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2009年9月22日 (火)

定量分析ノススメ

けっこう前のことだが、電車の中で見かけた広告。正確なところはうろ覚えだが、

十二単、重さ×キロ。
平安時代に生まれなくてよかった。

平安時代の代表的な服装として十二単は有名だが、この種の衣装を着用できるのは少なくとも受領以上の貴族あるいは官僚であろう。皇室や大貴族に仕える女房も貴族の出だ。
こういった階層がはたしてどれくらいいたかという統計はもちろんないが、家族や親族まで含めて多く見積もっても一万人はいないだろう。そのころの日本の人口は1000万人弱と言われているから、全体の0.1%といったところだ。残りの99.9%は十二単とは縁のない農民だった。
山手線に乗って会社に通ったり学校に通ったりしている広告を見る人見せたい人は自分が日本の全国民(世界の全人類でもいいが)の、上位0.1%の階層に入っていると言い切れるだけの自信があるだろうか。少なくとも三十一にはありませんね。
ということは仮に平安時代に生まれたとしても、十二単の重さに辟易するよりも掘っ立て小屋に住み日々農作業に追われる生活のほうがよほど現実的だ。

三十一はもちろん信じないが、たまに「前世」がどうのこうのという連中がいる。ところが、「前世が見える」「前世を知っている」という人間の中で、「私の/あなたの前世は某国某郡某村の×吉という何の変哲のない百姓で、一生のあいだ米を作って終わった」と言っているのを三十一は寡聞にして知らない。江戸時代の日本は人口の9割近くを農民が占めていたので、10度に9度はそういう「前世」でも不思議はないはずなのだが。

同じようなことをアシモフが自著の中で言っているが、「昔はよかった」と言ってる人は「昔のよかったこと」だけが見えているのであって、大部分の「昔のよくなかったこと」を見ていないのだ。

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