« PHP研究中 | トップページ | ポーズをとる気もない »

2009年9月29日 (火)

景気対策という名の逆風

高速千円「太刀打ちできぬ」 JR四国、社長報酬カット (asahi.com)

JR四国(高松市)は28日、高速道路料金の休日割引の影響などで乗客が減り、8月の鉄道収入が前年同月比11.5%減の33億1千万円だったと発表した。

この「高速千円」の影響として、フェリー会社の中にはすでに廃業したところも出ているそうで、JRを初めとする鉄道会社の多くで減収となっている。基本的に鉄道は装置産業で、設備や車両に多大の投資をし、維持費もかけている。ある程度以上の収入がないと採算がとれない。この状態が続けば、最悪事業を継続できなくなってくる。
これまでの日本の交通政策はタテ割りもいいところで、鉄道と道路と航空と海運がまったく連携をとられずに整備されてきた。最近は空港を作る際にもアクセスが重要ということで空港アクセス鉄道が同時に整備されるケースが増えているが、どちらかというと事業者側の工夫であって、政策として推進されているようには思えない。

高速道路にテコ入れすれば他の交通機関にしわ寄せが来るのはわかりきっている。それでいて、もし今後高速料金を無料化するというなら、これまで鉄道が果たしていた役割を高速にまとめてしまおうという確固とした目論見があるとでも言うんですかね。三十一にはそこまで考えているようには見えないのだが。

アメリカみたいに土地が有り余っていて、道路も駐車場もいくらでも広げられるのならクルマ依存社会でもいいのかもしれないけど、ヨーロッパではいろんな交通機関を組み合わせた総合的な施策がとられている。マイカーと鉄道、長距離鉄道と市内軌道などを組み合わせたもっとも効果のある方法が考えられている。自転車も重要な市内交通機関として位置づけられている。自動車一辺倒の施策は、いまや時代遅れなのだ。ましてや鳩山政権は温室効果ガス25%削減という目標をかかげている。鉄道が排出する二酸化炭素の量は、自動車に比べて(条件によって違うが)7%から20%程度だ。ついでに言うと、鉄道よりさらに二酸化炭素排出量で有利なのは海運である。自動車に肩入れして鉄道とフェリーを追い込むのはどんなもんですかね。

|

« PHP研究中 | トップページ | ポーズをとる気もない »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/196234/46340610

この記事へのトラックバック一覧です: 景気対策という名の逆風:

« PHP研究中 | トップページ | ポーズをとる気もない »