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2007年12月 4日 (火)

「兵士を追え」

この著者の「兵士」シリーズはわりと面白く読んでいる。この本も単行本で出ているのを知っていたので、文庫が出るのを待っていた。待望の文庫化を待って読み始めたというわけである。文庫を待たずに単行本で買おうとまでは思わないので、その程度の関心であるとも言えるのだが。

今回は海自中心というよりは海自のみ、しかも潜水艦つながりの潜水艦本体とP-3Cが取り上げられている。ちょっと前にこんな文章を書いたことがあるのだが、潜水艦という"乗り物"はわかりづらい。その職場環境がいったいどんな代物であるかというのは、大抵の人には想像できないだろう。三十一もせいぜい妄想するくらいしかできない。従って、そこで働く人々がどんな思いで過ごしているかはとても想像できないのである。いまは戦時でないからマシだというものの、危険と隣り合わせであることは間違いない。幸いなことにこれまで海自で潜水艦事故による殉職者は出たことがないが、乗員に支払われる危険手当は空自のパイロットに次ぐ比率だという。さもあらん。

このシリーズの一貫したテーマは、自衛隊員も実際にはひとりの普通の人間に過ぎないということだ。一見超人的な技能を発揮したり、あるいは一般人とかけ離れた思考をしているように見えても、それはあくまでバリエーションに過ぎない。異質なわけではない。

(12/7 追記)この本の中で、P3C搭乗員の「奇妙な」行動として、自家用車のカーナビを「北を上に固定」に設定する、というものがある。えーと、三十一はまさにそのように設定しているのですが。もちろん、三十一はP3Cを飛ばしたことも、その他の飛行機も飛ばしたことがない。これってそんなに奇妙ですか? 三十一の感覚としては、車の移動に合わせて「地図のほうがくるくる動く」ほうが見づらいと思うのだが。そもそも、需要があるからそんな設定が選択できるようになっているのだろうに。実際、三十一の知り合いでこのように設定する人間はむしろ多数派なのだがなあ。サンプルとして妥当かどうかわからんけど。

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