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2009年4月21日 (火)

「日本の歴史01/02/03」

石器時代から縄文時代をあつかった01巻「縄文の生活誌」。弥生時代から古墳時代に入るまでをあつかった02巻「王権誕生」。古墳時代から日本・天皇の成立とされる天武朝までをあつかった03巻「大王から天皇へ」。

先史時代を主に取り扱う最初の3巻を続けて読んで、読み終わった感想を一言で言うと「当惑」である。

それぞれの巻の著者が違うんだからしかたないが、それぞれが自分が主張する歴史観、時代認識をつづっており、巻同士の一貫性がない。前巻で「××という主張があるが、説得力に欠ける」と切って捨てられたその主張を、次の巻の著者は「××であることは明らかであろう」と書くものだから、読む方としては何を信じればいいのやら。

もちろん、人によって主張が違うということは定説になっていないということだから、それはそれなりに読むほうで受け取って判断すればいいことなのだが、仮にも「通史」をめざすならある程度全体を見通した編集方針というのがあって然るべきだろう。
それとも、これは通史ではなくて例えば某大学出版会とか吉川弘文館とかでときどき出す「歴史講座」(論文集のようなもの)だと思えばいいのかな。

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