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2009年2月 6日 (金)

再帰的論理構成の妙

あまりに楽しいので、もう少し続けよう。ここで「楽しい」というのは「愉快」というよりむしろ「滑稽」のほうがしっくり来る。

何の話かというと、もちろん ABO FAN さんの話である。(Interdisciplinaryな掲示板・ABO FANさん用2)

ちょっとおさらいしてみよう。
ABO FANさんの主張(主張の中身はこの際関係ない)は、論理と現実のデータから構成されているので、論理だけ否定しても意味がない、と ABO FAN さん自身が発言した。論理と現実のデータは車の両輪のようなものだ、と。
しかし主張の根拠となる論理と現実のデータは、両方正しくないと主張が正しいとは主張できない。論理 AND データが必要なのであって、論理 OR データでは無意味なのだ。

これに対する ABO FAN さんの反論はこうである。
>#23 ABO FAN. 2009/02/03 00:12
>新しい論理なら、既存の論理と矛盾するのは当然でしょう。 
>問題は、どちらが現実のデータを矛盾なく説明できるかどうかなのです。

>40 ABO FAN. 2009/02/04 00:40
>どんな珍妙な説でも、現実のデータが矛盾なく説明できれば「正しい」ということになります。

そして前回も引用した、

>59 ABO FAN. 2009/02/04 22:27
>現実も、データから新しい理論が生まれたわけですし。

読めばわかるが、論理→説明→理論と用語が変わってきている。一見すると同じ内容を別の言葉で言い換えているように見えるかもしれないが、この単語のすり替えには意味のすり替えが含まれている。
実はここで言っている「新しい論理」「珍妙な説」「新しい理論」というのは、まさにそれこそが ABO FAN さんの新規に提唱している説で、「主張」である。

あれあれ?
主張の根拠は論理とデータだったよね。この論理が実は主張そのものだったとすると、主張の根拠(のうち半分)が主張そのものであるという妙なことになってしまうのである。ニワトリが先か卵が先か・・・

「車の両輪」のアナロジーを使って例えるならば、「データ」と「論理」の両輪で支えられた車に乗っている「主張」氏だが、両輪のうち「論理」が外れてしまったので、「主張」氏は車に乗ったままで「論理」の代わりに手で車を支えている、という状態。

本当にできるもんならやってみてくださいな。

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