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2009年3月31日 (火)

これも統合運用と言っていいのだろうか。

北朝鮮のロケット打ち上げに備えて自衛隊の迎撃部隊が展開しているのは報じられている通り。日本海と太平洋の海上には海上自衛隊のイージス護衛艦が、そして上空を通過すると見られる岩手県・秋田県と首都圏には空自のペトリオット部隊が展開する。

対空ミサイル部隊は陸自にも空自にもあるが、縄張り争いのすえ広域防空は空自、拠点防衛は陸自と棲み分けされている。水平射程20キロのペトリオットは空自の部隊だ。

空自の高射部隊は航空総隊に隷属し、各航空方面隊にふりわけられている。基本は各航空方面隊ごとに2個高射群で、おなじく各航空方面隊に2個航空団が配属されているのに対応する。つまり、各航空団と高射群は基本的にペアになっているのだ。もっとも明確なのは北部航空方面隊で、千歳に第2航空団と第3高射群、三沢に第3航空団と第6高射群がおかれている。日頃から連絡は密にできるのだろうが、部隊の柔軟な展開という点ではやや難がある。

今回、岩手県と秋田県に展開したペトリオット部隊は、実は航空方面隊に属していない。航空総隊直率の高射教導隊である(同名の部隊が陸自にもあるのだが)。ふだんは浜松基地に所在する。主任務は、航空方面隊所属の高射部隊の練度維持向上のための指導や研究であるのだが、実任務が付されていないだけに動きやすいのだろう。それに「教導」とつく部隊はたいてい精鋭だ。

この空自部隊が展開するのは、空自の基地であったり陸自の駐屯地や演習場であったりするのだが、数としてはやはり陸自の施設が多い。実際のペトリオットの持ち主は空自なのだが、展開の場所は陸自が提供する、というかたちになる。

ペトリオットの展開を前にして、現地の自衛隊部隊から県庁に対して説明があった。県庁を実際に訪問したのは、岩手県では陸自岩手駐屯地司令(本職・第9特科連隊長)である熊谷文秀・1等陸佐、秋田県では陸自秋田駐屯地司令(本職・第21普通科連隊長)である原友孝・1等陸佐だった。いずれも現地の陸自駐屯地司令である。

海上展開の海自部隊とあわせて、三自衛隊がそろい踏みだ。
着任早々の折木統合幕僚長、齊藤統合幕僚監部運用部長の手腕に期待しよう。

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