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2007年12月19日 (水)

あどみらるず

少し前に中国の党大会の記事を書いたけれど、そのときにいろいろと調べものをしていて結果として人民解放軍の元帥・大将・上将の全リストというのを手に入れた。現在では元帥と大将の階級はなくて、上将が最高階級なんだが。なんとなく(無意味な)満足感にひたっているうちに、変なことに気がついた。隣の国、中国の軍隊の最高階級軍人リストはこうして入手できた。自分の国、日本のかつての海軍の大将元帥のリストはとうに入手している。では、日本の現在の海上自衛隊の最高階級である海将のリストは? 実はこれがまったく心細い限りなのだ。現在進行形の、しかもすぐ隣に住んでいるかもしれない人間の個人情報というのはかえって入手しづらい。それでも、氏名と階級くらいは官報に公示されているので集められないわけはないはずだ。こうして自衛隊の(ついでなので三自ともに)将リスト作成プロジェクトが密かに開始された。いつ終わるか、果たして終わる日がくるのかもわからないけど。主要な情報源がWikiだという事実は忸怩たるものがあるがしょうがない。

統幕1(統幕長・統幕副長・統幕学校長のうち1つ)、海幕2(海幕長・海幕副長)、自衛艦隊4(自衛艦隊・護衛艦隊・航空集団・潜水艦隊の各司令官)、地方隊5(横須賀・呉・佐世保・舞鶴・大湊の各総監)、その他3(教育航空集団司令官・幹部学校長・補給本部長)、そして技研1(技研船舶担当技術開発官)で16というのが海自がもっている将ポストのベースである。これに最近では統幕運用部長と中央病院副院長に将があてられることがあるので、プラスアルファというところであろう。実はこの顔ぶれはほとんど変わっていない。潜水艦隊が新編されたり、教育航空集団の司令官職が将補ポストから将ポストになったりといった微調整はあるが、だいたい15前後という大枠はほぼ固定だ。自衛隊創設から50年余、大甘にみつもってひとつのポストに平均3年在職するとして、のべ250人。これまた甘くみてひとりの人間が3つの将ポストを歴任するとするとこれまで海自が輩出した海将は約80人という数字が得られる。実はこの数字は旧日本海軍が70年余りの歴史で輩出した海軍大将の数77人にほぼ匹敵する。実際には海将は「中将相当」なので単純に比較するのは間違っているのだけどね。しかし海上自衛隊の最高階級を極めた人の数が旧日本海軍のそれと匹敵するというのは興味深い。

と、ここまで書いて実際に数えてみたら少なくとも(だいぶ漏れてると思うので)230人以上の海将がいることがわかった。実は毎年3~4人くらいずつ昇任しているので、考えようによってはこのくらいの数字のほうが妥当かもしれない。やっぱり中将相当と考えるべきかなあ。米海軍の (full) Admiral だって200人ちょっとしかいないのに。気がむいたら日本海軍の中将を数えてみよう。予測としては300から400の間。ただし兵科のみ。

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