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2009年2月 8日 (日)

「ローマ亡き後の地中海世界(下)」

上巻と下巻で、少し時代が飛んでるようだ。つまり単純にひとつの話を分量的に上下に分けたというわけではなく、上巻は上巻、下巻は下巻でそれぞれまとまった内容を記しているのだろう。

読んでいて気になったのは、「この件について詳細はすでに××で書いたのでそちらを参照してほしい」という「お願い」がやたらに目に付くことである。著者自身が冒頭でお願いしているのだが、このような形で参照すべき著書は「ローマ人の物語」から「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」まで、これまでの著書のほとんどすべてを網羅することになる。
いったいこの本は新作なのかそれとも広告宣伝なのかと言いたくなるところだが、これまで一貫してイタリアをとりあげてきた著者にとって、同じ内容を再掲するのは勘弁してくれというのはわからなくもない。つまりこの著者は、これまでのすべての著作でひとつの世界を築いているので、いろいろなタイトルで複数の書籍として出しているのは形式上あるいは便宜上のことにすぎないのだろう。

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