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2009年4月12日 (日)

上司を選べる人もいる

シーズン終了後2か月、その間ほとんどニュースを見ていなかったのだが、そろそろドラフトが近づいているということで久しぶりにニュースを見にいったら、ちょうどというか何というか我がデンヴァーを激震が襲っていたことを後ればせながら知ったのである。

New Home Chicago: Broncos ship disgruntled QB Cutler to Bears (nfl.com)

来シーズン、デンヴァーのスタートQBは2008年シーズンと同じく Jay Cutler が務めるものと誰もが信じていただろう。しかし HC Mike Shanahan が解雇されて後任に Josh McDaniels が就任したところからそのシナリオが崩れていったようだ。新 HC に対して Cutler は、QBコーチを留任させるよう求めていたらしい。しかし McDaniels は最終的にはQBコーチをとりかえた。守備が崩壊した昨シーズンのブロンコズでも、攻撃は充分以上の成績をおさめていたし、その中でも特にQBのパフォーマンスはリーグトップクラスと見なされていた。その中心である Cutler にとっては、いまのスタッフを変える必要性はないと感じられたのだろう。だが McDaniels はそうは考えなかったようだ。

Cutler はこのコーチングスタッフの下ではプレーできないとしてチームにトレードを要望した。チーム側は極力慰留したが結局希望通り Chicago Bears にトレードされ、代わって Kyle Orton がやってきた。もともと Chicago は守備が中心のチームで、攻撃は強くなかった。Kyle Orton はミスの少ない QB だが爆発的な攻撃力を持っているとは言えない。Elway ばりの鉄砲肩(英語では Cannon Armと呼ぶ)の持ち主 Jay Cutler は、(レシーバーにもよるが)強力な飛び道具になり得るだろう。
いっぽう、Orton を獲得したデンヴァーはこれまで何度も言い続けている通り、攻撃はそこそこだが守備が崩壊していた。攻撃の凄みという点では、Orton は Cutler にはるかに及ばない。守備の再建が遅れたりした日には、どんな悲惨な状況になるものやら想像もしたくない。
McDaniels も Orton と心中する気はないらしく、かつて Tampa Bay でスターターを争った Chris Simms を獲得して Orton と競わせるつもりだ。Chris Simms って、一度ケガして腎臓摘出してたという記憶しかないなあ。人違いだったかな?

このトレードは今まで攻撃におんぶにだっこだったチームから攻撃の中心人物を放出して、チーム(特に守備)を引き締めるための McDaniels のショック療法なのかもしれない。ま、最初からそんなもくろみがあったとは思えないけど、それでも「最初から考えていたことだ」とかいいかねないのがアメリカ人であり、NFLのヘッドコーチである。

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