旅支度をととのえてから東京駅で銀河の寝台券をとろうとしたら、売り切れ。もう10時過ぎだから今更代替策も思いつかない。思いつかないこともないけど、もう「ムーンライトながら」なんて歳でもないしなあ。

というわけでしきり直し。まさか銀河が満席なんて考えてもいなかった。いくら連休の前日でも。
考えようによっては喜ばしいことである。

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