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2008年6月16日 (月)

懺悔のお時間

すみません、三十一はとんでもない勘違いをしてました。

以前のエントリで新固体ロケットとGXロケットを混同してましたけど、これはそれぞれ別物でした。だって、JAXAのサイトには GX の説明が影も形もないんだもん。

GXロケットはRD-180エンジンを第一段に採用した中型ロケットということだけど。RD-180はアメリカの主力ロケットのひとつであるアトラス5の第一段に使用されているエンジンだ。これってH-2Aの補完どころではなく、まんま置き換えても不思議じゃないくらいの能力を持ってるはずだぞ。
JAXAの今の構想が完成すると、大型のH-2B、主力のH-2A、中型のGX、そして小型の新固体ロケットと実に豪華なラインナップとなる。豪華すぎるぞ。分不相応な投資だとしか思えない。

松浦さんの blog によると、もともとGXの第一段にはNK-33エンジンが予定されていたらしい。名称でわかるとおり(逆説的表現)これもRD-180と同じくロシア製だ。
NK-33は1960年代にソ連が進行させていた有人月面着陸計画のためのロケットN-1のために開発された。1970年代に入って計画はキャンセルされ、それっきりNK-33エンジンはお蔵入りになっていた。ソ連崩壊後、ストックされていたNK-33が発見され、試験運転してみたところ問題なく稼働したところか同種のエンジンの中で最高の推力重量比をたたき出した。30年前に設計されたエンジンが、である。
このNK-33は、RD-180エンジンとアトラスのメインエンジンの座を争って結局は敗れたが、今後ソユーズロケットの改良型ソユーズ3に使用されることが予定されている。

NK-33からRD-180にGXのメインエンジンが変更されたのは、RD-180をアトラスに採用したアメリカに追随したとしか思えない。逆にアメリカに先駆けてNK-33を使いこなしてみせるくらいの矜持がもてないものかねえ。

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