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2009年4月 7日 (火)

店先に並んでいるからつい買いたくなる

アメリカのゲイツ国防長官は、2009会計年度のための予算計画を発表した。その中の目玉は、世界最高性能を誇る F-22 戦闘機の調達終了。

Gates Lays Out Budget Recommendations (US Department of Defense)

F-22 は、日本の航空自衛隊が F-15 の後継となる次期主力戦闘機の最有力候補として考えていた機体。しかしアメリカが最新技術のかたまりである F-22 の輸出を禁止したため、次期戦闘機選定は暗礁に乗り上げていた。これで F-22 の採用はさらに難しくなった。

三十一は、そもそも本当に F-22 が必要なものなのかどうか疑問を抱いていた。いいものがあれば欲しくなるのは人の常。しかし、自分で稼いだカネで買うものなら文句は言わないが、実際にはそこにつぎ込まれるカネは国民の血税である。そこにはわずかながら三十一の払ったカネも含まれている。「軍事費にカネは払いたくないから税金返せ」とまでは言わないが、せめて有効に使ってほしいものである。

で、世界最高性能にして世界最高価格のF-22は、本当にコストパフォーマンスの観点から最適ですか? 三十一にはそうは思えない。F86 → F104 → F-4 → F-15 と続いてきた空自の主力戦闘機は、性能の向上とあわせて価格も鰻登り。調達数は逆に先細り、という傾向を示してきた。ここらでいっちょう発想を転換すべきではないでしょうかね。
F-22ほどの高性能は望めないかもしれないが、F-35 JSF も実戦配備は間近。ヨーロッパ各国も開発に絡んでいるだけあって調達数も多く価格も手頃。例えば F-35 をある程度まとめて調達するという選択肢のほうが実は得策かもしれない。F-35 以外にもユーロファイター・タイフーンとか F-18E が候補になるだろう。

空幕では F-22 の輸出禁止が解けるのを待って次期主力戦闘機に選定するというシナリオを描いていたむきもあるだろうが、そのシナリオは崩れた。兵器マニアの素人じゃあない、国防のプロなんだから、カタログスペックの高いものをむやみにほしがるという悪癖はそろそろやめようよ。

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