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2007年9月25日 (火)

「ネクラ少女は黒魔法で恋をする5」

完結したらしい。いやまあ、読み終わったんだから完結したということはわかっているのだが、ちょっと不完全燃焼気味かなあ。
ネクラで歪んでいて後ろ向きな少女が、友人のおかげで前向きに変化するという、まとめてしまえばごく一般的な内容であった。もっとも、小説なんてものはたいていテーマはありきたりのもので、それをいかに表現するかが勝負だから、それ自体は評価を下げるものではない。
ただ、三十一の感覚としてはこの主人公には幸福になってほしくなかった、というと語弊があるが、正直言って簡単に幸福になってほしくなかった。もうちょっともがき苦しんでほしかった。そのもがき苦しむ様こそがこのシリーズの特徴であったと思う。5巻も引っ張れば充分だという考え方もあるだろうけどね。つまりは、完結を惜しいという気持ちが三十一にそう思わせるのだ。これは褒め言葉のつもりなんですよ。

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