« 確定したシャトルの終焉 | トップページ | 近親憎悪 »

2009年4月15日 (水)

北の国から、南の国から

曖昧な情報としては知っていたことだが、マスコミでも報道されるようになったのは、北の国が「人工衛星」打ち上げを試みたからだろう。

韓国もロケット打ち上げへ 7月、人工衛星を搭載 (asahi.com)

人工衛星打ち上げという観点では、韓国は北朝鮮以上に不利な地理的条件を持っている。韓国の真東には日本列島の東西に伸びた部分が横たわっているのだ。韓国のロケット射場は南西部の羅老島に置かれているのだが

羅老島 (google マップ)

ここから真東に線を引くと岡山、大阪、静岡といった都市のほぼ真上を通ることになる。

つまり、韓国は東に向かってロケットを打ち上げることを最初から諦め、エネルギー的には不利な南方(東シナ海方面)に向けて打ち上げるつもりでここを射場に選んだのだろう。

打ち上げに使われるロケットは KSLV (Korea Satelitte Launch Vehicle) と呼ばれ、一段目はロシア製のRD-191エンジンを用い、二段目は自主開発だそうな。
RD-191 は、4燃焼室構成の RD-170/171 シリーズを単一燃焼室にしたもので、2燃焼室構成のRD-180 と合わせてシリーズ全体の実績は充分すぎるくらいだ。

しかし韓国のロケットは北に対抗して、というよりはむしろ日本や中国を意識しているのではなかろうか。どうも韓国は数10年前の日本が歩いてきた道を、二倍回しくらいで走っているように思える。オリンピックの開催はすでに20年以上前のことだが、潜水艦の保有、イージス艦の保有、戦車の自主開発、そして人工衛星の打ち上げと、どこかの国の「高度成長期」そっくりだ。

|

« 確定したシャトルの終焉 | トップページ | 近親憎悪 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/196234/44681943

この記事へのトラックバック一覧です: 北の国から、南の国から:

« 確定したシャトルの終焉 | トップページ | 近親憎悪 »