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2009年5月24日 (日)

世界一周でもなく日本一周でもなく

一日でできる房総半島一周。

房総特急は京葉線経由なので東京駅の外れ、京葉線地下ホームへ向かう。昼間時間帯は外房特急"わかしお"が毎定時、内房特急"さざなみ"は毎時30分に発車する。入ってきたのはE257系5両編成。自由席である先頭車両、進行方向右側に座を占める。今日の旅程は房総半島を左回りで一周する予定なので、大半の行程で右側に海を見ることになる。

地下区間を抜け潮見で地上に出ても周囲は埋め立て地の工業地帯。あまり見ていて楽しい風景ではない。大きな観覧車が見えると葛西臨海公園、さらに江戸川を渡り千葉県に入ると舞浜だ。舞浜に来たのはもう何年ぶりだろう。ひょっとしたら今世紀に入って初めてかもしれない。なんだか宮殿のようなお城のようなキンキラの大きな建物が見えてきた。昔はこんなのなかったよなあ。ホテルだと思うんだが、正直「ばっかじゃねえの」と思った。何が楽しいんだかよくわからない、浅薄な成金趣味としか見えないのだがなあ。

蘇我駅からは内房線に入る。蘇我は千葉からの外房線と京葉線が合流し、内房線と外房線が分岐する拠点駅で、構内は広い。下り方面に立っている出発信号機のひとつには「臨海」とあって、京葉臨海鉄道が分岐していくことがわかる。駅を出ると右手にJR貨物の千葉機関区が見え、EF65PFやEF210が待機しているのが見える。車両配置はないはずなので、運用合間の待機車両だろう。進行方向右手には上り線と、その向こうにもう一本線路が見える。これが臨海鉄道線かなあと考えていてその線路の上に架線が張られていないことに気づき確信する。とほぼ同時にその確信を裏付けるように青色塗装のDD13形ディーゼル機関車がやってきた。臨海鉄道の線路は海側に離れていく。

このあたりは以前に乗ったことがあるのだが、夜だったのでまわりの景色がよくわからず、実質的には初乗車である。市原市に入るころにはだいぶ緑の多い風景になってきた。袖ヶ浦駅なんか、駅の裏側は一面の田んぼである。仮にも市の中心駅のはずだが。君津駅をすぎると内房線も単線となる。上総湊から線路は海に沿う。以後、館山あたりまで線路と道路が海岸にへばりつくように走る。この付近は若かりしころに数え切れなくくらい車で来たところなので、目に懐かしい風景だ。途中、岩井駅は昔臨海学校で来ていたところで、鉄骨コンクリ打ち屋根なしの無骨な跨線橋に見覚えがある。きれいに塗り替えられているようだが。

東京から2時間弱で終点館山。数年前に来たときは館山駅は地平駅だったはずだが、橋上駅になってしまっていた。これまでの出口とは反対の西側にも駅前広場ができていて便利にはなったんだろうが趣は失われた。
P5230005

館山から安房鴨川までは普通電車に乗る。千葉支社管内、千葉以遠のこのあたりには211系も投入されてはいるが主力はいまだにスカ色の113系だ。もはや都内ではみかけなくなってしまった113系が見られる、東京から一番近い場所と言えよう。館山を出た電車はすぐ左に曲がって東に向かう。千倉駅は、観光シーズンには内房特急が足を伸ばす駅だが対向ホーム2面の何の変哲もない中間駅で、そのまま折り返すがさもなくば館山まで回送するしかないだろうなあと思う。千倉からはまた北上を始める。海岸線とほぼ並行しているはずだがけっこう距離があって海は見えない。フラワーラインの終点付近、和田の近づくと一気に海に近づく。和田漁港の町の真ん中に岩山が聳え立っていたのが目についた。江見と太海の間では、道路と一緒に海を橋で渡る。やがて安房鴨川。

1時間弱の待ち合わせで特急わかしおに乗り継ぐ。またE257系だ。乗り込んでみると編成は6号車から10号車の5両編成。上総一ノ宮でさらに5両増結されるとのことだった。安房鴨川から勝浦まではほぼ真東に走る。海岸線は出入が激しく、海が見えたかと思うと隠れるの繰り返し。途中、とってつけたような乗降ホームが目に入って何かと思ったら「行川アイランド」駅だった。名前の通り「行川アイランド」を訪れる観光客のために設置された駅だったが、肝心の「行川アイランド」はすでに閉鎖されて久しくチェーンで締め切られた入り口と空っぽの駐車場が見えるばかりである。勝浦の次になる御宿から北は、海岸線から少し入ったところを線路が走るため列車から海はほとんど見えない。上総国一宮である玉前神社の門前町、上総一ノ宮駅では前述の通り増結作業がある。これから線路は複線となるが、九十九里平野と房総丘陵の境界付近を走るため、海からはかなり離れる。大網で東金線と合流し、トンネルを抜けて土気を通過するころにはすでに千葉市内。このあたりから睡魔に襲われ、気がついたときには蘇我駅構内だった。内房線外房線の合流するあたりの線路配線を観察しようと思っていたのに、不覚。

ここから先は、来るときに通った同じ道行きなので省略。蘇我でいったん列車を降りて別ルートとなる総武本線で東京に向かう、という案も検討したが面倒になったためやめてしまった。

昨日の旅程:
東京(1130)→館山(1318) 8009M (E257系)
館山(1400)→安房鴨川(1443) 171M (113系)
安房鴨川(1532)→東京(1734) 72M (E257系)

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