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2009年2月28日 (土)

「蒸気機関車の技術史」

最近、蒸気機関車の復活運転があちこちで行なわれるようになって、見かける機会も増えた。しかしそれはあくまでも「観光」でしかなく、輸送手段としての蒸気機関車は30年以上前にその使命を終えている。
そのせいかどうかわからないが、蒸気機関車の技術的側面を正面からとりあげた本は意外に少ない。そういう意味でこの本は貴重だ。

日本は蒸気機関車については後進国だ。鉄道の建設はイギリスに比べておよそ半世紀遅れているが、蒸気機関車の国産という点では一世紀遅れている。狭軌というハンデはあったものの、後進という立場には先進国が試行錯誤の末獲得した機構のおいしいところだけをリスクなしで享受できるというメリットがある。
しかし日本の国鉄は標準化・堅実というお題目のもとに欧米で標準的になった新式機構の採用に驚くほど後ろ向きだった。
その筆頭は多気筒(シリンダー)である。左右にそれぞれ一気筒ずつ配置して左右の動輪を回転させる二気筒推進がもっとも基本的な構造と言えるが、3気筒4気筒といった多気筒推進は回転がスムーズになり線路に与える負担が小さいという長所があり、フランスやイギリスでは主流となった。しかし日本ではC53で3気筒が試みられたが、慣れ親しんだ2気筒との構造の違いに馴染めず定着することはなかった。
同じく、いったん高圧シリンダーで使った蒸気をさらに低圧シリンダーに送り込んで二回利用する複式気筒も、日本ではほとんど顧みられることがなかった。

かくして日本では二気筒・単式推進が推し進められることになる。いわゆる国鉄標準機と言われるタイプはすべてこのタイプである。そういう意味では、本格的な国産が始まってから30年ほどの間、日本の蒸気機関車は基本的な構造について言えばほとんど進歩がなかったと言える。

日本の蒸気機関車や日本の軍艦は世界的にみても優秀だった、という論調をよくみかける。実は三十一も以前はそう思っていた。しかし今は違っていて、表面的には優秀な性能を示していたとしても多くは重要な何かを犠牲にした結果でしかなく、また革新的な新機構を考案したこともほとんどない、技術史という視点からはさして取り上げるほどのものはないのではないかと思っている。
国粋主義者には怒られそうだけどね。国粋主義者と愛国主義者は区別しなくてはならない。

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2009年2月26日 (木)

ふたたびサクラサク。

"さくら"という単語で自衛隊ネタを期待した方、残念でした。

新幹線の列車名決定!! (JR九州)

今からほぼ2年後、2011年春に開業が予定されている九州新幹線で、山陽新幹線から直通運転される列車の愛称が発表された。それが"さくら"である。

先代の"さくら"が2005年3月に廃止されてから6年での復活となる。

そもそも"さくら"は漢字の列車名"桜"として戦前の昭和4年に東京~下関間の三等特急(特急の中で三等だ、というわけではなく三等車で編成された特急、ということ。一二等車で編成された特急は同時に"富士"と命名された)に命名された。それまでは列車名がなく単に列車番号3(下り)、4(上り)の特急列車でしかなかった。
当時のことであるからもちろん夜行列車で、東京を昼過ぎに発ち関西を夜9~10時前後に通過し、翌朝下関に着くというダイヤだ。そのころ三等車には寝台はなくすべて座席だったから大変な旅だったろう。この"桜"はやがて各等特急に変わって二等車も連結されるようになったが、戦時中に急行に格下げされて愛称は消滅した。

戦後は平仮名の"さくら"としてまず東京~大阪間の臨時特急として多客期に運転されたが、定期列車として復活したのは東京~長崎間のブルートレインだ。1959年から2005年まで走り続けた。

正直なところ、三十一には"さくら"という列車にあまり思い入れがない。個人的には2位に終わった"はやぶさ"のほうが好きだなあ。鹿児島行きの列車なら、"はやぶさ"でよかったような。九州内の新幹線として"つばめ"も残ることになるそうな。由緒ある列車名が復活するのは悪いことではないけれど、イメージを壊すようなことはしてほしくない。

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2009年2月25日 (水)

スペースが節約できるようになりました。

今日、JTB時刻表の3月号を買ってきた。


ダイヤ改正の直前の号と、ダイヤ改正号は必ず買うのが習慣になっている。アクティブな鉄ちゃんならそんなことにかかわらず毎月買うのが正しいのだろうが、三十一はそこまでアクティブではない。これ以外は旅行に行くときか旅行に行きたいと思った時くらいしか買わない。3月号は、3月14日に実施されるダイヤ改正号だ。

わかってはいたことだけど、みどりのページ、寝台特急をまとめて掲載した個所を開いてみるとすべての寝台特急列車が見開き2ページに収まってしまっている。寂しさを禁じ得ない。先月号まではまがりなりにも3ページ使っていたのだが。

手元にある1978年10月号(復刻版)を開いてみよう。およそ30年前になる。寝台特急は前後4ページで、言うほど違いがあるようには聞こえないかもしれないが、実際に見比べてみると明らかに隙間が増えている。
2009年3月号に掲載されている寝台特急は16本8往復(トワイライトエクスプレスが2個所に分割掲載されているので、実数は7往復)。一方の1978年10月号では35往復。併結を1往復と数えているので、列車としてはもっと多い。凋落は明らかだ。

完全にわたしごとなのだが、三十一が一番熱中していたのがまさにこの時代だ。なじみのある列車、なじみのある車両、なじみのある路線が目白押しで見ていて楽しく懐かしい。

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2009年2月24日 (火)

避けて通れないこともある2

宇宙で人工衛星がぶつかったと思えば、今度は海中で潜水艦が衝突する。
やや旧聞だが

British, French nuclear submarines collide (CNN.com)

北大西洋でパトロール中のイギリスの弾道ミサイル原潜ヴァンガード (HMS Vanguard) と、フランスの同じく弾道ミサイル原潜ル・トリオンファン(Le Triomphant)が海中で衝突した。

戦略ミサイル原潜は、そもそも見つかってはいけない潜水艦の最たるものである。敵に捕捉されない状態で核報復能力を維持することが最大の目的であるから、当然のことだ。したがって、音波がほとんど唯一の探査手段である海中では、静粛性がもっとも高い潜水艦とも言える。
こうなると、見つかりにくくなるのは何も相手が敵国に限らなくなってしまう。イギリスとフランスは同盟国というわけでもないが、いまのところ敵対しているわけでもない。それでも互いに「相手に見つかるまい」としていると、結局互いに見つけられず衝突してしまうことになる。

こんな文章を書いたけど、仮に変温層をまたがっていたとすると互いにまったく相手が「見えて」いなかったことも十分あり得る。その状態で衝突したとしても、艦長を一概に責められないだろう。実は、こんな事故は冷戦時代にはもっとたくさんあったのではなかろうか。単に表に出てこなかっただけで。

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too little, too late.

今週、某国営放送の「BS世界のドキュメンタリー」でイラン革命特集をやっているので、帰宅してから(途中からではあるが)見ていたその流れでニュースをだらだらと見ているとちょうどオバマ政権のイラク・アフガニスタン政策に関してコメンテーターを呼んで意見を聞いていた。

すでにあちこちで報道されているとおり、アフガニスタンに増派してタリバンの根絶をはかるというのがオバマ政権の基本方針である。
報道によると現在アフガニスタンに駐留している多国籍軍は7万人だとか。聞いた瞬間に「それじゃ足らんだろう」と思った。しかも主力たる米軍は4万人にも満たない。米軍の編成じゃあ一個師団にもならないぞ。相手がある程度組織化された交戦団体で、正面から戦って叩き潰すんなら多少数で劣っていても世界最高レベルの米軍なら十分かもしれない。しかしアフガニスタンでの相手は神出鬼没で、しかも局地的に殲滅したとしても鼠の群れの中の一匹を始末したに過ぎない。根本的な解決にならないのである。

現代は多数の兵力を一気に投入する、という方法がなかなかとりにくくなっている。そもそも軍が少数精鋭化されて規模が小さくなっているし、大きな戦力の投入はマスコミや野党の格好の攻撃材料になる。どうしても控えめになってしまう。
そのため、実際に戦う軍人にとってみれば政府の判断はいつだって少なすぎ(too little)、そして遅すぎる(too late)のだ。

too little, too late はベトナム戦争が泥沼化した最大の要因と言えるだろう。しかしそのベトナム戦争の悪夢がますます too little, too late に拍車をかけることになる。

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2009年2月23日 (月)

デフラグ実行中

最近、PCでやらせている作業(動画エンコーディング)のパフォーマンスが急に悪化した。こないだまでは1話24分を処理するのにだいたい20分くらいかかっていた。それがあるとき、シャットダウンして再起動してから以降、40分くらいになっている。
CPUが遅くなったということもなく、データの内容が大きく変わったわけでもない。原因は特定できていないが、消去法で考えていくとディスクかなあ。ディスクそのものがおかしくなったとは思っていないが、もしかしてと思って見てみると作業ファイルを置いてあるドライブが盛大にフラグメンテーションを起こしている。とりあえず一日かけてデフラグを実行してみたがあまり改善された様子がない。

せっかく1.5TBの大容量ディスクを買ったので、これを使ってデフラグをすることにする。新規に追加されたドライブはEドライブ、デフラグ対象のドライブはGないしH。まずEドライブ1.5TBを物理フォーマット。その後、GドライブからEドライブに内容を全部コピー。その後Gドライブをクイックフォーマット。EドライブからGドライブに内容をコピーし直す。Eドライブをクイックフォーマット。
同じ内容をHドライブについても行なえば、これ以上ないくらい綺麗にデフラグができるというものだ。

書くと簡単なようだが、問題は実行時間。
昨日の夕方から初めてまだGドライブの分も終わってない。これが終わらないと、本来Eドライブに置くつもりだったデータが置けないのだよ。

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2009年2月22日 (日)

インフルエンザ罹患を予防するための控えめな提案2

アキバのホコテンを再開しませんかね。

人口密度高すぎ。

普段使っているパソコンのうち1台のHDDが不足気味になってきたので、大容量HDDを調達するのを主目的として今日アキバに行ってきた。1.5TBも値段がこなれてきたので、今の1TBを1.5TBに置き換えようというのだ。

ついでというわけではないのだが、少し店をまわっている間に「これほしいなあ」というのが沢山でてきた。Atom N330 のベアボーンキットとか、G45搭載マザーボードとか、大容量静音電源とか、内蔵BDドライブとか、大画面液晶ディスプレイとか。

改めて考えてみると、三十一はもちろんやりたいことがあってパソコンを使っているのだが、パソコンを組み立てたり、ソフトを組み合わせて複雑な作業をやらせてみたり、設定を変更してみたりという作業自体を楽しんでいるような気がする。いってみれば盆栽いじりをするのと同じ感覚でPCいじりをしていると言えるかもしれない。

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2009年2月21日 (土)

柱を補強してみた

記事のランキングとか検索フレーズのランキングとかをみると、どうも自衛隊がらみでこのブログにたどりつく人が多いように思う。

別に自衛隊のことだけを書いているつもりはないのだが、情報を求めている人が多いわりには意外に情報が少ないということなのかなあ。だからこの程度の書き込みでも反応というか需要があるわけだ。

それに対して、鉄道の場合は情報を求めている人も多いが発信している人も多い。なのでわざわざこんなところを訪れるまでもないのだろう。その反対が、宇宙開発関係だ。三十一自身がこれまで情報不足にフラストレーションを感じてきただけに、この程度の記事でもそこそこ有用なはずだが、そもそも需要がないんだろうなあ。

もう半年も前のことになるが、こんな記事を書いたことがある。記事自体の中身はなくて、リンクの紹介だけなのだが、そのリンクの内容を作るのにはかなり手間暇かけた。その紹介記事が流れてしまって久しく、このまま誰にも利用されない状態になってしまうのは忍びないので、右の柱にリンクをつけてみました。

本来の置き場所は、このブログを始める前に作ったサイトの中。ブログというのは、日々の感想を垂れ流すには便利なのだが、まとまった文章とかこの手のデータを置いておくには向かない。そのせいでずいぶん久しぶりに手を入れることになった。捨てるつもりはないので、サイト自体は残したままときどき思いついたようにメンテすることになるだろう。いつの間にか右の柱にリンクが増えているかもしれない。

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2009年2月20日 (金)

最後の追い込み

しばらく動きが無いと思っていたら、一気に追い込みがかかったぞ。

何の話かというと、ABO FANさんの話である。(ABO FANさん用2: Interdiciplinaryな掲示板)

この話を始めたときに最初に書いたエントリではあちこちにトラックバックを送ったんだけど、その続きのエントリではトラックバックしていなかった。そう何度もトラックバックしてもなあと思ったからだが、TBを送ったエントリだけが妙にアクセス回数が多かったのは、短期訪問者が多かったんだろうなあ。それも今は落ち着いたみたいだけど。

閑話休題。
"143 zorori 2009/02/19 20:41" でまとめられているけど、しつこいくらいに「論理(理論ではないので注意)」「理論(論理ではないので注意)」と繰り返しているのは、三十一が指摘していた通り論理と理論の混同が根本的な問題であると言っているのだろう。
まあこの程度のことはまともな思考回路の持ち主なら当然気づくことなんだけどねえ。逆に言うとこれに気づかないってのはどういう思考回路を持ってるんだか不思議でならない。

この前後の zorori さんと lessless さんの追求はかなり決定的で、ABO FANさんの説明の根本的な問題を浮き彫りにしている。これで ABO FANさんもついに年貢の納め時か。

などと考えるのは実はまだ早い。これまでABO FANさんはあちこちで袋だたきにあって一時的に撤退しながらも気がついたら別のところで復活していた、というのを繰り返しているからねえ。

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2009年2月19日 (木)

「システムはなぜダウンするのか」

三十一にしては珍しく、仕事がらみの本。
「ああ、あるある」と思いながら2日ほどでさっくり読み終えてしまった。

実はこの本は、自分で読むためというよりも人に読ませるために買ったと言ってもよい。
というのは、「キミそんなことも知らないでよくこの業界で、この職種でメシ喰ってますと言えるねえ」と言いたくなるような人がゴロゴロいるのだ。名指しはしないけど。

難易度も適当、丁寧な文章ながら内容は濃い。

現場の一線で働いているシステム担当者よりもむしろシステム部門責任者とか、上位マネジメントに読んでもらいたい。あるいは、これからシステム業務に携わる若手とか。

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重き荷を負うて遠き道を行く

本当は昨日のうちに書くつもりだったのに、帰宅した途端にPHSが鳴ってそのまま仕事に突入。たった今解放されたところだ。楽しくないのでこれ以上は触れません。

三十一が本の虫だというのは今さら改めて言うまでもないことだが、今日も今日とて、読みかけの本を朝カバンに突っ込んで会社に向かう。
時間に余裕がなかったのでカバンの中身をあまり気にしていなかったのだが、駅までのさほど短くもないその道のりで肩にかかる重さが普段より身にしみた。

と、いうわけでカバンの中をあさってみると、こんな本(たち)が収まっていた。

文庫が大半とはいえ、6冊も持ち歩くのはどうしたもんかなあ。
しかし、6冊はそう無いとしても4冊程度なら日常茶飯事なんである。

おまけに、帰宅途中に3冊新しく買ったりしてるのは救いようがないぞ。

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2009年2月17日 (火)

閑散期のお仕事その2

繁忙期にシステムの変更をしてはいけない、というのはこの業界に生きる者のごく基本的な知恵である。おばあちゃんに教わったかどうかは定かではないが。

つまり、ビデオを酷使する季節は終わりを告げたのでちょっと構成を変えてみようと思い立つ。思い立っただけでまだ実践していないのだけど。シーズンが終わるまでは計画どころでもなかった。シーズンが終わったのでビデオデッキはまるまる一台遊ぶことになる。

とは言え、いま三十一はビデオデッキを都合6台持っている。自分で書いてて笑ってしまうが、何をそんなに使っているのやら。しかしこれらのうち過半数はデジタルチューナーがついていないので近い将来使い道がなくなる。まあ工夫次第で使い道がないわけではないが、そんなに沢山はいらない。

いま計画しているのは、3台のアナログチューナーHDDレコーダー(DVD付)のうち2台を破棄して1台に集約し、その分AVアンプの口をあけようというものだ。そのあいた口にはいずれブルーレイプレイヤーを接続するつもり。それに備えて、アンプ周りの結線も少し変更しようと思っている。

今日、帰り際にHDMIケーブルを買ってきたりしたのだが、結線変更にあわせて接続する予定なので、しばらく遊んでしまいそう。

9月までには完了させないとね。

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2009年2月16日 (月)

薄利多売にさも似たり

フットボールのシーズンが終わって、ふと気づいたことがある。

土日に家にいる必要はないんじゃん。

シーズン中は土日を使ってビデオを観ないととても消化しきれないので、そんなに遠出ができない。遠出してためてしまった後の無茶苦茶さは、昨年11月の九州旅行のあとに思い知った。
しかしシーズンが終わって時間ができたので、ちょっとした小旅行も可能であろう。日帰りもしくは一泊でも、ポイントを絞ればそこそこ面白いコースが作れそうだ。

日帰りなら、房総半島一周とか御殿場線走破とか関東鉄道訪問とか、近場ではあるけれどいろいろ考えられる。その日に思い立ってもそれほど難しいプランにはならないだろう。
しかし一泊するとなると、多少なりとも計画しておかなければいけない。

今いくつか考えているのは以下のような計画。
1.常磐線をいわきまで下り、磐越東線・磐越西線を制覇して新潟から新幹線で帰京。途中、郡山または会津若松あたりで一泊。バリエーションとしては水戸から水郡線に乗る、というのがある。

2.新幹線で長野に行き、篠ノ井・中央西線を経由して名古屋に出、東海道新幹線で帰ってくる。無理すれば日帰りも不可能ではないだろうが、長野で一泊したほうが楽だろう。

3.中央本線でまず松本に行き、大糸線で糸魚川に出てから、はくたか・上越新幹線を乗り継いで帰京。

4.山形新幹線で新庄に行き、陸羽西線で余目に出て羽越本線・上越新幹線で帰京。陸羽西線のかわりに米坂線というバリエーションもあり。

5.名古屋から紀勢本線を使って紀伊半島を一周し、大阪から帰京。紀勢本線のかわりに関西本線を走破というバリエーションも。

そのほか、高山本線を走破するプラン、小浜線に乗るプラン、陸羽東線北上線プラン、仙石線石巻線プラン、只見線プラン、サンライズを使った姫新線または芸備線プラン、などなど。とても全部実現できるとは思えないけど、考えてるだけでも楽しいやな。

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2009年2月15日 (日)

撃ったら撃ち返される

今月の「軍事研究」誌(2009年3月号)の巻頭言で、志方もと陸将がパレスチナ紛争に触れていた。その末尾部分に触発されて思いついたこと。

いまでも戦争映画はときどき作られている。最近の戦争をとりあげた映画も多い。しかし30年くらい前までに作られた「ハリウッド大作映画」と、最近の戦争映画では取り上げ方がだいぶ異なる。ひとことでいうなら、視点が兵士や小部隊に置かれたミクロなものがほとんどになったということだ。それはそれでいいのだけれど、最近の戦争映画を見て戦争というものをわかった気になってはいけない。特に最近の戦争については、ニュース映像とこの種の映画で作られたイメージは実相と異なることが多い。第二次大戦については「史上最大の作戦」とか「バルジ大作戦」、「遠すぎた橋」などである程度マクロな視点から見ることができるだろう。これもあくまでも「ある程度」ではあるのだが。

前ふりが長くなった。ここからが本題なのだが、現代戦に必須の装備で一般にほとんど知られていないものの最たるものが対砲レーダーではなかろうか。一般に刊行されている装備年鑑にもちゃんと掲載されているので秘密でもなんでもないごくありふれた装備なのである。
対砲(あるいは対砲迫)レーダーというのは敵砲兵部隊が発射した砲弾を監視するレーダーで、砲撃が行われればそれから数秒程度で敵砲兵陣地の場所を特定することができる。「味方部隊が位置不明の敵砲兵から一方的に砲撃をうけている」という状況はすくなくとも現代の戦争では考えられない。
これを逆に砲撃する側から考えてみれば、ひとたび砲撃を開始すれば遅くとも数分以内、悪くすれば数十秒程度で反撃をうけることを覚悟しなくてはいけない。そのために現代の砲兵で重視されているのは陣地転換の容易さ素早さである。現代砲兵の多くは自走化されているが、かつての自走砲は機動力の高い機甲部隊に随伴することを主眼としていた。現代でもその能力は重要ではあるが、陣地転換が容易に行なえるということも現代では重視されている。
牽引砲であっても、いやむしろ牽引砲であるからこそ陣地転換は重要である。現代の砲兵にとって砲撃の精度と迅速さはもちろん重要だが、陣地転換をいかに素早く行うかが自らの生残性の向上(というのは戦闘力の維持ということでもあるのだが)にとって不可欠な要素になってくる。特に陣地進入よりも陣地撤収のほうが迅速さを要求されるのは容易に想像できるだろう。
そのために、現代の砲兵では実際の砲撃前に複数のできるだけ多くの砲撃陣地を構築しておくのが定石となっている。ある陣地から急速に敵部隊や陣地に砲撃を加えると、ただちに撤収してあらかじめ準備しておいた別の陣地に移りそこから砲撃を再開する。これを繰り返すのである。このような砲撃を行なう場合、かつての砲兵部隊のように弾着を観測しながらじっくり照準を修正するような悠長なことはできない。ひとつの陣地に長時間とどまるのは自殺行為でしかない。しかし弾着観測による照準修正そのものは不可欠であるから、異なる陣地から砲撃しても以前の弾着観測による修正作業が有効であるようにしなければならない。そのためには、各陣地同士の位置関係を厳密に把握し、A陣地で行なった砲撃の弾着を観測した結果がB陣地から砲撃する場合にはどのように適用されるべきかを算出してやる必要がある。陣地の位置関係把握にはGPSでしられる測位システムが利用される。またこれら複数の陣地からの弾着観測を相互に照準修正として適用するための統合された射撃指揮システムも必須だ。かつてはこのような複雑な射撃指揮は上位司令部で取り仕切っていたが、最近ではシステムの小型化高性能化が進んで前線の部隊指揮官が直接こうした修正ができるようになっている。

で、もとの「軍事研究」巻頭言にもどるのだが、志方もと陸将はハマス側が市場や学校や病院の近くからわざとロケット弾砲撃を行ないイスラエル軍の反撃を誘っている可能性を指摘している。目的はもちろんイスラエル軍の攻撃によって非戦闘員の損害を引き起こし、国際社会の非難を呼ぶためである。
自分の戦争目的を確信している交戦団体は、本来まもるべき弱者を平気で犠牲にすることがある。自分はすべてを擲って目的に邁進してるんだから、そのためには彼ら彼女らも犠牲になって当然というわけである。戦前の日本軍もこれに似た思考傾向を示していた。

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2009年2月14日 (土)

「世界の歴史23・アメリカ合衆国の膨張」

ネタに困ったときには書評に逃げる。なにせこれまで死ぬほどためてきたのでね。

アメリカの歴史についてわれわれが何を知ってるかというと、たぶん独立戦争の次は南北戦争、そして大陸横断鉄道の開通と西部の開発、その次に出てくるのは第一次大戦くらいだろう。しかし19世紀の100年間、アメリカで起きた事件が南北戦争だけのわけがない。そこには政治的経済的文化的な紆余曲折があった。この巻ではそれを概説している。
19世紀というのは、アメリカが物理的なサイズでも経済的な規模でも膨張した時代と言えるが、もちろんそこは平坦な道ではなかった。読み通してみると、あるときは右に寄りあるときは左に振れと、時代によって揺れ動いている。それは民主主義の欠点のようでもあるが、揺れ動きながらも最終的には膨張してきたのは民主主義の力だとも言える。こんなことを200年も続けてきたんじゃあ、議論好きになるわなあ。

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2009年2月13日 (金)

「国鉄急行電車物語」

厳密に言うと買った直後に一度読んでいるのだが、そのときには書評を書いておらず最近もう一度読み直したので改めて。

JRが発足してから20年あまりになる今、すでに急行電車は絶滅危惧種と言ってよい。実は急行電車どころではなく、急行列車そのものが絶滅に瀕している。今年3月のダイヤ改正以降、JRグループ全体で残る急行列車はわずかに3往復、「はまなす」「きたぐに」「能登」これがすべてで、うち電車急行は「きたぐに」「能登」だけとなる。ところがこれらの列車は実は急行型電車を使っていない。「きたぐに」は583系、「能登」は489系でいずれももともとの素性は特急型電車である。では急行型電車は今どうしているかというと、直流電車はすでに運用を離脱し、交直流電車が東北・北陸・九州でローカル輸送に細々と使われている。これらも近いうちに淘汰されるだろう。

考えてみると三十一はそれほど急行電車に乗った経験が多くない。165系だったか153系だったか定かではないが、ちょうど30年ほど前の「東海」それから「比叡」に乗ったことがある。それよりさらに以前に乗った「信州」は169系だったはずだ。列車としては普通列車だが、急行型車両を使っていた"ムーンライトながら"になる前の大垣夜行にも乗っている。あのころは周遊券で乗れたのは急行列車の自由席だけだったので、急行列車は重宝したものだ。

ちっとも書評になってないような気がするが、まあいつものことなのでご容赦。

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2009年2月12日 (木)

避けて通れないこともある

アメリカの Iridium 通信衛星と、すでに運用を終了していたロシアの衛星が軌道上で衝突したというニュースが流れている。

Two satellites collide in orbit (spaceflightnow.com)

可能性は以前から言われていたけれど、衛星とデブリではなく衛星同士がまともに衝突したのは初めてではなかろうか。運用終了済みの衛星というのも考えようによってはデブリと言えなくはないが。

Iridium はもともと多数の衛星によってひとつの機能を満足させるように考えられているので、多数の衛星のうちひとつが失われたとしてもただちに支障をきたすわけではない。こういう方法は constellation (本来は「星座」の意味。星の集合ということか)と呼ばれていて他にも例がある。もちろん補充は考えなくてはいけない。

いっぽうの当事者であるロシアの衛星は、1993年に打ち上げられた Cosmos 2251 ということだ。こちらについてちょっと詳しく調べてみた。
問題の衛星は 1993年6月16日にプレセツクからコスモス3Mロケットで打ち上げられている。Strela 2M タイプというから、軍用の通信衛星だ。Strela シリーズは1960年代から打ち上げが始まっているので、もともとの設計はソ連時代である。こちらも考え方としては constellation に近い。比較的低い軌道に多くの衛星を配備しておいて、ソ連本国から遠く離れた拠点(例えば工作員とか)から本国にメッセージを送りたいときには、ちょうどその時間帯に上空を通過している Strela 衛星に向かってメッセージを送る。メッセージをうけとった Strela 衛星はそれを溜め込んでおいて、ソ連本国上空に来たときにその内容を地上におろす、という仕組みだ。
Strela シリーズは改良されながらごく近年までコンスタントに打ち上げられてきた。逆にいうと、マメに後継を準備しないといけないくらい寿命が短いということである。それはソ連の衛星全体に言えることであるが、初期型では寿命1年、改良型でも3年しかもたない。旧ソ連時代、衛星打ち上げのペースがアメリカよりも非常に早い(ほぼ倍)のはそういう事情があるからだ。1993年に打ち上げられた Cosmos 2251 もとうに寿命が来ていた。

直接の当事者である衛星の持ち主はとりあえず置いておいても、今回の衝突によって生じた破片はそのままデブリになる。USSTRATCOM (米戦略軍司令部)が監視している、さしわたし 3.9 インチ(10センチ)以上の物体だけでも 18000 ほどになるそうで、この数は今後増えることはあっても減ることはないんだろうなあ。

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2009年2月11日 (水)

モードチェンジ中です(DMVのことではありません)。

5か月にわたるフットボール三昧の生活が終わった。この間、家にいて起きているあいだはほとんどの時間をフットボールのビデオを見てすごした。そうでもしないと消化しきれないのだ。実際、12月の旅行のあとは体調不良もあってほぼ2週間遅れになってしまい、ようやく追いついたのは年末近くになってからだった。まるで離島の新聞だ。

そのフットボールがぱったりとなくなって、生活のモードががらりと変わった。正確には変えている最中、というところだろうか。今年はこの機会に溜まりまくった未聴のCD、未見のDVDを消化しようと思う。何しろCDは300枚以上、DVDはおそらく100枚くらい未開封のままになっている。一昨年の秋頃までは数えていたのだがその後は数えることもやめてしまった。あまりに溜まりすぎているので新しく買うのを控えることにしたからでもあるのだけれど。

まずは肩慣らしということでベートーヴェン、ブラームス、ブルックナー、モーツァルト、シューマンあたりをかけたあとに、いよいよ今朝からオペラだの宗教音楽だのといった味付けが濃い上に分量も多い「胃にもたれる」曲をかけはじめる。

ちなみに今かかっているのはパーセルのディドーとイアネス。胃にもたれるなあ。

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2009年2月 9日 (月)

それではよいお年を。

2008年シーズン最後となるプロボウルが終わり、これで本当にシーズンが終わった。そしてこれから9月までの長いオフシーズンが始まる。これから7か月の間、2009年シーズンの始まりを楽しみに生きのびていきます。

そうこうしているうちに、すべてのチームでようやく次期ヘッドコーチが確定した。

Oakland は、Tom Cable 暫定HC の昇格。シーズンが終わってから1か月もの間未確定だったのは、Cable 以外の候補者を物色していたからだろう。しかし結局 Cable に決めざるを得なかったのは、引き受け手がいなかったのかなあ。

そして Kansas City は、Arizona Cardinals の Offensive Corrdinator であった Todd Haley。Superbowl が終わってようやく正式に契約したのかな。WR Boldin とサイドラインで口論してたな、そういえば。

まとめよう。
Cleveland Browns
        Eric Mangini ← Romeo Crennel
Denver Broncos
        Josh McDaniels ← Mike Shanahan
Detroit Lions
        Jim Schwartz ← Rod Marinelli
Indianapolis Colts
        Jim Caldwell ← Tony Dungy
Kansas City Chiefs
        Todd Haley ← Herman Edwards
New York Jets
        Rex Ryan ← Eric Mangini
Oakland Raiders
        Tom Cable ← Lane Kiffin (Tom Cable)
St.Louis Rams
        Steve Spagnuolo ← Scott Linehan (Jim Haslett)
San Francisco 49ers
        Mike Singletary ← Mike Nolan (Mike Singletary)
Seattle Seahawks
        Jim Mora Jr ← Mike Holmgren
Tampa Bay Buccaneers
        Raheem Morris ← Jon Gruden

カッコ内は暫定 HC。全体の3分の1以上になる11チームでコーチが替わっている。また戦国時代の始まりか。ある意味楽しみである。

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2009年2月 8日 (日)

「ローマ亡き後の地中海世界(下)」

上巻と下巻で、少し時代が飛んでるようだ。つまり単純にひとつの話を分量的に上下に分けたというわけではなく、上巻は上巻、下巻は下巻でそれぞれまとまった内容を記しているのだろう。

読んでいて気になったのは、「この件について詳細はすでに××で書いたのでそちらを参照してほしい」という「お願い」がやたらに目に付くことである。著者自身が冒頭でお願いしているのだが、このような形で参照すべき著書は「ローマ人の物語」から「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」まで、これまでの著書のほとんどすべてを網羅することになる。
いったいこの本は新作なのかそれとも広告宣伝なのかと言いたくなるところだが、これまで一貫してイタリアをとりあげてきた著者にとって、同じ内容を再掲するのは勘弁してくれというのはわからなくもない。つまりこの著者は、これまでのすべての著作でひとつの世界を築いているので、いろいろなタイトルで複数の書籍として出しているのは形式上あるいは便宜上のことにすぎないのだろう。

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2009年2月 7日 (土)

Wikipediaを原語で読もう

なんだかんだ言って、調べものをするのに Wikipedia は重宝する。
しかし残念ながら三十一が調べたい内容が Wikipedia に掲載されていないことも多い。フリーである以上やむを得ないことだ。
そういう場合に少しでも「ハズレ」の確率を下げるためには、言語を変えてみるという方法がある。日本語版で見つからなかった場合に英語版をあたってみるというのはそれほど目新しい方法ではないが、英語版でも見つからなかったらどうするか。その記事がドイツに関する記事であるならドイツ語版を、フランスに関する記事であるならフランス語版を見ることができたら役立つのではないか。例えば「足利尊氏」という項目は英語版にも存在するが、分量は日本語版のほうが多い。同じように Philippe Leclerc という項目であれば、英語版よりもフランス語版のほうが情報量が多いのではないかと期待できる。少なくとも試してみる価値はある。

というわけで、今いろんな言語をかじっているのだ。
中国語とドイツ語は少し前にかじっているのでとりあえずよしとして、フランス語・イタリア語の文法の本を読み、今はロシア語をかじり始めている。並行してラテン語も少し。この後はスペイン語に行く予定。その次はポーランド語かハンガリー語かオランダ語かスウェーデン語。

こうやって聞くと凄いみたいだが、Wikipedia でだいたいの意味がとれればいいので、辞書をひきながら書いていることが分かる程度の文法だけしかやっていない。会話は放置だし、活用や時制もほぼ諦めている。
それでいいのだ。

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2009年2月 6日 (金)

再帰的論理構成の妙

あまりに楽しいので、もう少し続けよう。ここで「楽しい」というのは「愉快」というよりむしろ「滑稽」のほうがしっくり来る。

何の話かというと、もちろん ABO FAN さんの話である。(Interdisciplinaryな掲示板・ABO FANさん用2)

ちょっとおさらいしてみよう。
ABO FANさんの主張(主張の中身はこの際関係ない)は、論理と現実のデータから構成されているので、論理だけ否定しても意味がない、と ABO FAN さん自身が発言した。論理と現実のデータは車の両輪のようなものだ、と。
しかし主張の根拠となる論理と現実のデータは、両方正しくないと主張が正しいとは主張できない。論理 AND データが必要なのであって、論理 OR データでは無意味なのだ。

これに対する ABO FAN さんの反論はこうである。
>#23 ABO FAN. 2009/02/03 00:12
>新しい論理なら、既存の論理と矛盾するのは当然でしょう。 
>問題は、どちらが現実のデータを矛盾なく説明できるかどうかなのです。

>40 ABO FAN. 2009/02/04 00:40
>どんな珍妙な説でも、現実のデータが矛盾なく説明できれば「正しい」ということになります。

そして前回も引用した、

>59 ABO FAN. 2009/02/04 22:27
>現実も、データから新しい理論が生まれたわけですし。

読めばわかるが、論理→説明→理論と用語が変わってきている。一見すると同じ内容を別の言葉で言い換えているように見えるかもしれないが、この単語のすり替えには意味のすり替えが含まれている。
実はここで言っている「新しい論理」「珍妙な説」「新しい理論」というのは、まさにそれこそが ABO FAN さんの新規に提唱している説で、「主張」である。

あれあれ?
主張の根拠は論理とデータだったよね。この論理が実は主張そのものだったとすると、主張の根拠(のうち半分)が主張そのものであるという妙なことになってしまうのである。ニワトリが先か卵が先か・・・

「車の両輪」のアナロジーを使って例えるならば、「データ」と「論理」の両輪で支えられた車に乗っている「主張」氏だが、両輪のうち「論理」が外れてしまったので、「主張」氏は車に乗ったままで「論理」の代わりに手で車を支えている、という状態。

本当にできるもんならやってみてくださいな。

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2009年2月 5日 (木)

「ミニスカ宇宙海賊」


「ロケットガール」の宇宙海賊版。

という説明でわかるような人は紹介などしなくてもすでに読んでいるような気がするなあ。

要するに怖いもの知らずの女子高生が宇宙海賊になる話であるが、最近のハリウッド映画でもお馴染みのカリブの海賊ではなく、Privateer であるというところが笹本祐一らしいと言えばらしい。
ちなみに Privateer (私掠船)というのは、民間船でありながら国家から私掠船免状をもらって戦時に敵国商船を襲撃することを許可された船のことで、16世紀のイギリスや18世紀のアメリカが有名。今では国際法により禁じられている。

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論理≠理論

こちらで取り上げた件について、ABO FAN さんが反論している。

これが不注意な人が聞き流すと一理あるように聞こえてしまうような言い方なのだ。もちろん、注意深い人間にはまったく通用しないような言い訳なのだけどね。
逆にいうと、言葉の意味に無頓着で不注意な用語の使い方をしている ABO FAN さんはこれを本気で信じているかもしれないという恐ろしい(でもかなりの確率で正しい)想定がなされるのである。統計をとって検定したわけじゃないけどね。

もっとも典型的なのが掲示板その2の #59。

>59. ABO FAN 2009/02/04 22:27
>メタ版の#171から再掲します。
>
>・光は粒子かつ波動である
>・重力によって空間は湾曲する
>・高温超伝導物質が存在する
>・位置と速度を同時に正確に測定することはできない
>
>これって、データなしで説明できるとは、私には思えません。
>現実も、データから新しい理論が生まれたわけですし。
>血液型と性格も同様と思いますが?
(強調は引用者)

おーい、いつのまにか「論理」が「理論」にすり替わってるよー。

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確かに三国志も好きだけどさ

そろそろ朝雲新聞の2008年分縮刷版が出るころではなかろうかと思いついて、Amazon で検索してみた。本紙を定期購読するつもりはないが、2年ほど前から縮刷版を毎年買っているのだ。
"朝雲"で検索してみた結果は、まだ Amazon のラインナップに含まれていないようだ。しかし Amazon の曖昧検索機能はときには重宝することもあるが、今回に限ってははずしてくれた。

"趙雲"でよろしいですか?

よろしくありません。

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2009年2月 4日 (水)

1月の打ち上げ

1月は3回。特に前半は一度も打ち上げがなかった。年始休みというところだろうか。

18日 02:47GMT、ケープカナベラル(アメリカ)、デルタ7000H(USA 202)

23日 03:54GMT、種子島(日本)、H2A(GOSAT、ピギーバッグ衛星×7)

30日 13:30GMT、プレセツク(ロシア)、ツィクロン3(Coronas Photon)

今年最初の打ち上げとなったアメリカのデルタロケットのペイロードは、軍事衛星で内容は公表されていない。「USA 何番」というのは軍事衛星の打ち上げにつけられる通し番号である。GPS衛星なんかもこのシリーズに含まれる。

ロシアのフォトンシリーズ衛星は科学実験衛星。「Coronas」という語が示す通り、太陽観測衛星である。

書き込みが遅れている間に注目すべきニュースが飛び込んできたが、そちらは2月分で。

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2009年2月 3日 (火)

頭上の味方機

語呂が悪いなあ。

「頭上の敵機」の原題 "Six o'clock high" は正確には6時の方向上方、つまり後上方で「頭上」というのは誤訳に近い。

閑話休題。
昨日の Superbowl では国歌斉唱のサビの部分で毎年恒例のフライパスが行われ、そしてこのフライパスする機体の機種を判定するのが三十一にとって恒例になっている。
ところが今年は天候が悪くて雲が厚く、まるっきりシルエットになってしまっている上に東海岸で日が沈むのが早いせいかかなり暗く、判別に苦労した。というか、ほとんど判別できなかった。コマ送りで何度も見返したがとうとうわからなかった。F-22ではなさそうというくらいしか断言できない。ただ後ろから見たシルエットがブレンデッドウィングボディっぽく見えたので、F-16かなあという気がした。それも角度によってそう見えたのかもしれない。垂直尾翼が見えればF-16かどうかわかると思うんだが、暗い雲に溶け込んでしまってわからなかった。

かなり分の悪い賭だが、フロリダ州空軍のF-16に200点。

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2009年2月 2日 (月)

猩々紅冠鳥は鋼鉄のカーテンを破るあたわず

と、言うわけで Arizona Cardinals は Pittsburgh Steelers に Superbowl XLIII で敗れた。しかしスーパーボウルには珍しくいい試合だった。
去年のスーパーボウルもけっこう競った試合だったが、今年は本気でどちらが勝っても不思議ではなかった。そういう意味では、今年の Arizona の QB である Kurt Warner が、最初にスーパーボウルに進出してそして勝った、St.Louis Rams 時代の Superbowl XXXIV の接戦を思い出す。そのときは Warner のいた St.Louis が勝ったわけだけど、今度は負けてしまったなあ。

心情的には判官贔屓精神を刺激されてなんとなく Arizona を応援しながら見ていた三十一であるが、そういった観点でキーになったプレイはふたつ。まずは前半最後にエンドゾーン間際まで攻め込んでおきながらインターセプトをくらって100ヤードのリターンTDを献上してしまったプレイ。7点とるチャンスで相手に7点を与えてしまったわけで、実に痛かった。インターセプトされた後も、もう時間がないので押し出せばよかったのだが変にタックルしようとして結局TDを許してしまっている。それさえなければ10対7という点差で後半に入れたのに。
そしてもうひとつは、ちょっと意外かもしれないが Larry Fitzgerald が逆転のTDを決めたシーン。もちろん逆転したのはいいことなのだが、ちょっと時間を残しすぎた。おかげで Pittsburgh に攻撃の時間を2分半残してしまい、最終的には再逆転を許した。

これで今年のシーズンはほぼ終わり。毎年言ってることだけど、次の9月が待ち遠しいなあ。

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2009年2月 1日 (日)

蒼い光

ちょっと前、会社帰りの電器店でブルーレイディスクレコーダーを見たときに、「別に急いで買う必要はないな。もう少し値段がこなれてからでいいや」と思ったものだ。

しかし今日、久しぶりに行った石○電気の店頭でプロモーション映像をみかけ、そして帰宅してそのまま Amazon のボタンをぽちっと押してしまった。


インフラの整備はコンテンツの普及により促進されるというのは、わかっていたつもりでいたが実際に自分の身にふりかかってくると痛感する。

ついでにこっちも買ってしまった。

まだ実際にプレーヤーを買ったわけでもないのに、近いうちに手頃な機種を買うことになりそうだ。

CLANNADも Blu-ray が出たら買うだろうなあ。

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半分=全部

ちょっと前に kikulog で「活躍」していた ABO FAN さんが、今度は TAKESAN さんの blog で「活躍」している。

コメント欄では議論がまとまらないので(なにしろ kikulog でも3000近いコメントになってしまったくらいだから)、レンタル掲示板に場を移してやりとり(議論ではない)が続いている。
その論理の破綻っぷりは Judgement さんがまとめているのでそちらを参照していただくとわかりやすいのだが、それにしても今日みつけたこの発言には正直ぶっ飛んだ。

>969 ABO FAN 2009/01/31 18:44

>いままでzororiさんの反論では、半分の否定にしかならないんですよ。
>というのは、私の主張は、論理と現実のデータが両輪だからです。
>失礼ですが、論理だけ否定しても、あまり意味がないかと…。

うわー。これはびっくり。

主張=論理+データ

であるときに、そのうち論理が否定されたらそれは主張の全否定を意味するんですが。データが否定されたときも同じですよね。

追記:

掲示板が「その2」に移行し、最後のほうのエントリのうちいくつかがこちらに再掲された。上に挙げた内容も #6 に再掲されている。

改めて考えると、以前から ABO FAN さんが論理の話をしている途中で「血液型の話じゃないですよね」と別の話に移ってしまうのが不思議でしょうがなかったんだが、こういう発想の持ち主だとわかると理解できた。もちろん同意はしない。

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