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2008年6月30日 (月)

第5護衛隊群

"第5護衛隊群"というキーワードでこのブログにたどりついたあなたへ。

創設以来50余年、海上自衛隊に「第5護衛隊群」なる組織が存在したことは一瞬たりともありません。

多分構想もなかったと思うぞ。

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トップをねらえ

ニュースサイトに限らず報道機関がその日その日にどのニュースをトップで扱うか、それぞれの立場や考え方や得意としている分野によって変わってくるのは当然のことだ。

しかしこれはさすがに意表をつかれた。まさかこれを今日のトップに持ってくるとは。

100 years since Tunguska (spaceflightnow.com)

三十一と同年代の、昭和40年代に少年時代を過ごしたオトコノコは、一度くらいはこの「謎の落下物」の話を聞いたことがあるだろう。当時、現場のツングースカは鉄のカーテンの向こう側であるソ連領ということもあって詳しいことは何もわからず、だからかえって様々な憶測や妄想を産んだ。今となっては噴飯ものだが、そのころの少年向け雑誌や書籍の論調の主流は「UFOの墜落」というものだった。時代を感じるねえ。

この記事によると、このような天体の落下は300年に一度くらいは起きても不思議ではないとされている。ツングースカの事件からちょうど100年だから、あと200年は大丈夫と考えるのは確率というものを理解していない者の浅はかさだ。そういうおっちょこちょいはちゃんとこの記事を最後まで読みたまえ。

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2008年6月29日 (日)

兵隊さんご苦労さま

タイトルに深い意味は・・・もういいですかそうですか。

岩手・宮城内陸地震への災害派遣はもう撤退したかのように報道されているが、実際にはまだ継続している。初動が一段落してそれまでとは異なる形での派遣が行なわれている。

やはりソースは防衛省のサイトになるのだが、これまでの派遣部隊は前の記事を参照してもらうとして、その後追加派遣された部隊は以下の通り。

陸自
・第1施設大隊(朝霞)
・第12施設中隊(新町)
・施設学校(勝田)

明らかに施設部隊に重点が移っている。人手よりも技能が要求される段階に移っている証左であろう。
ところでこの防衛省の発表内容にはいろいろと瑕疵があって、派遣部隊一覧に出てこない部隊名が個々の活動実績に散見される。例えば以下のような部隊だ。

・第6特科連隊(郡山)

このほか、「東方施設支援隊」というのが登場して、普通に考えると「東部方面施設支援隊」のことだと思うのだが、実はこういう部隊は存在しないはずだ。「東部方面後方支援隊」の「第102施設直接支援中隊」かなあ。

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家計のやりくりは重要な仕事

米陸軍、空軍には Material Command と言う機構がある。海軍にもあったはずだがもう少し小さい組織に細分化されたようだ。日本語では「資材本部」などと訳されているケースが多いようだが、三十一には横文字もしくは片仮名で「マテリアルコマンド」と呼ぶほうがなじみがある。

自衛隊で言えば陸自の補給統制本部、海空自の補給本部に相当する。これらの組織の長はいずれも将がつとめているように、目立たないが重要な組織だ。米軍では統合軍と同じく大将が任命されるのが通例だ。
このたび、米陸軍のマテリアルコマンドの指揮官(Commander of Army Material Command) が交代した。現在、補給担当陸軍参謀次長(Army deputy chief of staff for logistics) の任にあるダンウッディー中将が大将に昇進の上就任することがゲイツ国防長官から発表された。実際には、この手の高級将校の昇進と任命は議会上院の承認が必要なので、まだ承認待ちの状態なのだが、よほどのことがないかぎり否決されるとは考えられない。

前置きが長くなったが、このダンウッディー中将 (Army Lieutenant General Ann E. Dunwoody) は、米軍で、そしておそらく世界でも初めて大将に昇進する女性なのである。

President Nominates Woman Army General for Fourth Star (News: DefenseLink)

ちなみに自衛隊では幹部と一般隊員のいずれでも女性自衛官が任務につくようになって久しいが、三十一が知るかぎり現在の将官(将および将補)に女性はひとりもいない。女性の将補というのも何例かあるのだがたいていは退職時の特別昇任で、実際に将官として任務についていた例はあるのだろうか。

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2008年6月26日 (木)

「世界の歴史6/隋唐帝国と古代朝鮮」

中央公論版の「世界の歴史」には旧版と新版があって、旧版はもう40年くらい前に出ている。文庫で全部揃えて読んだけどね。こちらは約10年ほど前に出た新版で、待望の文庫化というわけだ。

前半の中国に関する部分と、後半の朝鮮に関する部分はそれぞれ異なる筆者が記述している。三十一は素直であるから順番通りに前半から読み進めたのだが、はじめのうちはどうにも読みづらかった。そこを我慢して読み進めているうちに文体に慣れてきたのかだんだんテンポよく読めるようになったのだが、章が変わって筆者が変わったとたん、また進まなくなってしまった。よくあることではあるのだが、これだけ分かりやすく現れるとそれはそれで興味深い現象ではある。

もっとも、読み進めにくかったのはたぶんそれだけが理由ではなくて、中国の部分も朝鮮の部分も日本との関係とか仏教の状況とか、そういった各論については多くページを割いているのに、全体を俯瞰した概論が貧弱だったからではないかと思う。極論すればエピソードの寄せ集めにすぎず、全体の流れとか大きな構造を把握できない。ばらばらな印象を持った。専門家である著者にとってはいわずもがなのことかもしれないが、一般読者向けに記述するならせめて復習の機会くらいは与えてほしかった。学術論文を書くのとは違うのだよ。

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2008年6月25日 (水)

中国のさざなみ

海上自衛隊の護衛艦さざなみ(DD-113)が中国広東省の湛江を訪問した。自衛隊艦艇が戦後初めて中国を訪問したということで、マスコミも多くとりあげている。

湛江は中国南部の海南島にむかってのびている雷州半島のつけねに所在する港で、中国海軍南海艦隊の主力基地だ。南沙諸島など南支那海に対する中国のプレゼンスの策源地ということになる。なんでこの地が自衛艦の初訪中に選ばれたのかなあ。距離でいうなら北海艦隊の基地がある山東省とか、東海艦隊の江蘇・浙江・上海地区のほうがよほど近い。ひとつ思いつくのは、戦時中に日本軍が占領していたかいなかったかの違いだ。日中戦争のはじめから最後まで占領下にあった華北華中と違い、華南地方は重要拠点を占拠していたにすぎない。反日感情が多少は弱いのかもしれない。

ところでこのニュースに関する記事をいろいろと読んでいるうちに妙なものを見つけてしまった。

Japanese warship makes historic China visit (CNN.com)

この写真だが、船体に描かれている艦番号、上半分しか見えていないが「126」に読めるよね。どう見ても「113」には見えない。前甲板上の主砲は明らかにOTOメララの76ミリ速射砲、その後ろにはアスロックの発射機。ゆるいフレア、比較的背の高いブリッジ、ラティスマストとその後ろの独特の丸みを帯びた煙突。誰が見たってはつゆき型だ。さざなみではありえないなあ。「126」というのが正しければ、はまゆきだろう。

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そこにわたしはいません

6月末は上半期の終わりでぼつぼつと異動の話が飛び交っている。あ、自衛隊の話じゃないですよ。三十一の周りの話ね。

異動となるとお定まりの送別会や歓迎会が開かれることになる。残念ながら三十一は送別の対象になっていないのだが、運良く送別の対象になれたと仮定して、送別会なるものを催してほしいかというとあまりそう思わない。実際自分が送別会に送別する側として参加したときに、送別される人を見てそれを自分に置き換えて考えてみるとそれだけでいたたまれない気分になる。花束贈呈、色紙贈呈、記念品贈呈、そして挨拶。ああ虫酸が走る。

以前にも三十一は「記念品贈呈はやめよう」と提案したことがあるのだが受け入れられなかった。せめて自分が送られるときにはこの手の贈呈は断固謝絶しようとかたくかたく決心し、現在に至っている。

同じことが死んだときにも言える。もちろん当分の間死ぬつもりはないが、秋葉原であのような事件がおきるとその可能性だけは考えておかねばなるまい。

ちょっと話がずれるようだが「千の風にのって」という無闇に有名な歌がありますな。あの出だし部分「わたしのお墓の前で泣かないでください/そこにわたしはいません」という個所を最初に聞いたときの三十一の感想はというと、

「へえ、この人はそれでも墓を建てる気はあるんだ」

というものだった。
「そこにわたしはいません」というんだったら、なんでわざわざ墓なんか建てるんだろう、無駄じゃないかと思ったのである。だから三十一にとってこの歌は「言行不一致の歌」でしかない。意外に定着してしまっているようで三十一にとっては予想外のことだった。

そんなわけで、三十一は自分の墓の心配をするなんて贅沢な悩みからは無縁だ。「はかない人生」大いに結構。葬儀も供花も読経も焼香も戒名もいっさい無用。さすがに法律で規定されている火葬はしないわけにいかないので、焼くだけは焼いてください。骨もそこらにうっちゃってもいいくらいだが、これも法律で禁じられているので海にでも流してくださいな。当人がまったく必要性を感じないものに手間暇かけるのは周囲の自己満足に過ぎない。他人の自己満足の材料にされるのはまっぴらごめんである。

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2008年6月24日 (火)

騙されたほうが悪いのか

先日とりあげた「ウォーターエネルギーシステム」について、kikulog で興味深いやりとりがされていた。

ウォーターエネルギーシステム、水発電 (kikulog)

コメント番号105あたりから始まった展開だけど、最初から読んだほうが流れが分かりやすいと思う。
kikulog ではよくある展開の、大勢に異を唱えて袋だたきに合うというパターンだが、要は日経の記事をどう評価するかというものだ。三十一も問題の記事を改めて読んでみたが、確かにちゃんと読めば読み取れるくらいの内容は書かれている。「言い分垂れ流し」というほどひどい内容でもなかったと思う。
会社の発表(と日経の記事)だけでも、この「製品」がうさんくさい代物であることは読み取れる。それについては(袋だたきにあった当人も含めて)kikulog 中での認識は一致している。ではどこに差があるかというと、

「この記事で自分は充分理解できた。それで騙されるようなやつは騙されるほうが悪い

と、

「この記事で自分は充分理解できた。だけどこの見出しの付け方は誤解を招くよね

の違いだ。

これは要するに「自己責任」の範囲を広くとるか狭く見るかの考え方の違いに由来する。それぞれの「考え方」の違いでロジックではないからお互いに歩み寄るつもりがないと絶対に話がかみ合わない。常連の側には kikulog という場でのマジョリティであるから譲る気はなかった。いっぽう、袋だたきにあった側もまったく譲る気配がなかった。結果は御覧の通りの喧嘩別れ(一方的な撤退宣言)である。

三十一のみるところ、日経の記事の問題(があるとするなら)は、上述の通り見出しのつけかただ。「水と空気だけで発電」は明らかに間違いであるし、実際に間違いだった。「大げさ」どころの話ではない、はっきりとした「ウソ」である。kikulog を見るかぎり、誰もが「おかしい」と感じるくらいのわかりやすい「ウソ」だった。この見出しだけを見て騙されるような人間が出たとして、「騙されるほうが悪い」と思うか「騙されるような見出しをつけるほうが悪い」と思うかの違いが、この興味深い、しかし不毛なやりとりをうんだ。

よく知られている通り、菊池教授は「ニセ科学」に強い問題意識をもっていて、この「ウォーターエネルギーシステム」についても「ニセ科学」の文脈で話をしている。また有り体に言ってしまえば、kikulog はその菊池教授の意見表明の場であるから「危機感などない」という人間を受け入れる余地がない。「ニセ科学」に対抗するためには一般の科学リテラシを高めることが必要だから、kikulog に一貫しているのはいかにして一般の科学リテラシを高めるかという命題である。そこに日経のような「一流」マスコミがリテラシに欠けた見出しをつけた記事を配信したのだから批判されるのは自然な成り行きだった。その場で「リテラシが低いのは本人の責任だ」という発言をするのは「KY」としか言いようがない。

三十一の考えを簡単に述べてみよう。前に書いたことにも通じるのだが、自己責任の範囲を広くとりすぎるのは、アダムスミス流の素朴な自由資本主義を信奉するのと同じで逆に非現実的だと思う。「騙すのも騙すのも自己責任で」という考えを突き詰めていくと、最終的には逆に損失となるだろう。払い戻し率の低いギャンブルみたいなもので、一部の人間は儲かるかもしれないが、大多数の人間は損をすることになる。自分は「一部」のほうに入ると思っているかもしれないが、「大多数」になってしまった人もみんなそう思っていたのだよ。もしそうなっても文句を言わないように。「自己責任」だからね。

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2008年6月21日 (土)

古都の復権

19日木曜に、ロシアのコスモス3Mロケットを使って商用通信衛星が打ち上げられた。

Data relay satellite cluster launched for ORBCOMM (spaceflightnow.com)

この ORBCOMM には日本の会社(有名な会社だがあえて記さない)も出資しているそうだが、この記事が三十一の関心をひいたのは、打ち上げがカプスチン・ヤールで行なわれたということだ。

ロシア南西部ヴォルガ川沿いのカプスチン・ヤール基地は1930年代からロケットの打ち上げ(もちろん当時は弾道飛行だが)に使用されてきたいわばロシアロケット発祥の地で日本で言えば国分寺か道川かといったところ。大型ロケットの打ち上げが中央アジアのバイコヌールに、軍事衛星打ち上げの主力が北部ロシアのプレセツクに移ってからも弾道飛行を中心に細々と打ち上げが行われてきたが、今世紀に入ってからは打ち上げはほとんど行われていない。
三十一は、ロシア自身が計画する科学衛星くらいならともかく、商業衛星の打ち上げがカプスチン・ヤールで行われるとは思っていなかった。小型科学衛星の打ち上げを時々忘れたようにするならともかく、わざわざカプスチン・ヤールで商業打ち上げをする必要がどこにあったんだろうか。それとも打ち上げ基地どうしで誘致合戦でもあったのかなあ。今のロシアならそういうこともあるかもしれない。

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手配写真にあらず

今月発売された世界の艦船別冊「海上自衛隊2008-2009」は、内容的には例年と変わりない。正直いって本誌をたんねんにフォローしていればカバーできる程度の内容の更新しかないので、買ったはいいけどあまりちゃんと読んでいない。

ただ、今年度版からの新機軸として全海将のプロフィールというのが顔写真つきの見開きで紹介されていた。今年6月15日現在、ということだが今年度初めと顔ぶれは変わらない。

三十一の印象としては、「世界の艦船」は海上自衛隊の人事についてそれほど関心を払ってこなかったように思う。主要人事を「海上自衛隊ニュース」の中で報じるか、あるいは10年に一度くらいの例えば「横須賀地方隊」特集記事で歴代の横須賀地方総監の一覧表を掲載するくらいが関の山だった。そもそも誌名が示す通り艦船専門誌なのだから、それはそういうものだと三十一は思っていた。ちょっとした路線変更かなあ。

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2008年6月19日 (木)

進化論と創造論とIDとNHK

興味深い研究成果が論文発表された。

E-Coli実験に情けない反論をするインテリジェントデザイン理論家Michael Behe (忘却からの帰還)

ひとつの大腸菌とその子孫を20年間、4万4千以上の世代を観察して、もともとの大腸菌が持っていなかった「クエン酸を利用する」という形質を獲得したことを確認した、という画期的な(と三十一は思うのだが)研究である。

この研究を行なった Lenski は500世代ごとに大腸菌を冷凍保存していて、必要に応じて「時間をさかのぼって」観察できるように準備していた。さまざまな世代、さまざまなグループの大腸菌を解凍して培養を再開させ、「クエン酸を利用する」新しい形質が獲得されるかを調査したところ、あるグループの特定の世代以降から繁殖したグループのみがこの形質を獲得し、それ以外のグループではこのような進化は起こらなかった。すなわち、この時期に起こった何らかの変異が「クエン酸を利用する」形質の獲得を導いたということになる。

まあ実験の詳細はいいだろう。細かいことが知りたければ原論文にあたってください。三十一もそこまでは読むつもりがない。

アメリカで「進化論ではなく創造論を学校で教えるべきだ」という主張があることを報道などで知っている人は少なくないと思う。日本人から見ると荒唐無稽としか思えないが、一定の支持は得ているようだ。しかし宗教と理科を混同させるこの種の主張で建前としての「政教分離」を突破することは難しい。そこで考え出されたのがID(インテリジェントデザイン)説だ。これは様々な種が何らかの知性を持った(インテリジェント)存在によって創造された(デザイン)というもので、誰が見たって創造論の言い換えに過ぎないのだが、ID論者は「インテリジェントな存在は現在のところ未知であって、神だと主張しているわけではないから宗教ではなく、ID理論は進化論と同列の科学的な仮説である」と強弁している。

Lenski の実験はインテリジェントな存在の介入なしに大腸菌が新しい形質を獲得したことを示している。おそらく初めて進化そのものをリアルタイムで観察した実験だろう。そういう意味で非常に画期的だ。創造論者に対する強烈な一撃と言えよう。

日本では、創造論が市民権を得ることはまずないだろう。生物が進化によって単純なものから複雑なものを生み、その末端に我々人類があることは一般常識になっていてそれに疑問を呈する人はほとんどいない。

だから日本ではアメリカみたいな心配はしなくていい、などと思っていると大間違いで、実は最近三十一は日本人の進化論理解にすごく不安を感じているのである。
例えば日曜の夜、大河ドラマの前に流されているドキュメンタリー番組などでもよく見られる論調なのだが、「~の目的のために~と進化した」と単純化した説明がされることが多い。「高いところの葉を食べるためにキリンの首は長くなった」といったたぐいだ。この説明自体が直ちに間違いというわけではないが、重大な誤解を招くおそれがある。これではまるで個々の生物の意志が進化をもたらしたみたいではないか。

進化の過程は世代を通じて進行していくということを忘れてはいけない。ある特定の個体が高いところの葉を食べたいと思ってがんばって首を伸ばしたとしても、そういう後天的に獲得した形質は遺伝しない。遺伝しない形質は進化に寄与しない。意味がないのである。進化するためには、変化を遺伝子に書き込む必要がある。残念ながら個人の努力の結果は遺伝子に書き込むことはできないのだ。

変化をもたらすのは突然変異だ。突然変異はまったくランダムに起こる。キリンの突然変異は、首を長くする方向へも短くする方向へも平等に発生する。ゾウの鼻も、個々に見れば短くなっても不思議ではない。突然変異とはそういうものだ。
その突然変異をある方向に方向づけるのが適者生存である。突然変異は、環境に適する方向にも適さない方向にも平等に働く。しかしたまたま不適な形質を与えられて生まれた個体は適応できない。したがってこの不適な形質は生まれては来るけれど長続きしない。適応した方向の形質を与えられた個体のほうが生存に有利だ。この差はそれほど顕著なものではない可能性がある。あるグループは100のうち50が生存するのに対し、別のグループは100のうち51が生存する、くらいの差でしかないかもしれない。しかしこのわずかな違いも無数の世代を経る間に進化として目に見えてくる。
進化の過程の裏には、繁栄してきた種の何倍もの適応できず子孫を残すことができなかった種と個体があったに違いない。そうした無数の犠牲の上に立って今我々がいる。

そういや、やはりNHKの爆笑問題の番組で「いまもう進化しきっちゃってるじゃないですか」などと言っていたけど、いまの状態が進化の途中であると(途中でないと)誰に言えるというんだろう。これも「目的が先にあって」それに合わせるために進化がすすんでいくという誤解に基づいているに違いない。
もっとも、これからもヒトという種が進化をつづけていくかというとちょっと疑問があって、つまり多少の不適な変異であっても生存にあまり影響しないようになっているように思える。よほどのことがないかぎり適者生存が機能しなくなっているわけで、そうなると進化も停まっちゃうのかなあ。

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Wikiって、ほんとーにいいものですねえ(ただしMyWiki)

VM上にローカルWikiを作成してから早くも半年になろうとしている。データをサーバー上に移してからは一月くらいかな。その間に作成されたエントリを数えてみると(数えさせてみると)、なんと3000項目を越えていた。

Wikipedia にはもちろんかなうべくもないが、大半の項目は Wikipedia にはないと思います。ま、細々とエントリを分けてるせいもあるんだけど。

そろそろ真剣にバックアップを考えなくちゃ。

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2008年6月16日 (月)

兵隊さんありがとう

タイトルに深い意味はありません。

いまや自衛隊も週休二日が基本だが、土曜日の朝に第9師団と第6師団の境界線付近で大きな地震が起きた。岩手県知事と宮城県知事はともに自衛隊に災害出動を要請した。

土日は本省もそれどころではなかったらしく、公式サイトに出動規模の広報はされていなかったが、週明けの今日更新されていた。それによると派遣部隊は2日間で以下の通り。

陸上自衛隊:
・第22普通科連隊(多賀城)
・第6偵察隊(大和)
・第6戦車大隊(大和)
・第6後方支援連隊(神町)
・第6施設大隊(神町)
・第6飛行隊(神町)
・第9偵察隊(弘前)
・第9特科連隊(岩手)
・第9戦車大隊(岩手)
・第9高射特科大隊(岩手)
・第9飛行隊(八戸)
・東北方面航空隊(霞目)
・第2対戦車ヘリコプター隊(八戸)
・第2施設団(船岡)
・第346施設中隊(岩手)

海上自衛隊:
・第2航空群(八戸)
・第4航空群(厚木)
・第21航空群(館山)
・徳島教育航空群(徳島)

航空自衛隊:
・第3航空団(三沢)
・第7航空団(百里)
・偵察航空隊(百里)
・秋田救難隊(秋田)
・松島救難隊(松島)
・新潟救難隊(新潟)

2日間で延べ人員は3400名だという。

去年の新潟県中越沖地震と違って、被害が山間部に集中しているので海自海上部隊の出番はほとんどない。むしろヘリが大活躍している。人口が比較的希薄であるので、人海戦術に頼る場面はそれほどみられない。むしろ、山間の道路が分断されて孤立している状況が多く見られるので、道路啓開など施設科の出番が多くなるだろう。
初期の救難が一段落すると今度は被災者の給養支援が本格化する。これは要給養者の絶対数に依存するから、比較的小規模な作業になるだろう。
少なくとも中越沖地震のような「派遣期間1か月、延べ人員9万名」などという規模にはならないと見込まれる。これは被害が小さいということじゃなくて、人手をそれほど必要としない種類の災害だった、ということだ。

ところで、今日防衛事務次官の定例会見があったらしいのだが、今回の地震に対する自衛隊の派遣について次官のほうも触れないし記者団も質問しやしない。なんだかなあ。

6/21 追記
今日までの追加派遣部隊は以下の通り。
・第20普通科連隊(神町)
・第44普通科連隊(福島)
・東北方面衛生隊(仙台)
・第12ヘリコプター隊(相馬原)
・東部方面航空隊(立川)
・第1ヘリコプター団(木更津)

2個普通科連隊の派遣は、人手を必要としたということだろう。方面衛生隊はやはり衛生救護の需要の高まりに対応したものに違いない。航空部隊は東北方面隊管下では手が足りなくなって東部方面隊管下から応援をもらっている様子がうかがえる。

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懺悔のお時間

すみません、三十一はとんでもない勘違いをしてました。

以前のエントリで新固体ロケットとGXロケットを混同してましたけど、これはそれぞれ別物でした。だって、JAXAのサイトには GX の説明が影も形もないんだもん。

GXロケットはRD-180エンジンを第一段に採用した中型ロケットということだけど。RD-180はアメリカの主力ロケットのひとつであるアトラス5の第一段に使用されているエンジンだ。これってH-2Aの補完どころではなく、まんま置き換えても不思議じゃないくらいの能力を持ってるはずだぞ。
JAXAの今の構想が完成すると、大型のH-2B、主力のH-2A、中型のGX、そして小型の新固体ロケットと実に豪華なラインナップとなる。豪華すぎるぞ。分不相応な投資だとしか思えない。

松浦さんの blog によると、もともとGXの第一段にはNK-33エンジンが予定されていたらしい。名称でわかるとおり(逆説的表現)これもRD-180と同じくロシア製だ。
NK-33は1960年代にソ連が進行させていた有人月面着陸計画のためのロケットN-1のために開発された。1970年代に入って計画はキャンセルされ、それっきりNK-33エンジンはお蔵入りになっていた。ソ連崩壊後、ストックされていたNK-33が発見され、試験運転してみたところ問題なく稼働したところか同種のエンジンの中で最高の推力重量比をたたき出した。30年前に設計されたエンジンが、である。
このNK-33は、RD-180エンジンとアトラスのメインエンジンの座を争って結局は敗れたが、今後ソユーズロケットの改良型ソユーズ3に使用されることが予定されている。

NK-33からRD-180にGXのメインエンジンが変更されたのは、RD-180をアトラスに採用したアメリカに追随したとしか思えない。逆にアメリカに先駆けてNK-33を使いこなしてみせるくらいの矜持がもてないものかねえ。

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2008年6月14日 (土)

メディアの行く末

実は前のエントリでは別のことを書こうと思って書き始めたのだが、書いているうちに話が違う方向に転がっていってしまったので、いったんエントリを分けることにした。

2008年6月8日千代田区外神田の中央通りで起きた事件について (桃井はるこ Official Blog モモブロ)

先のエントリで書いたとおり、三十一にはアキバを聖地扱いするつもりはない。だから、モモーイのコメントに完全に共感することもできない。

ただマスメディアというものが本質的に度し難い体質を持っていることはたぶん本当なんだろうと思う。いったんそういう目でマスメディアを観察し始めるとその酷さ加減がますますよく見えてくる。
今回の事件をうけてマスメディアではネットとゲームの影響を声高に騒ぎ立てる。本当にこれらの影響だったのか関係が証明されたわけでもないのに。

ひとつ救いがあるとすれば、ネットによってマスメディアの酷さがよくわかる時代になりつつあるということだ。だからこそマスメディアはネットが嫌いなんだろうなあ。ネットが発達するとマスメディアにとってこれまで享受してきたうまみが失われるんだろう。そんな勘ぐりをしてしまうほどだ。しかしネットの発達はすでに不可逆なところまで進んでしまっている。それが見えていない既存メディアに未来はない。あと何年か十何年かすれば、既存メディアも体質を変えるか、あるいは体質を変えられなかったメディアは消えていくだろう。その日を楽しみにしておこう。

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別に聖地だなんて思ってないけど

三十一が初めて目的をもって秋葉原に出かけたのは高校生のときだったと思う。1980年代前半のことだ。大学生になり、専門課程に入ると校舎が都心になったこともあって頻繁に通うようになった。しかし本当に足繁く通うようになったのは、むしろ社会人になってからである。それでも20年近くになる。

以前は用もないのに毎週のように通ったものだが、最近では新製品に対する欲望も萎えてきたのでそれほど頻繁ではない。それでも月に2~3回以上は間違いなく行っているだろう。事件現場の交差点も、ヤマギワと三菱銀行があったころからお馴染みである。むしろソフマップのほうが違和感があったりして。

はじめ秋葉原は無線と電子パーツと家電の町だった。パソコンは無線関係店の片隅に場所を与えられていたに過ぎない。それが専門店が裏通りにできはじめ、やがてそれらは表通り(中央通り)沿いに進出し、アキバは家電とパソコンの町になった。そのころから中央通りは歩行者天国になっていたが、中央通りの両側に散らばる店舗をいったりきたりするための便利な通路としてもっぱら使われていた(少なくとも三十一は)。中には歩行者天国の真ん中に座り込んで今買ってきたばかりのパーツで自作パソコンを組んだりしていたやつもいたが、パフォーマンスなどはほとんど見られなかったと思う。同人誌を売る店などもちらほら出来てはいたが、雑居ビルの上のほうとか、狭い階段を上った先とかそんな場末感ただよう店舗で細々と商売をしていた。

しかしネットとゲームとパソコンとアニメは親和性が高い。これらの市場の消費者は共通していることが多い。やがてこれらは一体化して秋葉原の町を席巻していく。この頃が三十一にとってのアキバ黄金時代だったかもしれない。しかしこういった傾向が深まっていくと、こうした文化の中でも極端な現象が多く見られるようになってくる。例えば今やオタク文化の代表的な扱いを受けているコスプレに対して三十一はほとんど興味がない。やる気ももちろんないし、見ていても面白いと思わない。オリジナルの劣化した模造品にしか見えないのだ。だから最近秋葉原を歩いていても苦々しい思いをすることが多くなった。いつの世でも目立つのは極端な連中である。実際の数がどうあれ、目立つ連中がマジョリティ扱いされる。マジョリティだと認識されるとますます集まってくる。

こうした現状が三十一の気質にあわないせいか、最近はめっきりアキバに出かける回数が減り、出かけた場合でも比較的短時間で後にすることが多い。「オタクの聖地」になってしまった秋葉原は三十一にとって居心地が悪くなってしまったのだ。
それでもやはり秋葉原というのは三十一にとってまだ特別な町であり続ける。明日は秋葉原に出かけるつもり。

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うまい話には気をつけろ

触媒を使って水と空気だけから水素をとりだすことに実用化したと称する企業があらわれ、マスコミなどで取り上げられている。

水から電流を取り出すことを可能にした新しい発電システム「ウォーターエネルギーシステム」を見に行ってきました (Gigazine)

取り出した水素は酸素と反応させて電流を生み出すという。この個所は要するに燃料電池であって目新しい技術ではない。やはりキモは水から水素を取り出すところだろう。

さて高校レベルの物理化学の知識があればわかることだが、企業側の説明が正しいとするとこれは永久機関だ。燃料電池の生成物は水である。水から水素を経て水を作る過程で電流エネルギーを得ているとしているが、原料である水と、生成物である水とエネルギーを差し引くと残るのはエネルギーだけになる。なにもないところからエネルギーが湧いて出てきたわけだ。これはエネルギー保存則に反する。

すでにいろんなところでツッコミが入っていてとてもいちいち挙げていられないので、上記 Gigazine の後続記事にだけリンクを張っておこう。

真偽判断に役立つ「ウォーターエネルギーシステム」に対する各報道陣からの質疑応答いろいろ、そして現時点での結論 (Gigazine)

いろいろな情報を総合すると「触媒」と称する金属と反応して水素を生成しているらしい。だったら、その金属は「触媒」じゃなくて「燃料」じゃないか。この金属が反応しきったら水素生成はとまる、と企業側も認めたようだ。だとしたら「水と空気だけ」というのは看板に偽りありと言わざるを得ない。

この騒動を見て思ったんだが、いわゆる「一般の人たち」は、「エネルギー保存則」をちょっと甘く見てないかい。「『無から有は産まれない』という理屈はわかるが、いずれ科学が発達すればどうにかできるんじゃないか」とか考えていないかい。冗談じゃない。
ふつう時間や空間は不変のものであるように思われているが、それをぶちこわしたのがアインシュタインである。ではなぜアインシュタインが時間や空間を不変の地位から引きずり下ろしたかと言えば「エネルギー保存則と辻褄をあわせるため」という見方もできるだろう。科学者にとって「エネルギー保存則」の大原則を守るためなら時間や空間を曲げることも厭わない。それは過去から現代まで、われわれの物理法則理解がすべて「エネルギー保存則」の上に成り立っているからであって、それをひっくり返すくらいだったらまだ時間空間を再解釈したほうがはるかに影響が少ないと考えているのだろう。

誰かが言っていたけど、もしこの会社の「発明」が本当だとしたらクリーンエネルギーどころの話ではなく、ノーベル賞どころの話ではなく、これまでの科学の歴史を全部チャラにするような大事件だ。マスコミ向けにデモなんかしてる場合じゃないですよ。

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2008年6月13日 (金)

来んでええわ

ご主人に招待されたので自宅に遊びに行ってみたら、奥さんのほうはあからさまに迷惑がってて居心地悪かったです、というような経験をしたことがある人も少なくないだろう。
実際には遊びに行く前に「実はあそこの奥さん嫌がってるみたい」と聞いて、こちらから遠慮することにしたのだが。

何の話かと言うと、例の自衛隊機中国派遣の話である。

ご主人が中国指導部で、奥さんはその下の党幹部にあたるだろう。

胡錦涛をはじめとする指導部の面々はさすがに指導部にのぼりつめるだけあって、冷徹な計算ができるのだろう。自衛隊機を受け入れることのメリットデメリットについて算盤をはじいて受け入れたほうが得策と出たものと見える。これまでの「軍国日本批判」との整合性も「それはそれ、これはこれ」と割り切ることができるに違いない。

ところが予想外だったのが奥さんの反応である。これまでいろいろと陰口を吹き込んでいたのが効きすぎて、奥さんはすっかり自衛隊嫌いになってしまった。もうこうなると理屈ではない。メリットデメリットなど考えられない、とにかく顔を見るのも嫌というかたくなな態度ができあがってしまった。当惑したのはご主人である。たしかに吹き込んだのは自分だがここまで手に負えなくなるとは思っていなかった。そこをおして強行して、万一奥さんが来客にむかって罵倒でもしようものなら取り返しがつかない。しょうがないので「奥さんが嫌がっている」という状況がさりげなく相手の耳に入るように仕組み、相手のほうから断ってもらうことを期待したというわけだ。

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2008年6月12日 (木)

「西部戦線全史」

「ダンケルク」「空軍大戦略」「史上最大の作戦」「遠すぎた橋」「バルジ大作戦」「レマーゲン鉄橋」の世界。やっぱり戦争映画は最近の下手にメッセージを込めたものよりは、ひと昔前のハリウッド大作にかぎるよなあ。最近の特殊効果の進歩はめざましいものがあるけれど、どこから見てもセンチュリオンにしか見えない「タイガーと称する戦車」とか、テキサン改造の「ゼロ戦」もそれはそれで味があると思う。

閑話休題。なんだかんだ言って第二次大戦の帰趨を決めたのは東部戦線4年間の激闘であって、西部戦線はだめ押しだったんだろうと思っている。ただし、戦略爆撃は少しおもむきを異にする。戦略爆撃は戦争全体の帰趨に多大な影響を与えた。便宜上西部戦線にからめて記述されることが多いけどね。

この本を読んでいて印象づけられたのは「過去の成功体験が未来の失敗を準備する」という陣営を問わず共通の経験則だ。日本も高度成長期の成功体験にしがみついていないかい。

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2008年6月11日 (水)

中国語から英語を経て日本語に

最近、自衛隊ネタをあまり取り上げていないせいかアクセス回数が低迷気味。
しょうがないよね、人事的には端境期でネタがないから。

その代わり最近めっきり取り上げる機会が増えたのが宇宙ネタで、困ったことに世界ではたいてい週に1回程度は衛星打ち上げが行われているのでネタには事欠かない。しかしどうも一般受けはしないらしい。

さて自前Wikiを作って何をしているかというとヒマをみては(ヒマがなくても)過去の打ち上げ記録をちまちまと集めているのである。英語のWikipediaにもそこそこ情報はあるけど、ちょっと古くなるとあやしい。最初の人工衛星が打ち上げられた1957年からちょうど半世紀、年平均50基として2500回。これでも控えめな推計だと思うぞ。先は長い。

なにしろ三十一のことであるからスペースシャトルなどというメジャーどころは後回しで、日本のラムダロケットだとかロシアのモルニアロケットだとかフランスのディアマンロケットだとかイスラエルのシャヴィットだとかインドのPSLVだとかブラジルのSLVなどが優先される。その中でも現在もっとも優先順位が高いのは中国の長征シリーズだ。意外とまとまってないんだよなあ。
長征シリーズで困るのはペイロード、つまり衛星の名称で参照しているネタは大抵英語なのでほぼ間違いなくピンイン表示。しかし希望としては日本語で記録したい。この変換が大変なのだ。Yaogang が「遥感」、Beidou が「北斗」というのはなんとかわかったが、FSW というのは難問だった。Fenhui Shi Weixing の略で漢字では「返回式衛星」と記し、カプセル再突入型の偵察衛星のことだとわかるまでは少し手間取った。実はこの他に漢字の見当のつかない衛星はまだまだたくさんある。誰か助けて。人があてにできないから自分でやってるんだけど。

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2008年6月 8日 (日)

出撃未遂

心配している人がいるかもしれないので、とりあえず今日はアキバには行ってません。

行けるものなら行くつもりだったけど、昼前に起きてだらだらしてるうちに事件を知ったので君子危うきに近寄らず、今日の出撃は取りやめにしました。

しかし、あの交差点自体は歩行者天国にはなっていないはずだけど。中央通りは歩行者天国になるけど、神田明神通りは自動車通行が許され、その神田明神通りと中央通りの交差点、つまり今回の事件現場も自動車が通行できる。
中央通り側の信号が青になって歩行者が交差点をぞろぞろ渡っていたところに神田明神通り側から突っ込んだんだろうなあ。
わざわざ静岡から秋葉原まで出てきて人を殺したいという発想がよくわからん。自己顕示欲のなせるわざかなあ。

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2008年6月 4日 (水)

重要なパーツ

先日打ち上げられたスペースシャトル・ディスカバリーには国際宇宙ステーションに届けられる重要な荷物が2種類搭載されていた。

そのうちひとつについてはマスコミがさんざん報道しているのでここでは触れない。
もうひとつの荷物もつい先ほど国際宇宙ステーションに無事とりつけられた。しかしこちらのほうについては日本のマスコミではまったく触れられていないように思う。国際宇宙ステーションのクルーにとっては「きぼう」なんぞよりもよっぽど重要だったに違いないのだが。

Crew to repair station toilet and enter Kibo today (spaceflightnow.com)

人間どこに住んでいても食べるものを食べて、出すものは出さないといけないもんねえ。

ところで、先日の記事で挙げた「5月の打ち上げ」はあれで正しかったらしく、漏れはなかった。5月いっぱいまでの時点で今年の打ち上げは27回。うち過半数に近い13回がロシア製のロケットを使っている(シーローンチを含む)。アメリカ製がそのまた半分の7回。残り7回の内訳はフランス2回、中国2回、インド2回、そして日本1回。うーむ。

そういや、野尻ボードで文部科学省の役人が限られた予算枠の取り合いになるから宇宙基本法に反対とコメントしていたという投稿があったけど、官需に頼っているかぎり限界があると三十一は見ており、その予算枠をぶっ壊すためにも民需を喚起するような政策の転換が必要だと考えている。て言うかね、日本にだって衛星需要はちゃんとあるのだよ、業界の受け皿がないだけで。

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衛星情報収集

情報収集衛星と間違えないように。

宇宙関係のニュースや情報をまとめた自分向けのメモです。

松浦晋也のL/D

宇宙作家クラブ ニュース掲示板

Spaceflight Now

Encyclopedia Astronautica

Space Daily

Russian Space Daily

Wikipedia (英語版) - 日本語版は信用ならん。

NASA とか JAXA が入っていないが、実際のところ JAXA はともかく NASA はほとんど参照しない。

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「エリアル03」

文庫版の5巻と6巻をあわせて一冊の新書にまとめたものだけど、もともとの文庫では5巻でハウザーとシモーヌの関係がほのめかされて、6巻で決着するという構成だったんだなあ。新書じゃあ一冊の中で完結してしまった。もうちょっとやきもきしてみたい気もしたが。

笹本さんはやはり女子高生を書かせると一番生き生きしているように見える。本編で修学旅行という一大イベントをやってしまったから、番外編はちょっとエネルギー切れ?新規書き下ろしだからそんなわけないか。

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2008年6月 1日 (日)

5月の打ち上げ

天邪鬼な三十一はこういう形でニュースを取り上げる。

知る限り、5月に打ち上げられたロケットは5つ(軌道飛行のみ)。
前半は見逃しているかもしれない。

14日20.22GMT、バイコヌール(ロシア/カザフスタン)、ソユーズロケット(Progress M-64)。

21日9.43GMT、シーローンチ(太平洋赤道上)、ゼニット3SL(Intersat Galaxy18)。

23日15.20GMT、プレセツク(ロシア)、ロコット/ブリーズKM(Gonets × 3、Yubileiny)。

27日3.02GMT、太原(中国)、長征4C(風雲3A)。

31日21.02GMT、ケープカナベラル(アメリカ)、STS-124 ディスカバリー(きぼう)。

もともと30日にはアリアン5が打ち上げを行なう予定だったが、延期された。デルタ2の打ち上げも5月中に予定されていたが、これまた延期された。
ちなみに日本の次の打ち上げ予定は、秋のGOSAT(温暖化ガス観測衛星)。

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