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2008年8月27日 (水)

1→64→X

順番に自衛隊の戦闘ヘリの番号。

三十一のみるところ、日本の某A省は新しいコンセプトの装備を取り入れるのに慎重、というより周回遅れになることが多い。最近、除籍がはじまったハイドロフォイル(水中翼)のミサイル艇なんか典型的だ。

戦闘ヘリもややその嫌いがある。
AH-1Sコブラを調達していたときから、三十一は「なぜコブラなんかさっさとやめてアパッチに乗り換えないんだろう」と思っていた。能力的に優位は明らかだったはずだが、米軍の主力が完全にAH-64に移ってからも調達を続けていたのは、中期防で調達数が決まっていたからだろう。各方面隊に1個隊、合計5個隊分の調達が終わるまでは愚直にAH-1Sを購入し続けてきた。AH-1Sの調達が終わって、次期戦闘ヘリの調達が始まったころにはすでに米軍ではAH-1Sの次世代になるAH-64の調達が終わっていた。

日本では60機のAH-64を調達する予定だったが、アメリカでの生産は終わってしまっている関係で、調達が続けられなくなってしまった。結局、10機で調達打ち切りという中途半端な形になった。当然、代替となる次期戦闘ヘリの選定を始めなくてはいけない。
候補はAH-1Sの改良型AH-1Z、ボーイングが提案するAH-64ブロック3、AH-66コマンチ、ユーロコプターのタイガー、国産の偵察ヘリOH-1の改造型。
思惑としてはOH-1の改造型だろう。「国産」というのはそれだけで一段も二段も優位な魔法の呪文だ。その他はもともとAH-64の選定の際にも候補に挙がっていたようだが、実際には米陸軍の主力戦闘ヘリAH-64に対抗すべくもなかった。意外とタイガーなんか面白いんじゃないかなあ。

まあ話のネタにはなるけれど、だけど国民のひとりとしては税金の使い道をもうちょっとしっかり考えてほしいところだ。

追伸:Mくん、さぞやバタバタしてることだろうね。お見舞い申し上げます。

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2008年8月21日 (木)

8月に咲く桜(2桜)

昨日の続き。
将補全部の名前を挙げてられないので、役職名だけを列記したのは前回と同じ。ただし、防大期を追加した。Mは防衛医大を示す。

陸将補(99名):
統合幕僚監部総務部長 (22)、防衛監察本部監察官 (U25)、情報本部情報官 (23)、防衛研究所副所長 (22)、陸上幕僚監部監察官 (24)、陸上幕僚監部法務官 (22)、陸上幕僚監部監理部長 (22)、陸上幕僚監部人事部長 (23)、陸上幕僚監部人事部人事計画課長 (27)、陸上幕僚監部運用支援・情報部長 (22)、陸上幕僚監部防衛部長 (22)、陸上幕僚監部装備部長 (U22)、陸上幕僚監部装備部副部長 (21)、陸上幕僚監部教育訓練部長 (23)、陸上幕僚監部教育訓練部教育訓練計画課長 (27)、陸上幕僚監部衛生部長、北部方面総監部幕僚長兼札幌駐屯地司令 (21)、北部方面総監部幕僚副長 (26)、北部方面総監部幕僚副長 (25)、東北方面総監部幕僚長兼仙台駐屯地司令 (21)、東北方面総監部幕僚副長 (25)、東北方面総監部幕僚副長 (26)、東部方面総監部幕僚長兼朝霞駐屯地司令 (23)、東部方面総監部幕僚副長 (U25)、東部方面総監部幕僚副長 (24)、中部方面総監部幕僚長兼伊丹駐屯地司令 (U22)、中部方面総監部幕僚副長 (27)、中部方面総監部幕僚副長 (U23)、西部方面総監部幕僚長兼健軍駐屯地司令 (21)、西部方面総監部幕僚副長 (25)、西部方面総監部幕僚副長 (26)、中央即応集団副司令官 (26)、中央即応集団副司令官 (24)、第1師団副師団長兼練馬駐屯地司令 (24)、第2師団副師団長兼旭川駐屯地司令 (25)、第3師団副師団長兼千僧駐屯地司令 (22)、第4師団副師団長兼福岡駐屯地司令 (25)、第6師団副師団長兼神町駐屯地司令 (21)、第7師団副師団長兼東千歳駐屯地司令 (22)、第8師団副師団長兼北熊本駐屯地司令 (23)、第9師団副師団長兼青森駐屯地司令 (21)、第5旅団長 (20)、第11旅団長 (19)、第12旅団長 (23)、第13旅団長 (21)、第14旅団長 (20)、第1混成団長兼那覇駐屯地司令 (24)、第1空挺団長兼習志野駐屯地司令 (25)、第1特科団長兼北千歳駐屯地司令 (23)、第1高射特科団長 (U21)、第2高射特科団長兼飯塚駐屯地司令 (24)、第1施設団長兼古河駐屯地司令 (22)、第4施設団長兼大久保駐屯地司令 (27)、第5施設団長兼小郡駐屯地司令 (20)、第1ヘリコプター団長兼木更津駐屯地司令 (22)、通信団長 (23)、富士教導団長 (19)、開発実験団長 (22)、陸上自衛隊北海道補給処長兼島松駐屯地司令 (19)、陸上自衛隊東北補給処長 (21)、陸上自衛隊関東補給処副処長 (23)、陸上自衛隊関西補給処長兼宇治駐屯地司令 (19)、陸上自衛隊九州補給処長兼目達原駐屯地司令 (18)、陸上自衛隊警務隊長 (20)、中央情報隊長 (20)、陸上自衛隊情報保全隊長 (20)、陸上自衛隊中央会計隊長 (22)、陸上自衛隊中央業務支援隊長兼市ヶ谷駐屯地司令 (20)、陸上自衛隊幹部学校副校長 (20)、陸上自衛隊富士学校副校長 (20)、陸上自衛隊富士学校普通科部長 (21)、陸上自衛隊富士学校特科部長 (24)、陸上自衛隊幹部候補生学校長兼前川原駐屯地司令 (24)、陸上自衛隊高射学校長兼下志津駐屯地司令 (19)、陸上自衛隊航空学校長兼明野駐屯地司令 (21)、陸上自衛隊航空学校副校長 (26)、陸上自衛隊施設学校長兼勝田駐屯地司令 (21)、陸上自衛隊通信学校長兼久里浜駐屯地司令 (19)、陸上自衛隊武器学校長兼土浦駐屯地司令 (21)、陸上自衛隊需品学校長兼松戸駐屯地司令 (20)、陸上自衛隊小平学校長兼小平駐屯地司令 (19)、陸上自衛隊小平学校副校長 (19)、陸上自衛隊衛生学校長兼三宿駐屯地司令 (M2)、陸上自衛隊化学学校長兼大宮駐屯地司令 (20)、陸上自衛隊少年工科学校長兼武山駐屯地司令 (20)、陸上自衛隊研究本部幹事兼企画室長 (23)、陸上自衛隊研究本部総合開発部長 (23)、陸上自衛隊補給統制本部副本部長 (20)、自衛隊体育学校長 (20)、自衛隊中央病院第1歯科部長 (U20)、自衛隊札幌病院副院長兼企画室長、自衛隊仙台病院長、自衛隊阪神病院長兼川西駐屯地司令 (M1)、自衛隊福岡病院長兼春日駐屯地司令 (M1)、自衛隊熊本病院長兼熊本駐屯地司令 (U20)、自衛隊東京地方協力本部長 (24)、自衛隊大阪地方協力本部長 (26)、自衛隊沖縄地方協力本部長 (22)、外務省出向(化学兵器禁止機関技術事務局査察局長)(15)

海将補(48):
統合幕僚監部防衛計画部長 (22)、統合幕僚監部指揮通信システム部長 (25)、統合幕僚学校副校長 (19)、防衛監察本部監察官 (U25)、技術研究本部副技術開発官(船舶担当) (21)、防衛大学校訓練部長 (20)、海上幕僚監部監察官 (U22)、海上幕僚監部首席衛生官 (M3)、海上幕僚監部総務部長 (25)、海上幕僚監部総務部副部長 (25)、海上幕僚監部人事教育部長 (22)、海上幕僚監部防衛部長 (23)、海上幕僚監部指揮通信情報部長 (23)、海上幕僚監部装備部長 (20)、海上幕僚監部技術部長 (U22)、自衛艦隊司令部幕僚長 (19)、護衛艦隊司令部幕僚長 (26)、航空集団司令部幕僚長 (27)、潜水艦隊司令部幕僚長 (24)、第1護衛隊群司令 (25)、第2護衛隊群司令 (21)、第3護衛隊群司令 (24)、第4護衛隊群司令 (25)、第1航空群司令 (26)、第2航空群司令 (21)、第4航空群司令 (19)、第5航空群司令 (20)、第21航空群司令 (23)、第22航空群司令 (22)、第31航空群司令 (21)、掃海隊群司令 (21)、開発隊群司令 (22)、横須賀地方総監部幕僚長 (U19)、呉地方総監部幕僚長 (23)、佐世保地方総監部幕僚長 (U20)、舞鶴地方総監部幕僚長 (U24)、大湊地方総監部幕僚長 (22)、阪神基地隊司令 (20)、練習艦隊司令官 (24)、海上自衛隊潜水医学実験隊司令 (M4)、海上自衛隊幹部学校副校長 (22)、海上自衛隊幹部候補生学校長 (20)、海上自衛隊第1術科学校長 (18)、海上自衛隊第2術科学校長 (19)、海上自衛隊第3術科学校長 (22)、海上自衛隊第4術科学校長 (24)、自衛隊中央病院副院長 (M1)、自衛隊横須賀病院長 (M1)

空将補(51):
統合幕僚監部報道官 (26)、統合幕僚監部首席後方補給官 (25)、防衛監察本部監察官 (24)、防衛医科大学校幹事 (M1)、航空幕僚監部監理監察官 (21)、航空幕僚監部首席衛生官 (M5)、航空幕僚監部総務部長 (21)、航空幕僚監部人事教育部長 (23)、航空幕僚監部防衛部長 (U24)、航空幕僚監部防衛部勤務 (27)、航空幕僚監部運用支援・情報部長 (23)、航空幕僚監部装備部長 (22)、航空幕僚監部技術部長 (23)、航空総隊司令部幕僚長 (22)、航空総隊司令部防衛部長 (23)、北部航空方面隊副司令官 (23)、中部航空方面隊副司令官 (U20)、西部航空方面隊副司令官 (24)、南西航空混成団副司令 (20)、北部航空警戒管制団司令 (23)、中部航空警戒管制団司令兼入間基地司令 (21)、西部航空警戒管制団司令兼春日基地司令 (24)、航空支援集団副司令官 (21)、航空教育集団司令部幕僚長 (19)、第1航空団司令兼浜松基地司令 (25)、第2航空団司令兼千歳基地司令 (25)、第3航空団司令兼三沢基地司令 (27)、第4航空団司令兼松島基地司令 (19)、第5航空団司令兼新田原基地司令 (23)、第6航空団司令兼小松基地司令 (22)、第7航空団司令兼百里基地司令 (22)、第8航空団司令兼築城基地司令 (24)、第83航空隊司令兼那覇基地司令 (U26)、航空救難団司令 (18)、飛行開発実験団司令 (21)、第1輸送航空隊司令兼小牧基地司令 (22)、航空医学実験隊司令 (U16)、航空安全管理隊司令 (22)、航空自衛隊幹部学校副校長 (20)、航空自衛隊幹部候補生学校長兼奈良基地司令 (19)、航空自衛隊第1術科学校長 (20)、航空自衛隊第2術科学校長 (24)、航空自衛隊第3術科学校長兼芦屋基地司令 (21)、航空自衛隊第4術科学校長兼熊谷基地司令 (18)、航空自衛隊第5術科学校長 (20)、航空自衛隊補給本部副本部長 (19)、航空自衛隊第1補給処長兼木更津基地司令 (U21)、航空自衛隊第2補給処長兼岐阜基地司令 (25)、航空自衛隊第3補給処長 (26)、航空自衛隊第4補給処長 (22)、自衛隊岐阜病院長 (M1)

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8月に咲く桜(3桜)

アクセスランキング上位常連のこの記事(桜3つ、桜4つ)の8月1日改訂版。

4桜の顔ぶれは変わっていないので省略。

3桜は合計55名。名前の後ろのカッコ内は防大期、Uの場合は防大相当期。
掲載順序は相変わらずなんとなく役職順。

陸将(27名):
・林 一也 (21)。統合幕僚監部運用部長
・姉崎 泰司 (19)。統合幕僚学校長
・師岡 英行 (19)。技術研究本部技術開発官(陸上担当)
・君塚 栄治 (20)。防衛大学校幹事
・関口 泰一 (20)。陸上幕僚副長
・酒井 健 (19)。北部方面総監
・宗像 久男 (18)。東北方面総監
・泉 一成 (18)。東部方面総監
・火箱 芳文 (18)。中部方面総監
・用田 和仁 (19)。西部方面総監
・柴田 幹雄 (19)。中央即応集団司令官
・渡邊 隆 (21)。第1師団長
・佐藤 修一 (19)。第2師団長
・長谷部 洋一 (21)。第3師団長
・宮島 俊信 (20)。第4師団長
・角南 俊彦 (19)。第6師団長
・荒川 龍一郎 (21)。第7師団長
・木崎 俊造 (20)。第8師団長
・三本 明世 (19)。第9師団長
・千葉 徳次郎 (21)。第10師団長
・藤野 毅 (18)。陸上自衛隊関東補給処長兼霞ヶ浦駐屯地司令
・三田 克巳 (18)。陸上自衛隊幹部学校長兼目黒駐屯地司令
・内田 益次郎 (18)。陸上自衛隊富士学校長兼富士駐屯地司令
・山口 昇 (18)。陸上自衛隊研究本部長
・大西 正俊 (18)。陸上自衛隊補給統制本部長兼十条駐屯地司令
・小林 秀紀 (U20)。自衛隊中央病院副院長兼企画室長
・西川 博 (U18)。自衛隊札幌病院長兼豊平駐屯地司令

海将(14):
・石村 澄雄 (17)。技術研究本部技術開発官(船舶担当)
・加藤 耕司 (20)。海上幕僚副長
・泉 徹 (17)。自衛艦隊司令官
・高嶋 博視 (19)。護衛艦隊司令官
・松岡 貞義 (18)。航空集団司令官
・小林 正男 (17)。潜水艦隊司令官
・半田 謙二郎 (17)。横須賀地方総監
・杉本 正彦 (18)。呉地方総監
・加藤 保 (17)。佐世保地方総監
・方志 春亀 (20)。舞鶴地方総監
・河村 克則 (21)。大湊地方総監
・倉本 憲一 (19)。教育航空集団司令官
・武田 壽一 (19)。海上自衛隊幹部学校長
・宮浦 弘兒 (19)。海上自衛隊補給本部長

空将(14):
・下平 幸二 (19)。統合幕僚副長
・外薗 健一朗 (18)。情報本部長
・山崎 剛美 (21)。技術研究本部技術開発官(航空機担当)
・岩崎 茂 (19)。航空幕僚副長
・永田 久雄 (17)。航空総隊司令官
・入澤 滋 (18)。北部航空方面隊司令官
・片岡 晴彦 (20)。中部航空方面隊司令官
・小野田 治 (21)。西部航空方面隊司令官
・山川 龍夫 (19)。南西航空混成団司令
・織田 邦男 (18)。航空支援集団司令官
・菊川 忠継 (18)。航空教育集団司令官
・長島 修照 (20)。航空開発実験集団司令官
・森下 一 (20)。航空自衛隊幹部学校長兼目黒基地司令
・浦山 長人 (17)。航空自衛隊補給本部長


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2008年8月19日 (火)

不都合な新事実

三十一が本の虫であることは自他共に認める事実だが、だからと言ってどんな本でもいいというわけではない。むしろ三十一が興味を抱くジャンルの本は一般的にはマイナーとされている分野であって、だから三十一がほしがるような本はそこらの書店にはあまりおいていない。たまたまおいてある場合であっても、仕入れ数が少なくて立ち読みでぐにゃぐにゃになっていることが多い。やっぱり平積みされているくらいでないとねえ。

しかたないので、休日に都心の特定の書店に出かけてまとめて買ってくるというパターンがほぼ定着している。何年か前まではもっぱら神田神保町だったが、最近はほとんど秋葉原で済ませている。どこの書店かわかる人にはわかるだろう。

ところが先日、急ぎでほしい本が出てきて会社帰りに寄れるものなら寄って行こうと、ネットで閉店時間を調べて新事実が発覚した。

営業時間が夜9時まで延長されたというのだ。

こりゃあまずいなあ。これまでは、仕事を少し早めに切り上げてそれからまっすぐ行っても間に合うか合わないか、というくらいの閉店時間だったのに。これではちょっと気をつければ会社帰りに充分間に合ってしまう。悪いことではないんだけど、歯止めがきかなくなりそうで怖い。

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2008年8月18日 (月)

困ったときの

会社の同僚から「今度お祓いに行きませんか」というメールが来た。
課のみんなに出してるんだけど。

その日、三十一は仕事の都合で行けない。ので、そのむね返信しておいたのだが、ついでに一言書き加えておいた。

「そもそも私は無神論者だし」

余計な一言だったかなあと思わなくもないけど、しかし仮にもコンピューターで飯を喰っていながら神頼みというのは三十一には非常に違和感があり、この「お祓い」という発想には正直なところ意表をつかれた。

寺とか神社に行かないというわけではない、去年には出雲大社にも行った。しかし拝まないのだ。信じてもいないものに対して拝むのは偽善だし欺瞞でしかない。

他国ならともかく日本では、無神論者というのは平均以上に宗教に関心がある者だと思う。平均的な日本人はそもそも宗教とか神なんてことを考えもしない。多少なりとも考えた結果が無神論なのだ。もっとも三十一は正確には無神論というより不可知論に近い。人間では認識し得ない形而上の存在があってもよい。それは神と呼ばれる存在かもしれない。しかし認識し得ないものを考えても仕方ない。不毛だ。だからないものと考えるのが実際的だ。そう割り切ると非常に樂だ。しかし、無神論者として生きるのは意外に難しい。

ちょっと話がずれるようだが、先のメールで「お祓い」に出かける先として挙げられていたのが川崎大師だ。だがちょっと待てよ。川崎大師は寺だよね。「大師」というくらいだから真言宗だろう。「寺」で「お祓い」? 「お祓い」とは言わなかったかな、「ご祈祷」だったかもしれない。だけど本来の仏教とこういう祈祷、あるいはお祓いという行為は相容れないもののはずなのだがなあ。

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2008年8月13日 (水)

グルジア・ロシア紛争、略してグロ紛争

グルジアももちろんそうだが、旧ソ連を構成していたロシア以外の共和国には、ロシアに対する強い警戒感がある。建前上ソ連を構成していた各共和国は平等ということになっていたが実質的にはロシアによる支配であったから、ソ連の崩壊を「ロシアからの独立」とみなすのは当然だろう。

ロシア自体が混乱していたときは、ロシアの脅威もそれほどではなかったが、ロシアが未曾有の経済成長を遂げて自信を回復すると、周辺の旧ソ連諸国は戦々恐々とせざるを得ない。ソ連時代にロシア人が各共和国に入り込んでいったから、かつてのヒトラーがズデーテン地方のドイツ人保護を名目としてチェコスロバキアを解体したように、国外にあるロシア人の保護を名目に干渉してくるのではないかというのは旧ソ連諸国共通の懸念である。今回はその懸念が実現化してしまったわけだ。

一時はロシア軍がグルジア領土の中心まで侵攻したとも伝えられたが、結局は停戦を受け入れたようだ。ロシアはアブハジア、南オセチアといったロシア人が比較的多く住む地域の実効支配を強化し、目的を達した。グルジアは逆にこれらの「失地」を回復できずに終わったことになる。人口規模で1億4千万対460万、GDPで2兆ドル対200億ドルという格差がある状態でまともにぶつかっても勝ち目はない。

ロシアがグルジアに厳しくあたるのは、グルジアがNATO加盟をめざしているのも一因だという。グルジアにとってみれば、今度の衝突でますますNATO加盟の必要性を感じたにちがいない。いっぽうの現NATO加盟国にとってみれば、紛争を抱えた国にそうむやみに加盟してほしくないだろう。ある加盟国への攻撃は、NATO加盟国全体への攻撃とみなすというのが集団安全保障だから、紛争を抱えた国のNATO加盟は、NATO加盟国がその紛争に巻きこまれる可能性を増す。それが抑止力になるという側面もあるのだが。

西欧から遠く離れたグルジアがNATOに加盟するというのは一見不思議に思えるかもしれないが、グルジアのすぐ西隣のトルコはずいぶん前からNATOに加盟しており、冷戦時代にはソ連と直接国境を接している唯一のNATO加盟国と呼ばれた。その国境のむこうの「ソ連領」が今のグルジアであるから、グルジアのNATO加盟は「地続きの」拡大になる。それほど突飛なことというわけでもない。

ロシアもグルジアも旧ソ連の武器を装備の主流にしているから、同じ武器体系の軍どうしがぶつかったわけだ。T-72とおぼしきMBTが炎上している映像がニュースで流されていたけど、あれはグルジア軍車輌かな。

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2008年8月11日 (月)

日本語では泳ぐといい、英語では歩くと言う

technical term ではEVA、Extravehicular Activity 船外活動と呼ばれるものだが、一般には日本語で宇宙遊泳、英語では spacewalk と呼ばれる。
さて中国語では何と言うのかな。

3回目の有人宇宙飛行となる、中国の神舟7号は着々と打ち上げ準備が続けられている。10月に打ち上げが予定されている神舟7号では、3人の宇宙飛行士が5日間飛行を行ない、うち一人は船外活動を実施する予定になっている。さすがに船外活動用の宇宙服はこの短期間で自主開発とはいかず、ロシアのオルラン宇宙服を基礎にしたものになるらしい。

少し準備を急げばオリンピックにタイミングを合わせることも可能だったろう。そこを敢えて急がずに10月まで打ち上げを待ったところが、地に足の着いた計画を示しているのだろう。

ちなみに、10月にはインドの月探査機、チャンドラヤーン1号の打ち上げも予定されている。こっちは逆に、もっと早く予定されていたものが延びたのだが。

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2008年8月 8日 (金)

8月の歓声 - The Cheers in August -

タイトルはパクりである。

今月、2008年8月のもっとも注目されるべきスポーツニュースと言えば、NFLのプレシーズンゲームが始まったことだ。
・・・他に何かあったっけ?

わがデンバーのロスター/デプスはそれほど大きく変わっていない。QBは去年に引き続きカトラー。前任のプラマーや、長年エースQBをつとめていたエルウェイが機動力を生かしたプレースタイルだったのに対し、カトラーは典型的なポケットパサーだ。HCシャナハンの攻撃システムがカトラーにマッチするかどうかが鍵だし、心配の種でもある。
今年のRBは、去年2番手だったセルヴィン・ヤング。もともとRBのタレントには頼らないチームだから、ラインさえしっかりすればそこそこ距離を稼ぐだろう。問題はそのラインで、このユニットは少し面子が変わっている。特に、QBのブラインドサイドを守る左タックルが新人だというのが大きな不安、少なくとも未知数だ。

ディフェンスで鍵を握るのは(去年から同じことを言ってるのだが)ラインだ。特にDTが機能するかどうかが重要。DTがフィールド中央を固めているからDEやLBが動けるのだ。2年目トーマスが化けてくれることを祈る。DB陣はタレント揃い、ただし交代要員との能力ギャップと、年齢が比較的高いのが不安材料。

ところで、開幕直前にビッグニュースがとびこんできた。昨シーズンいっぱいで引退したはずのファーヴが現役復帰し、NYジェッツにトレードされたのだと。もう少しファーヴのプレイを見てみたかった三十一としては歓迎すべきニュースなのだが、果たして先発をとれるかなあ。体調さえ万全ならペニントンには勝てそうだけど。

本格的なレギュラーシーズンの開幕までは、あと1月。

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2008年8月 7日 (木)

麻生復職

8月2日、福田改造内閣が発足した。

この改造のひとつの目玉は麻生太郎の幹事長起用。去年の三十一の予測がほぼ1年ぶりに実現したわけだ。状況が異なるから一概に評価できないけど、やはり福田は麻生を取り込みにかかった。責任ある地位を与えることで運命共同体を狙ったのだろう。ある意味、福田の危機感を示している。

谷垣は党政調会長から国土交通大臣へ。財務大臣経験者が国土交通大臣というのはこれまでの感覚だと格下げのようだが、重要閣僚であることは変わりない。党役員といっても政策担当の政調会長だし、得意の政策畑で働いてもらおうというのだろう。

麻生と谷垣というポスト福田の最有力候補をいずれもとりこんで競わせ、そのバランスの上に立って長期政権を狙う・・・というのは20年前ならリアリティがあったけど、今では机上の空論だ。現在の難しい政治状況では、そんな小手先の策を弄している余裕はない。とにかく党内閣内をかためないことには野党に対抗できないと考えたのだろう。

おそらく、去年の内閣発足当時は、まだ多少は野党と交渉の余地はあるものと考えていただろう。しかし野党は思ったより強硬で国会運営は完全に行き詰まってしまった。このままの状況では解散もできない。総力体制を布いて来たるべき総選挙(解散にせよ任期満了にせよ1年以内に必ずある)を乗り切ろうというのだろう。そのタイミングを選べる、というのが一応政権を握っている自民党の強みだ。

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2008年8月 5日 (火)

「China's Space Program: From Conception to Manned Spaceflight」

世界各国の宇宙開発シリーズ。
そんなシリーズがあるのかどうか知らないが、ロシアものを一通り読み終えたあと、しばらくもう英語の本はおなかいっぱいという気分だったが、結局この本を読み始めてしまったのには理由、というかちょっと情けない顛末がある。

Amazon で見つけたこの本をしばらくカートに入れたまま、買おうかどうしようか悩んでいた。三十一の気持ちが「買ってもいいかな」という方向にだいぶ傾いてきたある日、ふと積んだままにしていた洋書の山の一番下を見たところ、この本が出てきた。つまり、すでに買ってあることをすっかり忘れて買おうかどうしようか悩んでいたのだ。

買っても読んでないから忘れるのだ、読んでしまえば忘れることもあるまいと思って読み始めることにした。1月半ほどかかってようやく読み終えた。

読んでいて困るのは、人名や地名や衛星のシリーズ名などがローマ字表記になっていること。Zhou Enlai とか Deng Xiaoping、Nie Ronzhen くらいならそれぞれ「周恩来」「鄧小平」「聶栄臻」だとわかるけど、また Tsien Hsue Shen なら紹介されている内容から「銭学森」のことだと見当がつくけど、それほど有名でない人名や、衛星の名前の場合は該当する漢字が思いつかない。はじめのうちは一生懸命想像していたけど、そのうち諦めてしまった。

中国の「ロケットの父」とも言える銭学森は、もともと戦前から戦後にかけてのアメリカで研究活動を行っていたので、そう考えると中国のロケットはむしろアメリカにその基礎をもつと言ってもよい。銭学森がレッドパージにあって中国に帰国してからは、当然ロシアの協力を得て研究を再開したわけだが、当時(1950年代はじめ)のロシアのロケットはまだドイツのA4ロケット(いわゆるV2)の発達型だった。もっとも銭学森がアメリカにいたころもA4を手本にした研究が主流だったから、それほど違和感はなかったかもしれない。銭学森は戦後まもなくアメリカのA4調査チームの一員としてヨーロッパに渡っている。

この本の中で紹介されているが、クラークの「2010年」に出てくる中国の宇宙船には「銭学森」の名前がつけられているそうな。「そんなの出てきたかなあ」と思ったが、そのすぐ後に種明かしがあった。中国の宇宙船が出てくるのは小説だけで、映画では出てこないんだそうな。へー。

基礎工業力の不足、それから大躍進や文化大革命といった政治的変動によって中国の宇宙開発の歩みは順調とは言えなかったが、それでも銭学森のイニシアチブで前進を続けてきた。中国はいまやアメリカ、ロシアという2大パワーに続く第2グループの中でかなり大きな割合を占めている。この本で2003年末までのロケット打ち上げ数というのが出ているけど、約4300回の打ち上げのうちロシアが約2700回と過半数を占め、アメリカが約1300回でそれに次ぐ。残り300回を、ヨーロッパ、中国、日本、インド、イスラエルなどが分け合っていることになる。この中ではヨーロッパのアリアンシリーズが少し抜けて150回を数えるが、中国は日本を押さえて75回の打ち上げを行っており、ここ10年に限っていうと明らかに日本のペースを大きく引き離している。かつての月レースのときのアメリカやソ連のような、金に糸目をつけず目標に邁進するというほどの優先順位は与えられていないものの、ヒトカネモノといった資源を潤沢に与えられて着実に段階を踏んできている。次の目標は宇宙遊泳だそうだ。中国はすでに軌道からの回収技術で実績を積んでいるし、技術/ノウハウ面でも日本は大きく遅れをとっている。

読んでてびっくりしたのは、唐突に¥マークが出てきたこと。米ドルやユーロならわかるけど、なんで日本円? と一瞬思ったがこれは中国元(Yuan)なんだね。

次は「ヨーロッパ」編が控えている。

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「乃木坂春香の秘密4/5/6/7/8」

3巻くらいまで読んでそれっきり続きを読まなくなっていたのだが、7月からアニメが始まったので読んでみた。

まあ一言でいうなら甘々の砂糖菓子ですなあ。こういのも嫌いじゃないけどね。

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2008年8月 4日 (月)

"いなづま"と"さざなみ"は後ろ姿で区別がつかない

2日の横須賀基地公開で得た最大の成果。
この二隻はタイプが違うんだけど、区別がつきますかね。

P5090007

右の"いなづま"はむらさめ級で、左の"さざなみ"はその改良型のたかなみ級だ。違いと言えば主砲が新しくなったこと、前甲板のVLSが変わったことくらいで準同型艦と言ってよいくらいの差しかないことはもちろんわかっていた。しかし後ろから見るとまったく違いがわからない。告白すると、はじめのうちは「同じタイプを2隻見てもしょうがないな」と思っていたのだ。三十一なら艦尾の名前で気づくべきだったね。

横須賀についてパンフレットを見て初めて気づいたのだが、同じ日に米軍基地も公開されていて、そちらでも艦艇の見学が可能になっていた。というわけで午前中は自衛隊、午後は米軍と急遽ダブルヘッダーをこなすことになり、結局時間が足りなかった。時間が2日ほしかったところだ。でも実際に2日出撃していたら倒れてただろうな。

公開されていた艦艇は以下の通り。

自衛隊横須賀基地:
- 護衛艦ひえい (DD-142)
- 護衛艦いなづま (DD-105)
- 護衛艦さざなみ (DD-113)
- 潜水艦やえしお (SS-598) - 一般への公開なし
- 砕氷艦しらせ (AGB-5002)
- USS Cowpens CG-63

米軍横須賀基地:
- USS Mustin DDG-89
- 護衛艦はつゆき (DD-122)

このほか、公開はなかったけどゲート越しに USS Thach (FFG-43) と、USS Blue Ridge (LCC-19) を見ることができた。そのほか Arleigh Burke 級がざっと3隻。

自衛隊のほうでも、"しらせ"のむこうに"わかさ"、対岸の岸壁に"くりはま"と"えんしゅう"。そして米軍基地に向かうバスの中から"はしだて"を目撃した。
いやー、濃い1日でした。

ざっと150枚ほど写真を撮ったけど、もっぱら注目するところがハイラインのためのスライディングパッドアイとか、旗甲板に据え付けられた信号旗箱とか、艦橋脇のウィングの床の敷物の素材とか、各艦の時鐘とか、艦橋の窓ぎわに置かれていた「艦長用」と書かれた双眼鏡とか、普通の人ならあまり気にしないようなところであるのが三十一らしいと言えば三十一らしい。

時間がなくなって、PXで買い物をするどころか昼飯を食うひまもなかったのが残念。来年また行きたいっす。

最後に、米軍基地内でみつけた不思議な看板。

P5100122

英文がないと日本人でも日本語の意味がわからないぞ。

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2008年8月 1日 (金)

7月の打ち上げ

GMTで7月が終わるまで正確にはあと数分あるけど、7月の打ち上げ一覧。

7日21:47GMT、クールー(仏領ギニア)、アリアン5(ProtoStar 1、BADR 6)。

16日05:20GMT、シーランチ(太平洋赤道上)、ゼニット3SL(Echostar 11)。

22日02:40GMT、プレセツク(ロシア)、コスモス3M(SAR-Lupe 5)。

26日18:31GMT、プレセツク(ロシア)、ソユーズ2.1b(Cosmos 2441 Persona)。

7月は少ない。全部で4件。アメリカがないなあ。シーランチにはボーイングが出資してるけど。この中で興味深いの26日の打ち上げ。そもそもソユーズ2.1系の打ち上げは久しぶり。何か不具合があって修正していたのかもしれない。ペイロードもロシアの光学偵察衛星の新シリーズ第一号になる Persona だ。

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