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2008年11月 7日 (金)

穴がキター

先月31日に田毋神・前空幕長が解任されてから1週間の空席を経て、今日7日付で後任の空幕長が発令された。三十一が予想していた永田航空総隊司令官(17期)ではなく、情報本部長の外薗健一朗空将(18期)の就任となった。

実はこの記事のコメントで「18期からなら外薗空将が最有力と考えていたのだが、情報本部に出てしまったので」と記している。まったく予想外というわけではなかった、ということはここで言っておこう(言い訳です)。
少し補足しておくなら、これまでの歴代情報本部長は、すべてこの職を最後に勇退している。情報本部は重職ではあるものの、自衛隊内部のメインラインから考えれば傍系で、いったんここに出てしまった人間がトップに返り咲くというのは難しいのではないかと考えていた。とは言え、情報本部自体がまだできて日の浅い組織で、外薗空将も第5代の本部長に過ぎないから、不文律というほどのものはまだ出来上がっていないだろう。少々の融通は利くかもしれない、というくらいの漠然とした予感はないわけではなかった。

18期の外薗空将が空幕長となったため、17期の永田空将は現職・航空総隊司令官での勇退が確定。それほど先のことではないだろう。

そのほかの主な異動は、後任の情報本部長に現統幕副長の下平幸二空将(19期)。そして統幕副長には、現護衛艦隊司令官の高嶋博視海将(19期)。高嶋海将は、「あたご」衝突の逆風を乗り越えての統幕副長栄転となる。これは予想の範囲内だった。護衛艦隊司令官には、掃海隊群司令の河野克俊海将補(21期)が、海将に昇進して就任。今年春までは海幕防衛部長の要職にあったが、「あたご」後の人事で掃海隊群に転出していた。掃海隊群司令もけして軽い職ではないが、海幕防衛部長/護衛艦隊司令官に比べればやや格下だ。

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コメント

はじめまして、ちょこちょこおジャマさせていただいております。何度か空幕長人事について書かれておりますが、なかなか面白い分析ですね。私もこの手(?)の予想が好きなもので、興味深く拝読させていただいておりました。
ちなみに、今回の空幕長人事、私の事前の予想(カン?)では、
①衆院選が11月9日までに行われていれば、浦山補給本部長(17期)
②選挙が①以降になれば(18期の)外薗情報本部長
でした。理由は、あるような、ないような・・・。
もっとも、田母神前幕僚長がああいった形で退くことになるとは思ってもいませんでした。田母神氏の次としては、年次的に織田支援集団司令官もチラッと頭を過ぎりましたが、過去に就かれていたポストから考えて、内局にとって都合がいいのは、やはり外薗氏だったのではないでしょうか?(織田氏も遠慮せずものを言うタイプですものね。)現役の17期(永田氏、浦山氏)は、お説のとおり、近々お辞めになるでしょう。永田氏の後任は織田氏、浦山氏の後任は山川南混団司令(19期)でしょうね。
それにしても、外薗幕僚長の就任のコトバはちょっと残念でした・・・。サービス精神が旺盛なのでしょうか・・・。これからのご活躍を祈念しておりますが、各部隊へどんな訓示をして回るおつもりなのでしょうか・・・。

すみません、ついつい書きすぎてしまいました。これからもよろしくお願いします。

投稿: きり | 2008年11月10日 (月) 22時46分

よろしくお願いします。

確かに、外薗空幕長の就任時のコトバを報道で知ったときには、私もちょっと首をかしげました。今の段階で「お詫び」は無用でしょう。

単に「法律に従って与えられた任務を粛々と遂行する、そのむね部内に徹底する」とでも言っておけばよかったのでは。
実はこれは、「関係ねえ」騒動のときに思ったことそのままなのですが。

投稿: admiral31 | 2008年11月11日 (火) 23時06分

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