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2009年4月20日 (月)

"転動"って、IMEに登録されていないのね

JR東海・名松線で、停車していたディーゼル車が無人で動き出したとか。民放のニュースを聞いていて三十一が気になったのは、記者が「停めてあった電車が」、「電車が動き出した」と言っていたことである。名松線は非電化で電車は走れない。さすがにNHKはちゃんと「列車」と言ってた。

無人列車8キロ自走 ブレーキかけず離れる (asahi.com)

車両入れ換えのために一時的に留置していた列車の運転席から運転士が離れた間に動き出し、8キロ余り走った末に停まったとか。運転士が運転席を離れるときには、ブレーキハンドルを持って出ることになっている。ブレーキハンドルをはずすためには停止位置にしないといけない。転動防止は鉄道の歴史では古くて新しい課題のひとつで、この仕組みもそのためのものだ。基本動作さえきちんとしていれば、このインシデントは起こらなかった。たるんでいると言われてもしかたがない。ましてや3年前にほぼ同じインシデントが起きていたのならばなおさらだ。

で、話が終わってしまっては三十一らしくない。「たるんでいる」と言うのは簡単だ。「気をつけよう」というのに異論を唱えるつもりもない。だが、「気をつけ」ればいいというものではない。「緊張感が足りない」と言う指摘ももっともだが、人間ずっと緊張感を維持するのは無理である。無理にでも緊張させ続けようとすると今度はそれがストレスになる。JR西日本の事故ではそれが指摘された。じゃあどうすればいいのさ。
要するに「人の注意」だけで安全を担保しようとする考え方が無理なのである。人は一瞬気が抜けることもあるし、思い違いをすることもあるし、体調の悪いこともあるし、魔が差すこともある。それが人間というものだ。それでも最低の安全は確保できるフェールセーフが必要だ。

これは前に読んだ本だけど、鉄道の(鉄道にかぎらず)安全を考えるにはいい本だ。

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