« ジュール・ヴェルヌの打ち上げ | トップページ | 明日の「きぼう」 »

2008年3月11日 (火)

渋滞する惑星

実はタイトルは矛盾している。2006年に擦った揉んだの末決まった惑星の定義のひとつに「その軌道上で卓越した質量をもつ」というのがあるので、渋滞は起こりようがない。
直接関係ないふたつのトピックを無理矢理結びつけたのだが、なんとなく共通点があるように思う。
ひとつは「ボトルネックがなくても車の密度が高くなると渋滞が発生する」という論文が発表されたという記事。執筆者のひとり菊池教授が自身の blog で触れているので、ここからたどっていくのが一番確実。

Traffic jam without bottleneck
 渋滞の論文が出ました(または相転移現象としての交通渋滞)
数と密度 (渋滞論文の話の続き)
さらに渋滞の続き

にちゃんねるでも取り上げられているのだが、このやりとりを見ているとにちゃんねるに何らかの建設的な方向性を求めるのは無理だという気がする。というのは、投稿者の多くは「負けない」ことだけを目的にしているように見えるからだ。正面から論破されると「ネタにマジレスすんな」と話をそらすやり方は端から見ていると見苦しいだけだなあ。
まあそんな人はにちゃんねるの外にもいるけれど。

もうひとつはこちら。

「第9惑星か?」のニュースに対するコメント    井田 茂

どうもマスコミはこれまでの古典的な惑星観をひきずってるように思える。数少ない、せいぜい一桁の惑星が太陽系を構成しているという考え方はとっくに時代遅れになっている。太陽系そのものは、これまでの惑星たちが占めていた領域よりもはるかに外縁にまで広がっていて、そこには多様な外惑星天体が飛び交っている。「第9惑星」などとセンセーショナルに取り上げられた天体も、そういった多数の天体のひとつにすぎない。

これらのニュースからわかることは、「常識的な感覚」というのは実はあてにならないということだ。科学者はそれを知っている。だからどうしても懐疑的になる。「疑わしきは信用しない」というのが科学的な態度だ。そもそも「常識」なんてものは人間の数だけあるもんだし。

 

|

« ジュール・ヴェルヌの打ち上げ | トップページ | 明日の「きぼう」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/196234/40459068

この記事へのトラックバック一覧です: 渋滞する惑星:

« ジュール・ヴェルヌの打ち上げ | トップページ | 明日の「きぼう」 »