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2008年7月11日 (金)

あの騒ぎは何だったのやら

なんだかなあ。

「異常行動とタミフル関連なし」 1万人調査で厚労省 (asahi.com)

転落事故などを受けて厚労省は昨年3月から、タミフルの10代への使用を制限。三つの調査を進めてきた。他の動物実験や臨床試験でも服用と異常行動の関係は示されておらず、厚労省は今後、出そろった三つの調査結果をもとに、措置を継続するかどうか方針を決める。
今回の調査では、07~08年にインフルエンザで受診した9715人について解析。タミフルを服用した7487人のうち、異常が現れたのは11.9%の889人。一方、服用しなかった2228人でも12.8%の286人に異常があり、割合は変わらなかった。

「タミフルを服用した患者のうち1割に異常行動がみられた」という報道それ自体はウソではなかった。しかし「タミフルを服用しない患者にも1割で異常行動がみられた」という事実を同時に示さないとまったく意味が変わってしまう。
これから得られる結論は、若いインフルエンザ患者はある割合で(おそらく高熱のために)異常行動を起こすことがある、ということだろう。それはタミフルの服用の有無には関係なく起きる。つまりタミフルだけを悪者にしてきたこれまでの報道は誤解を招くだけだった。

これは単に無実のタミフルに罪を着せた、というのにとどまらない。タミフルさえ飲まなければ大丈夫という誤った対応をとらせることになる。冤罪の影には裁きをうけずにすんだ真犯人が隠れているのだ。

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