« あの騒ぎは何だったのやら | トップページ | 受難と不祥事の1等陸佐 »

2008年7月11日 (金)

さわゆき放火とヘリ墜落

海自護衛艦火災、21歳海士長を逮捕 (asahi.com)

はじめ「揚錨機室から発火」という報道を承知したときには「ケプスタンのモーターが過熱して潤滑油に引火したかな」と想像したのだが、放火とは思わなかった。火事そのものはたいしたことがなくてご同慶のいたりである。さわゆきもそろそろ代艦が取りざたされるような艦齢に達しているが、このままなにごともなく任務を全うしてほしいものだ。昨年度と今年度に1隻ずつ予算成立した5000トン型護衛艦は、はつゆき型のはつゆき、しらゆきの代艦になる。さわゆき代艦は21年度かな。22年度にずれこむかな。

それはともかくとして、この記事の最後の一節はこうである。

この火災の取材に出た青森朝日放送の取材用ヘリが墜落し、1人が死亡、3人が行方不明になっている。

NHKのニュースでも「墜落した、放送局のチャーターしたヘリが取材に向かっていた護衛艦の火事は・・・・」と伝えていた。えーと、何がいいたい? ヘリが落ちたのは放火をしたこの犯人のせいだとでも言いたいのか? 犯人はもちろん放火について裁きをうけなければならないが、ヘリの墜落までは責任とってられんよ。

因果関係を必要以上にさかのぼって考える手法をもてあそぶやからは意外に多いけど、実はこのやり方はほとんど意味がない。間接的に影響を与えた要素をむやみに増やしていくと、やり方によってどんな原因にでも結びつけられる。極端な話、まったく逆の原因から同じ結果を導き出すことも可能だ。「風が吹けば桶屋が儲かる」とよく言うけど、「風が吹かなかったから桶屋が儲かる」という原因・結果の連鎖もでっちあげられるに違いない。こういうやり方でなされた「証明」は実のところ証明になっていないのだよ。

|

« あの騒ぎは何だったのやら | トップページ | 受難と不祥事の1等陸佐 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/196234/41799990

この記事へのトラックバック一覧です: さわゆき放火とヘリ墜落:

« あの騒ぎは何だったのやら | トップページ | 受難と不祥事の1等陸佐 »