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2009年7月 4日 (土)

歯の根が浮くような話

昨夜は久しぶりに徹夜仕事。今日の午前中にどうにか目処をつけて少し仮眠したあと、夕方から外出した。

実は少し前から歯が痛く、痛み止めを飲んでごまかしていたのだがだんだん腫れてきて物を食べるのも大変になってきたので、仕事から解放されるとすぐ予約をとって歯医者にでかけた。

最初は虫歯かと思っていたのだがそういうわけではなく、歯の根の部分に菌でも入ったのか化膿して歯が少し浮き上がった状態だということらしい。少し削ってかみ合わせを調整したあと、腫れている部分を突き破って膿の出口を作る。これがかなり痛かったのですよ。麻酔を使うかもしれないと思って痛み止めを飲んでいかなかったのだが、期待に反して麻酔無しで手術(といってもほんの1分くらいのものだが)され、思わず拳を握りしめて耐えるというマンガのような行動に出てしまった。関羽雲長の境地は遠い。というか無理。

羽嘗爲流矢所中貫其左臂後創雖愈毎至陰雨骨常疼痛。醫曰矢鏃有毒毒入于骨當破臂作創刮骨去毒然後此患乃除耳。羽便伸臂令醫劈之。時羽適請諸將飲食相對臂血流離盈於盤器而羽割炙引酒言笑自若。(三國志巻三十六蜀書六・關張馬黄趙傳 - 中華書局版普及本)

関羽はかつて流れ矢を左肘に受け、傷は治ったがその後雨が降るたびに骨が痛んだ。医者が言うには「矢じりに毒が塗ってあり、その毒が骨に達しています。肘を切り開いて骨を削り毒を取り除く以外に治療法はありません」と。関羽はそれを聞くと肘を伸ばして医者に切開させた。切り開かれた臂からは血が流れ受け皿に溢れたが、ちょうどその時関羽は諸将と会食しており、肉を食べ酒を飲みながら平然と談笑していた。

ところで、前に歯医者に行ったときにも思ったのだが、担当医師からレントゲン写真を見せられたときに、説明を聞いている頭の片隅で三十一は「ああ、自分の皮膚の下にはやっぱりガイコツが入ってるんだなあ」などと考えていた。こういうことでもないと実感しないよね。

実体験でも、比喩的表現でも、三十一はどちらの意味でも「歯の根の浮くような話」は勘弁だと思った今日であった。

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