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2009年5月 8日 (金)

「軍用鉄道発達物語」

まあ、三十一が読まないわけない本である。何しろ「軍用」「鉄道」だからねえ。

えーと、読んでる途中ではけっこういろんなコトを思いながら読んでいたんだが、たったひとつの誤記がすべて吹っ飛ばしてしまいました。

…普仏戦争当時の参謀総長モルトケはすでに亡くなり、あとを継いでいたフォッシュもフランス攻略の計画だけを残して開戦直前に亡くなっていた。 (p.102)

第一次大戦開戦時のドイツ軍についての記述。最初読んだときはスラッと読み流してしまったが、ふと疑問に感じて改めて読み直してみるとトンデモないこと書いてますよ、この人。
モルトケの後継者がフォッシュって?
どうもこの「フランス攻略の計画」というのはシュリーフェン・プランのことを指しているらしい。つまり「フォッシュ」と書かれているところは「シュリーフェン」が正しい。フォッシュってのはドイツ軍を迎え撃った、フランス軍の将軍ですなあ。

Generalfeldmarschall, Alfred von Schlieffen (de.wikipedia.org)
Maréchal de France, Ferdinand Foch (fr.wikipedia.org)

仮にも、この本を買って読んでみようと思う人間なら絶対に混同しそうもない間違いだ。「馬鹿な間違いだ」と言うのは簡単だが、それ以前に何か勘違い、というか思い違い、というか気の迷い、というか。うーん、ちょっと適切な表現が思いつかないが、ごく基本的なところでネジがずれちゃったようなポカをやっちゃったんではなかろうか。まあそれくらい、ちょっとあり得ない間違いなのですよ、その筋の人としてはね。

著者は防大出のもと自衛官らしいのだが、航空自衛隊では教えないのかね。なんか、統幕学校の教官だったそうだけど。

 

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コメント

突然のコメント失礼致します。
失礼ながら、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
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もしよろしければ、こちらのページから相互リンク登録していただけましたら幸いです。
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今後ともよろしくお願い致します。
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投稿: sirube | 2009年5月 9日 (土) 01時39分

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