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2007年6月30日 (土)

六~七日目・帰京ちょっと寄り道

釧路から札幌に向かう。よく考えたらわざわざ釧路に宿をとる必然性はなかったような気もするが、予約してしまったものは仕方ない。キャンセルしてもキャンセル料がもったいないし。スパカツを食いに来たと思えばよかろう。
出るときに結構時間がぎりぎりで焦っていたせいか、鍵を室内に置いたまま出てきてしまった。あとチェックアウトするだけなのでフロントに一声かけておく。カード式なのにいちいち返せってのもどうかなあ。

釧路からは始発のスーパーおおぞらに乗り込む。始発駅だから特に指定席も必要ないだろう。実はこれがフリーパスを使って乗る最後の特急なのだ。6回まで指定がとれるのに、2回しか使わなかった。まあ使い方次第だけど、6回は充分な数だろう。
釧路駅は相変わらずの地平駅だが、少し帯広寄りで高架工事らしきものをしていた。ここを高架にしても踏切の解消くらいしかできないと思うんだけどなあ。むこうは海だし。
自由席をいいことに海側の窓際を確保したんだが、昨日に引き続き天気がよくない。尺別~音別あたりの一番海に近いところでも、波打ち際はわかるが、水平線はかすんでわからない。
白糠に着いたところでアナウンスが入る。車両点検のためしばらく停車するとか。おやおや。乗り継ぐ予定の列車まで、多少の余裕はあるがありあまっているというほとではない。1時間単位で遅れたりすると困るなあ、と思っていると、今度は何も言わずに発車してしまった。1分くらいしか停まっていなかったんじゃないかなあ。とか言いつつも、その後まもなく入ったアナウンスによれば6分遅れなんだそうな。ってえことは、これまで所定より遅く走ってたってことかなあ。
帯広を経て狩勝峠を越え、石狩国に入ってくる。石勝線は相変わらず山中を走るが、ところどころに線路と並行して高架橋のようなものをせっせとこしらえているのが見える。これは石勝線の線形改良工事、などではなく、札幌方面から十勝に抜ける道東自動車道の工事なのだろう。いまいましい。

さて、石勝線のヤマの中であれこれと考える。JR北海道は、現在「オホーツク」、「サロベツ」、「とかち」の一部、「北斗」の一部に使っているキハ183系を、現在「宗谷」に使われているキハ261系の増備で置き換えるつもりなんだそうだ。純粋な振り子式であるキハ283系の増備はもうない、ってことなんだろうなあ。
まあ、オホーツクとサロベツをキハ261系にするのはいい。ちょっと悩ましいのは、現在キハ283系が投入されている「とかち」6往復のうち2往復と、まだキハ183系を使っている「北斗」11往復のうち4往復をどうするか、ということ。三十一としては、「とかち」をキハ261系にそろえて、ひねり出したキハ283系を「北斗」に充当してキハ281・283系に統一してほしいところだが、2往復対4往復で数が合わない。所要時間もそれほど変わらないので、「とかち」からでは「北斗」の置き換え分は出てこない。かと言って「北斗」の一部にキハ261系を投入するのもどうかなあ。キハ283系を増備すればすむ話ではあるけれど、そんなことはしそうもないなあ、貧乏なJR北海道としては。
実はもうひとつ、夜行特急「まりも」と臨時夜行特急「利尻」に使われているキハ183系はどうするんだ、という問題もあるのだけど。

結局、列車は8分遅れで札幌に到着。面倒なのでまた荷物をコインロッカーに放り込み、腹ごしらえと土産の物色とそれから大通り公園へちょっと写真をとりに。大通り公園に行くときは歩いていったんだが、帰りは面倒になって1駅を地下鉄に乗る。

13時半ごろ、札幌の改札をくぐって帰京のために乗る列車を待ちかまえる。おお、入ってきたぞトワイライトエクスプレス。なんで札幌から東京に戻るのにトワイライトエクスプレスに乗るのか、それはもう「テツ」だからとしか言いようがない。北海道にわたって二日目、たまたま札幌でトワイライトエクスプレスを目撃して、しげしげと眺めているうちに思いついたのだ「これで帰ってもいいなあ」
大阪に昼過ぎに着いたとしても、新幹線を使えば午後のうちに自宅まで戻ってこられる。首尾良く切符がとれたらそうしよう、と思ったのだが、幸か不幸かきっぷはとれてしまい、こうして乗り込むハメになる。

とった切符はB寝台個室シングルツインというやつ。一人用の個室なんだが、補助ベッドがついていて二人でも泊まれる。えーと、これ補助ベッドというよりかなりちゃんとしたベッドなんですけど。このソファ兼用のベッドよりよっぽど寝心地いいんじゃないかなあ。窓がないけどね。

14時5分に動き出した列車は、千歳線室蘭本線函館本線を経由してまずは五稜郭へ向かう。この個室は北海道を走っている間は海側だけど、本州にわたったら山側になってしまう。まあいいか。実際、北陸本線や信越本線からは海が見えるところはけっこう限られている。親不知あたり、それから滑川あたりの富山湾、そして柏崎~直江津間の信越本線くらい。海がよく見えるのは本当は羽越本線のはずだけど、真夜中になってしまう。三十一はこれまで羽越本線に乗ったことがないので初乗車なのだが、夜中なのはちょっと残念。

そういえば、このトワイライトエクスプレスの上り列車は、森~大沼間で砂原線と呼ばれる函館本線の迂回線を経由する。この区間も実は未乗。機会を付くって制覇しなくてはと思っていたのだが、今回は諦めかけていた。期せずして制覇することができた。同じ意味で、二日目の函館から札幌に向かう北斗が七飯~大沼間で藤城線と呼ばれる迂回線を経由していたので、厳密な意味では今回で函館本線を完全制覇することになる。
五稜郭を出たあたりで、札幌で入手していた弁当を食する。食堂車の6千円もするような懐石弁当や、1万2千円もするようなフルコースは食っていられない。「北斗星」と違って予約時間帯以降のパブタイムでは食事メニューはそろっていないらしい。発車後に弁当の注文を聞いてまわっていたから、頼めないこともなかったようだけど、いくらするのかな。ただし、朝食の予約だけはしておくことにする。

そうそう、大事なことを忘れていた。この個室に入って室内を見わたし、まず目についたのは壁に作りつけられたコンセントであった。さっそくPCをつなぐ。おお、電気きてるぞ。これで時間つぶしは万全。札幌駅で買っておいた文庫本の出番はないかな。

青函トンネルも今更どうという感慨もわかない。なにしろ7回目だ。青森信号場で機関車がED79からEF81に代わっているようだが、信号場なので降りるわけにもいかず、衝撃で連結作業を推測するのみ。ちょうどパブタイムになったので、食堂車に行ってみる。少しでも食堂車に金を落とさないといずれ食堂車そのものがなくなりかねないからね。しかしビール一杯とチーズ盛り合わせで1600円は高いなあ。おまけに三十一がのんびり飲んでいたら、他の客はいなくなってしまった。大丈夫か、これ。

部屋に戻ってベッドメークをし、寝る前に本など読んでいたら駅に停まったので外をのぞいてみたら秋田であった。秋田の町は初めてなのでちょっと感慨にふける。これから羽越本線に入るはずだが、ちょうどいいきっかけなので寝てしまう。

あまりよく眠れなかったが、それ自体はいつものことなのでベッドのせいではないだろう。目が覚めて外をのぞくと薄明るい。駅をふたつばかり通過したが、駅名は読み取れなかった。JR東日本の管内ではあるようだけど。てことは、信越本線のどこかかなあ。やがて少し大きな駅を通過したので見てみると柏崎だった。次あたりから海沿いになるので、隣のサロンカーに移動。誰もいないサロンカーから海岸の眺めを満喫する。去年の9月に金沢に行く途中ではあまりよく見えなかったのでリベンジだ。

笠島をすぎたあたりで自室に戻り、富山あたりで朝食に呼び出されて食堂車へ。食べ終わったころちょうど金沢着。ここから先は未知の領域だ。サロンカーへ移ってしばらく外を眺める。あ、BGMに流れてるのはシューベルトの未完成だなあ。そういや、個室の案内にもBGMをFMで流してるって書いてあったっけ。部屋に戻ったら見てみよう。
小松をすぎたところでちょうど未完成の演奏が終わったので、部屋に戻る。あと3時間くらい、時間があるようなないような半端な時間。PCに向かってせこせこと内職をして時間をつぶす。

きっぷは大阪まで買ってあったのだが、京都で降りることにする。早めに帰ることにしたのだ。能登地方の大雨の影響で北陸本線のダイヤが乱れていたらしく、京都駅着は8分遅れ。考えてみれば、京都駅を通過したことは何度もあるが、京都駅で降りたのは中学の修学旅行以来ではなかろうか。もちろんその当時と今の駅は似ても似つかぬものになっているはずだ。もうン十年前のことなど覚えていないけど。今の駅はこんな感じ。
P6290023



700系のぞみに乗って東京へ。京都から東京までは2時間半ほど。新幹線は偉大だ。

昨日から今日の旅程:
釧路(0739)→札幌(1131+8) 4002D
札幌(1405)→京都(1214+8) 8002レ
京都(1306)→東京(1526) 9306A

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