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2009年10月28日 (水)

一夜明けて

一夜明けて状況が多少見えてきた。

基本的に航路上では右側通行というのが世界共通のルールだ。関門海峡も例外ではなかった。護衛艦"くらま"は艦首部分が押しつぶされてほぼ正面から衝突したことがわかる。いっぽう、相手船は船体右側面を損傷している。つまり、貨物船の右側に護衛艦がまっすぐつっこんだことになる。

事故の直接の原因は貨物船が取り舵をとっていわば対向車線にはみ出してきたこと、と断定して差し支えないだろう。問題はなんでそんな航路をとったかということだが、貨物船は海上保安庁の海上交通センターが「前方の船を左から追い越せ」と言ったのでその通り航路をとったのだと言っているらしい。海上保安庁もこの経緯は認めている。

ただし、それで貨物船側の責任が軽減されるかというとそんなことはない。
わかりやすい例えをすると、片側1車線の道路を車で走っているときに前に遅い車がいたとしよう。前の車が左に寄るとかウィンカーを点けるとか「追い越していいよ」という素振りを見せたとき、対向車線をよく確認しないで追い越しをかけて対向車と正面衝突したときに「だって追い越せって言ったから」という言い訳をする人がいますかね。まあいてもいいけど、相手にはされないよね。

北澤防衛大臣は昨夜から何度か記者会見をしていてその内容が防衛省のHPに掲載されているけど、目立つのは海上保安庁への気の使い方だ。海上保安庁の捜査の邪魔はしませんという態度に終始していて、それは"あたご"事件のときの自衛隊の対応に批判があったことへの回答であるに違いないが、この海保海自の関係というのはこのままでいいのかなあ。

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