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2008年12月21日 (日)

北斗星の寿命永らえて

鉄道ジャーナルの今月号を読んでいて「へえ」と思った記事。

JR東日本が、「カシオペア」「北斗星」を牽引しているEF81の代替としてEF510を新製することにしたという。
EF510はもともと、JR貨物が日本海縦貫線用に製造量産している交直流型電気機関車。この区間は直流・交流60Hz・交流50Hzが混在しているために、関西-東北・北海道間をつなぐ貨物列車を牽引する機関車をいちいち交換する手間を省こうとするなら3電源に対応した機関車を用意するしかない。
実はEF510で置き換えられるEF81も同じ経緯で製造されたもので、JRの電化区間のほぼすべてを走行できるEF81は重宝されてきた。そのEF81も登場以来40年になり、代替が模索される時期に来ていた。EF81と同じ3電源に対応し、出力もサイズも適当で実績もあるEF510を採用したというのは納得いくところである。

国鉄の分割民営化以後、JR貨物をのぞく旅客会社の中で機関車の新製を行なうのは今回のJR東日本が初めてだ。実に20年ぶりになる。だいたい旅客会社の傾向としては、機関車が老朽化してきたら代わりの機関車を調達しようとするのではなく、機関車がいらないような方向に進んでいる。近年相次ぐブルートレインの廃止もそのひとつだ。その中でJR東日本が自社で機関車を(貨物会社と同型とは言え)調達しようとしているのは、つまり当分の間は「カシオペア」なり「北斗星」なりの寝台客車特急を廃止するつもりはないということを示している。客車普通列車や客車急行列車はとうに姿を消してしまったが、客車特急列車が、さらに言えば客車列車そのものが姿を消すまでにはまだしばらく猶予がありそうだ。

「カシオペア」に使われているE26系はともかく、「北斗星」の24系も実はそろそろ代替時期に来ている。せっかく機関車を新調したのだから、客車のほうも新調してくれないものだろうか。そうしないと今度は新品のEF510が余っちゃうよー。
ひょっとしたらその時は貨物会社に売却すればいいとか考えてるかな。それを考慮して貨物会社と同型にしたりしてるんだったら嫌だなあ。

塗装や番号は未定という。カシオペア塗装のEF510や、星を背負ったEF510というのも見てみたい気がする(怖いもの見たさ)。番号は番台区分して1000番台というのも芸がないなあ。いっそ、EF510-E1とかどうよ。

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