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2009年1月 2日 (金)

2008年の打ち上げ(附・12月の打ち上げ)

12月は7回。年末駆け込み需要なんてものが打ち上げ業界にあるのか知らないが、やや多い。特に中国が3個所の打ち上げ基地から1回ずつ打ち上げ、しかもそのうち2回が遥感 Yaogan 地球観測衛星であるというのは何か意図があるのだろうか。
年末ぎりぎりにロシアが Glonass 測位衛星をプロトンロケットで3基まとめて打ち上げる、というのはもはや恒例になりつつあり、少なくともここ5年くらいは毎年クリスマス前後に打ち上げている。ロシアは2009年(つまり今年だ)に Glonass 衛星による測位システムを再構築すると表明しており、アメリカのGPSシステム独占に風穴をあけようとしている。ヨーロッパも中国も独自の測位システムを構築しつつあり、測位システムといえばGPS(勘違いしている人も多いがGPSはアメリカが構築した測位システムを示す固有名詞で一般名詞ではない)という時代は早晩終わることになるかもしれない。

1日 04:42GMT、酒泉(中国)、長征2D(遥感4)

2日 05:00GMT、プレセツク(ロシア)、モルニヤM(Cosmos 2446 Oko)

10日 13:43GMT、バイコヌール(ロシア/カザフスタン)、プロトンM(Ciel 2)

15日 03:22GMT、太原(中国)、長征4B(遥感5)

20日 22:35GMT、クールー(仏領ギニア)、アリアン5(Hotbird 9、Eutelsat W2M)

23日 00:54GMT、西昌(中国)、長征3A(風雲2E)

25日 10:43GMT、バイコヌール(ロシア/カザフスタン)、プロトンM(Cosmos 2447~2449 Glonass ×3)

さて、年も改まったことで2008年の打ち上げを概観しておこう。総打ち上げ数は68回、うち2回が失敗。

国別の回数:
1. ロシア 27回(うち有人2回、失敗1回)
2. アメリカ 11回(うち有人4回)
2. 中国 11回(うち有人1回)
4. 国際企業 9回(うち失敗1回)
5. フランス 6回
6. インド 3回
7. 日本 1回

ロケット(Launch Vehicle)別回数:
1. Protonシリーズ 10回(うち失敗1回)
2. Soyuzシリーズ 9回(うち有人2回)
3. Zenitシリーズ 6回
3. Ariane 5シリーズ 6回
5. Deltaシリーズ 5回
6. スペースシャトル 4回(有人)
6. 長征2シリーズ 4回(うち有人1回)
6. 長征3シリーズ 4回
9. Kosmosシリーズ 3回
9. 長征4シリーズ 3回
9. PSLV 3回
12. Atlasシリーズ 2回
12. Dneprシリーズ 2回
12. Pegasusシリーズ 2回
12. Falcon1 2回(うち失敗1回)
16. Molniyaシリーズ 1回
16. Rokotシリーズ 1回
16. H-IIA 1回

国別、ロケット別の最下位に注目。つまりはこういう位置なのだよ。

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