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2009年2月24日 (火)

too little, too late.

今週、某国営放送の「BS世界のドキュメンタリー」でイラン革命特集をやっているので、帰宅してから(途中からではあるが)見ていたその流れでニュースをだらだらと見ているとちょうどオバマ政権のイラク・アフガニスタン政策に関してコメンテーターを呼んで意見を聞いていた。

すでにあちこちで報道されているとおり、アフガニスタンに増派してタリバンの根絶をはかるというのがオバマ政権の基本方針である。
報道によると現在アフガニスタンに駐留している多国籍軍は7万人だとか。聞いた瞬間に「それじゃ足らんだろう」と思った。しかも主力たる米軍は4万人にも満たない。米軍の編成じゃあ一個師団にもならないぞ。相手がある程度組織化された交戦団体で、正面から戦って叩き潰すんなら多少数で劣っていても世界最高レベルの米軍なら十分かもしれない。しかしアフガニスタンでの相手は神出鬼没で、しかも局地的に殲滅したとしても鼠の群れの中の一匹を始末したに過ぎない。根本的な解決にならないのである。

現代は多数の兵力を一気に投入する、という方法がなかなかとりにくくなっている。そもそも軍が少数精鋭化されて規模が小さくなっているし、大きな戦力の投入はマスコミや野党の格好の攻撃材料になる。どうしても控えめになってしまう。
そのため、実際に戦う軍人にとってみれば政府の判断はいつだって少なすぎ(too little)、そして遅すぎる(too late)のだ。

too little, too late はベトナム戦争が泥沼化した最大の要因と言えるだろう。しかしそのベトナム戦争の悪夢がますます too little, too late に拍車をかけることになる。

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