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2009年7月29日 (水)

「隋唐世界帝国の形成」


正確に表現するなら「隋唐世界帝国の形成"まで"」とでもするのが適当だろう。隋や唐に関する記述は最後に付け足し程度で、全体としては漢帝国の完成から三国時代の帝国崩壊、五胡十六国の動乱を経て中国が再び統一に向かうまでを概観する。
同じような時代をあつかった本には、古典として岡崎文夫の「魏晋南北朝通史」がある。このうち「内編」は東洋文庫に収録されていて、だいぶ前に読んだ。

この時代は、中国の歴史の中でも有数の動乱期だが、著者は「貴族制の成立」と「胡漢関係の変質」という観点からこの時代を観察する。だいたい動乱期というのは言い換えれば変革期でもあるわけで、魏晋南北朝時代もその例外ではない。

ただ、著者が序で述べていた「同時代の日本が中国に与えた影響」の記述にはあまり成功していないようだ。

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