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2009年6月14日 (日)

牛にひかれて善光寺参り

今回の旅行は実家のお付き合い。同行者がいると思うように動けないのでできたらひとりで行きたいところだが、その代わり自分だけなら絶対泊まらないような温泉旅館に宿泊できたり(自分の分はもちろん払うのだが)するので、まあたまにはいいかと覚悟を決めてつきあうことにする。
行き先はお任せしていたのでが、旅慣れない企画者が旅行代理店に相談して決めてきたところがちょうど三十一が乗ったことのない路線を含んでいたのはケガの功名だ。

東京駅の銀の鈴で待ち合わせ。銀の鈴なんて何十年か前に何かの旅行で待ち合わせに使ったきりである。そのころはもうちょっと薄暗かったような気がする。本当に暗かったかどうかというより、なんか雰囲気が暗かった印象がある。今ではすっかりきれいになっていろんな店が入っていたりする。次に使うのは何十年後かな。

E2系自体はこれまで何度も乗っているが、"あさま"としては初めて乗る。進行方向左側の窓際。大宮を出ると軽井沢まで無停車ということで、快調に飛ばす列車だが高崎を通過した少し後でやや減速する。上越新幹線と長野新幹線が分岐する地点だ。ここの分岐に使われているポイントは36番だか38番だかという日本で一番角度の浅いポイントで、長野新幹線初体験の三十一はもちろんこのポイントを分岐側に渡るのは初めてだ。ここから初乗車区間となる。
榛名山のふもとを、トンネルを交えながら列車はどんどん高度を上げていくはずだが、あまり勾配を感じない。減速している気配がないからだろうか。乗客にとってはいいことだが趣はない。最後の長いトンネルを抜けると軽井沢。左側、つまり南側にはショッピングセンターができているらしい。この先、佐久平付近ではやや地形が開けるが基本的にはトンネル。長いトンネルを抜け、千曲川を渡ると上田。ここで下車。

上田では同行者に連れられて上田城に行ってみたり、土産物屋であれこれと物色するのにつきあわされたりしたが、三十一がつまらないので割愛。

上田駅の南側、千曲川のほうに面したホームの上田電鉄に向かう。かつては上田交通だったが、鉄道部門は本社から切り離されて子会社化され上田電鉄と呼ばれる。新幹線の開業にあわせて改良されたのかきれいではあったが、1面1線のコンパクトな駅。見るからに東急のお下がりとわかる2両編成の電車が停まっていた。

駅を出るとすぐ左にカーブし、千曲川をトラス橋でわたる。このトラス橋は古くていい感じ。鉄道模型レイアウトのモデルになりそう。次の駅の城下が交換可能になっていて、始発の上田駅の1面がふさがっている場合にはここで抑止されるんだろうなあ。電車は住宅の軒下すれすれを走る。同行者のひとりが、ワンマン列車に乗るのは初めてらしく、改札のない無人駅や運転士直後に整理券箱のあるのを見て「バスと一緒だね」と痛く感心していた。ちょっと地方に行くとけっこう見かける光景なんだけどなあ。

ほぼ中間の下之郷駅は上田電鉄別所線の拠点駅らしく、駅員が配置され車庫もある。この手の中小私鉄では、始発あるいは終点ではなく中間の適当な駅に拠点を置くケースが多いように思える。ちゃんと調べたわけじゃないけど。
終着ひとつ手前の八木沢駅付近で、窓の外に「分譲中」の広告を見かけた。喰っていけるのならこんなところに住むのもいいけど。

30分ほどで終点の別所温泉駅。駅に入る少し手前、切り離された線路にかつて別所線で使われたと思われる車両が展示されていた。駅はもともと2線2面だったようだが、片方のホームは草むしておりそちら側の線路も撤去されていて始発と同じく1線1面だ。

P6140013

駅前から旅館行きのバスも出ていたのだが、乗り遅れたので歩いていくことにする。

今日の旅程:
東京(1024)→上田(1147) 515E (E2系)
上田(1539)→別所温泉(1607) 上田電鉄別所線 (1000系)

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