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2009年11月29日 (日)

アキハバラは燃えているか?

今日は調子もよくないし、まだまだ NFL のビデオも溜まっているのでアキバに行くのはやめておこうと思っていたのだが、用事を思い出して結局昼過ぎからアキバに出撃。

アキバのコア部分(三十一が考えるコア部分であって、一般的な中心部とは一致しないかもしれない)をわざと避けて、周囲をぐるっと回っていたのだが、なんだか消防車が止まっているぞ。明神下あたりから T-ZONE 方面をのぞいてみると消防車の回りを消防士が動きまわり、それを野次馬が取り囲んでいる。

用事を済ませて帰り際に横目で見てみると、昔の日通の裏にあるニッピンの隣のトンカツ屋が火元らしい。あのトンカツ屋には入ったことないなあ。何年か前に火事を出したヤマギワのすぐ近くだ。

帰宅して調べてみると、さすがにニュースにはなっていなかったが、blog や twitter で何人か触れていた(三十一もその一人になるわけか)。

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2009年11月27日 (金)

アメリカの木曜の夜は日本では金曜の昼間

Thanksgiving day とは何の関係もない日本の平日。厳密に言うとまったく関係がないわけでもないが仕事が減るわけではない。主観的には一生懸命働いた午前が終わった昼休み、ふと思いついて公式サイトで試合経過を見てみるとちょうど後半に入ったところで 16-0 とリード。よしよし調子いいぞとしばらく観察していると FG レンジに入ったところで QB Orton がインターセプトを食らった。どうもこのまま見続けていると負けちまいそうな気がしたので、見るのをやめて昼食を食べに行くことにする。

昼から戻って来てそのまま仕事に戻り、やはり主観的には一生懸命働いた午後が一段落した夕方、ちょっと煮詰まってきたので頭を切りかえようと少し席を立って歩いているうちに思い出し、席に戻って結果を確認する。

おお、勝っている。

夕方の会社で思わず thumb up する三十一。

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2009年11月26日 (木)

理性と感情は別腹

ごめんなさい、三十一は嘘をつきました。

年に一度の感謝祭、Thanksgiving day weekend の直前、木曜日の夜に催される Thanksgiving game の時期になると NFL のシーズンは大詰め。こないだ始まったばかりのように感じるけど早いなあ。

その Thanksgiving game は我がデンヴァーが地元に NY ジャイアンツを迎える。リーグもこの試合には力を入れているらしく、公式サイトで催される投票(ほぼ毎日テーマが変わる)では、「この試合どっちが勝つと思う?」がテーマだった。

この投票では、投票ボタンを押すとこれまでの得票率が表示される仕組みなのだが、今回三十一は一瞬悩んだあげくやはりデンヴァーに投票した。ところが世間ではデンヴァーが勝つと思っているのはおよそ3分の1に過ぎず、3分の2はジャイアンツが勝つと思っているらしい。

実は三十一はその結果を見てなんとなく納得してしまった。「デンヴァーが勝つ」に投票しておきながら、世間では「ジャイアンツが勝つ」と評価していることに納得してしまうのはもちろん矛盾なのだが、つまり三十一は薄々ジャイアンツに分があると思っていながらデンヴァーに勝って欲しいと思っているのだなあと、つい自己分析してしまうほど自分でもちょっと意外な行動であった。

そもそも三十一がデンヴァーを応援するようになったのは QB エルウェイを見てからなのだが、エルウェイも引退しちゃってもう10年になる。それなのにまだ相変わらずデンヴァーを応援し続けているのは、これはもう理屈ではない。今年は勝てなくてもしょうがないとわかっていながら、勝てば嬉しいし負ければがっかりする。「科学の子」をめざす三十一もまた感情に左右される地球人であって、バルカン星人ではなかったということか。

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2009年11月24日 (火)

歓迎光臨 梁光烈

念のために言っておくが、本気で歓迎しているわけでもない(とは言え拒絶するわけでもない)ので勘違いしないように。この blog の特にタイトルはほとんどの場合ひとつかふたつひねってある。

梁光烈・中国国防部長の来日について (防衛省)

中華人民共和国国務院は日本で言えば内閣にあたり、国防部長は防衛大臣に相当する。非軍人の政治家が防衛大臣になる日本やアメリカ・欧州諸国と違って、中国国防部長は代々制服組の軍人の役職で、梁部長は中国人民解放軍上将の階級を持つ。上将は他国の大将にほぼ相当する。かつては上将のさらに上に大将と元帥の階級が存在したが建国直後の1955年に任命されたきりで現在は該当者はいない。

さてでは国防部長は制服組のトップかというとそうはいかない。中華人民共和国国務院国防部の他に、中国人民解放軍には4総部と呼ばれる総参謀部、総政治部、総後勤部、総装備部があり、それぞれの長である総参謀長(陳炳徳)、総政治部主任(李継耐)、総後勤部部長(廖錫龍)、総装備部部長(常万全)はやはり上将が任命される例になっており、国防部部長とあわせた5名が人民解放軍の役職のトップグループを形成している。現国防部部長梁光烈は総参謀長からの転任、前国防部部長の曹剛川は総装備部部長からの転任で、この5名の中では国防部部長は格上である。

ところが、いろいろな形で組織を重層的に構築し、それを人格的に統合して運用するのが中国共産党のやり方でここもその例外ではない。ここで名前が挙がった面々はもちろん例外なく共産党員であるのだが、また同時に中央軍事委員会のメンバーでもある。共産党が人民解放軍を指導統制する組織は、5年に一度の党大会で選出される中央軍事委員会だ。中央軍事委員会は、主席1名(胡錦涛)、副主席(現在2名)、委員(現在8名)で構成されている。国防部部長および4総部の長は全員中央軍事委員会委員を兼ねている。なお、共産党中央軍事委員会と別に全国人民代表大会(日本の国会にあたる)で国家の中央軍事委員会も選出されるが、メンバーはまったく一緒だ。
実はかつては国防部部長が中央軍事委員会副主席を兼ねるケースが多かった。例えば前任者の曹剛川や、前々任者の遅浩田などである。しかし曹剛川が勇退し梁光烈総参謀長が国防部部長に横滑りしたとき、中央軍事委員会の中ではヒラの委員に留め置かれた。結果として、中央軍事委員会の制服組のトップになる副主席には元総参謀長の郭伯雄と元総政治部主任の徐才厚という、実職をもたない軍人2名が配置されることになった。
理由はもちろん公表されていないので推測するしかないが、実組織を直に掌握しているメンバーをヒラの委員に留めておくことで、解放軍の党中央に対する影響力に枠をはめようとしたのではなかろうか。

中央軍事委員会の重要性はあまり認識されていないが、鄧小平が実質的に中国の最高権力者であった時期、国家主席にも党総書記にも国務院総理にも就任せず肩書きにこだわらない姿勢を見せていた中で、中央軍事委員会だけは主席として直接掌握していたことで想像できるだろう。さらに言うなら、鄧小平から中央軍事委員会主席を譲られた江沢民は、後継者の胡錦涛に国家主席・党総書記の職を譲ったあともなお2年近くのあいだ中央軍事委員会主席にとどまっていた。

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2009年11月23日 (月)

前任者の真似はしなくていいんだよ

えーと、去年の最終戦に地元で戦ってボロ負けし、プレイオフに行き損ねる羽目になったその相手はどこだったっけ。

何もコーチが代わってからも同じような道をたどらなくても。

我がデンヴァーは地元でサンディエゴに32-3と大敗し、AFC西地区の首位を明け渡した。

先週も同じような感想を抱いたんだが、数字だけを見るとこんなに大差をつけられて負けるような試合には見えない。トータルヤードは348対271。相手はこれだけのヤードで3TD4FGを積み重ねて加点したのに、我がデンヴァーはわずかに1FG。
最初に6連勝して無駄に注目を集めたせいでいろいろと研究されて対策をうたれ、思うように勝てなくなったのは確かだろうが、そのために新人HCに焦りが出て無茶なゲームプランを強行させて裏目ったんじゃないのかなあ。まだ1年目なんだからそんな焦らなくてもいいんだよ。色気を出さなくていいからさ。

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2009年11月21日 (土)

こんなこともあろうかと

まさかあの真田さんの名セリフをリアルで聞くことになろうとは。

いや、実際にこんなベタな発言をしたわけじゃないんだけどさ。

小惑星探査機「はやぶさ」の帰還運用の再開について (JAXAプレスリリース)
はやぶさ、帰還に向けてイオンエンジン再起動 (松浦晋也のL/D)
New hope for plucky Japanese asteroid mission (spaceflightnow.com)

ほぼ4年前の2005年に小惑星「イトカワ」の近接探査とサンプル採取の試みで日本(の一部)をわかせた小惑星探査機「はやぶさ」だが、その前から起きていたリアクションホイールの不調や、その後の燃料漏れ、電力喪失によるバッテリー放電と通信途絶と満身創痍の状態の中、運用チームにより地球帰還とサンプル回収をめざしてきた。
帰還の鍵になるのが推進系でどれくらい能力を発揮できるかだ。化学系スラスターは燃料漏れで使用不能、4基搭載しているイオン・エンジンも不具合を生じ、今月初めにはまともに動作するのは1基だけになってしまった。1基だけでは予定の増速量(デルタV)には足りない。

ところが、運用チームはイオンエンジンBのイオン加速器と、イオンエンジンAの中和器を組み合わせて使用し、ひとつ残っていたイオンエンジンCと合わせて充分な推力を得ることに成功した、というのが上で掲げた記事の内容だ。
松浦さんの記事の説明と一問一答を見てもらうのが一番わかりやすいと思うのだが、設計チームではそういう事態を想定して回路にひとつのダイオードを組み込んでいたという。重量管理が厳しい探査機でこのダイオードひとつを入れるか入れないかは小さくない問題だと思うのだが、それでも敢えてこのダイオードを入れたというその判断は充分賞賛されてしかるべきだろう。相変わらず綱渡りの厳しい状況であることは間違いないけれど、このチームならなんとかしてくれるんじゃないかという根拠のない期待感を持ってしまう。

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2009年11月20日 (金)

馘首の季節

今シーズン最初の"クビになったコーチ"のタイトルは、バッファロービルズの Dick Jauron の頭上に輝いた。

Bills fire Jauron; defensive coordinator Fewell is interim coach (nfl.com)

問題児 WR T.O. を獲得してはみたものの、案の定機能せずチームは3勝6敗(T.O.のせいだけでもないが)。ここで一発強烈なカンフル剤が必要だとフロントとオーナーは判断したらしい。暫定HC は DC の Perry Fewell。

最初のうちは、「ああ今年もまたクビになるコーチが出たなあ」とだけ思っていたのに、この記事を書くために調べ始めていると予想外のニュースを発見する。

Shanahan likely to meet with Bills officials next week (nfl.com)

去年まで我がデンヴァーの HC だった Mike Shanahan が来季のバッファロー HC に名前が挙がっているらしい。Dick Jauron は守備畑の出身だが、攻撃畑の Mike Shanahan が HC になればだいぶチームの様相が変わってくるかもしれない。

鬼が笑うような話だが。

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2009年11月17日 (火)

ほら3敗目。

ワシントンにも負けて我がデンヴァーは3連敗。

QB K.Orton が途中で負傷退場したらしいのだが、stats を見るかぎり極端に差があるようには見えない。それでも大敗してしまったのは、コーチに責任があるように思う。新人 HC だから多少は仕方ない部分もあるが、相手の HC J.Zohn もまだ2年目だからね。

今日帰宅したらちょうどその試合の最後の部分の中継に間に合ってそこだけ観た。Orton の代わりに QB をつとめていたのは Chris Sims だけど明らかに投げるタイミングが遅い。もともと Tampa Bay で Gruden の指導を受けていたから、プレイスタイルは west coast のはずなのにまるで drop back passer のようなタイミングで投げている。伝統的に比較的軽量の offence line を使うデンヴァーの攻撃では、それだけの時間ポケットを保つのは無理がある。

キャンプ時点では Orton と Sims はライバルだったようだが、スターターとバックアップの間には結果としてこれだけの差ができちゃうんだなあ。次週は是非 Orton に戻ってきてほしいものだ。

そういや Pro Bowl の投票をしないと。

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2009年11月16日 (月)

ギジュツ立国ニッポン

事業仕分けで理研のスーパーコンピューター開発が凍結される見通しになったという。

次世代スパコン、事業仕分けで事実上の「凍結」と判定 (ITPro)

kikulog あたりでも話題になっていたけど、三十一が注目したのはこの記事。

一方、米国では… (忘却からの帰還)

Reutersは2009年11月13日付の記事で、日本のスーパーコンピュータの終焉を報道した:

この記事の中で参照されている「世界の上位500台」はおそらくこのページだと思うのだが、これによると日本製のスパコンで最も高性能なのは「地球シミュレーター」で31位。当然というか何というか、上位には United States が目立つが、日本より上にある国は Germany、China、Russia、Korea (South)、Saudi Arabia、Switzerland、Canada、India、France と10か国に及ぶ。"Saudia Arabia" ってのは typo だよね。(11/17追記:United Kingdom を見逃していた。日本より上にある国は11か国になる)

日本の生きる道は「技術立国」しかないと言われて久しいが、こういう状況を見るとお寒いかぎりだ。何かあるとマスコミは「ゆらぐ日本の技術力」とか騒ぐけど、「ゆらぐ」という表現からは何だかんだ言って無邪気にその「技術力」を信じている気持ちが透けて見え、御伽話を信じて夢見るマスコミの脳天気加減には呆れるほかない。

今回の「スパコン凍結」に際しては事業仕分けで説明する側のプレゼン技術の不足と、シナリオ選択の失敗が大きく響いていたらしい。つまり事業の必要性をうまく説明できなかったということだ。もっと別の説明をしていれば違った結果が出たかもしれない。
しかしいずれにせよ、今の民主党政権は「政治主導」を掲げているから、これまでの官僚主導の政策立案ではなく、政治家のほうが政策を立案しなければいけない。本気で「技術立国」をめざすなら、限られた予算を割いて投資をする必要がある。果たして民主党の国会議員は、どの分野がこれから伸びるかを判断してその中でも競争力の見込める分野を見極めて予算配分を決定することができるだろうか。
誰に補助金を出すか、どのダムをやめてどの道路を作るか、というのとはまた違ったやり方で政策決定する必要がある。それは民間企業での「商品企画」に似ている。市場の動向を見極めて競争力のある商品を企画開発するのだ。

"技術者"が歯車あるいは日陰者としか扱われない国でそれが可能かな。

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2009年11月15日 (日)

三十一はゲーマーの夢を見るか?

昔、カナダに島流しに遭っていたころ、テレビで Call of Duty の CM を見かけて、「こんなゲームは日本じゃ発売されないかもしれないなあ」と思っていたのだが気がついたら日本でもしっかり発売されていた。三十一はまだ日本人というものを理解していないのかな。


今日の秋葉原で店頭デモを見かけてちょっと欲しいと思ったのだが、PC版の要求スペックに3Dビデオボードが含まれてるなあ。まあ今どき珍しいことじゃないんだろうけど、ここ何年ももっぱらオンボードVGAに頼っている三十一にはこれがどれくらいのスペックなんだかよくわからん。これだけのためにVGAカードを買うのもあまり嬉しい話ではないし、だいいち要求スペックはどうせどんどん上がっていくだろうから、それに合わせてVGAの買い換えを次々と強いられるというのは三十一の望むところではない。
だったら、いっそのことPS3なりXBOXなりのコンシューマー機を買ったほうがいいのかなあ。しかし、いまだに先々週のNFLのビデオを寝る間も惜しんで観ているくらいなのでとてもゲームをするヒマはないというのが実状だ。シーズンオフになったら考えよう。そのころにはもう忘れてそうな気もするけど。

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2009年11月13日 (金)

信仰告白

先々週の土曜日だったか、朝から会社の上司と同僚と3人でチャット(泣)をしているときに「お祓いに行こうか」という話題になった。
去年の夏に、有志で川崎大師までお祓いに行ってお札をもらってきたという話は聞いていたし、そのお札は上司の机を飾っている。しかし三十一は行かなかった。仕事があったのも確かだが無くても行かなかっただろう。

それで気が済むなら行ってもいいんじゃないですか、ただし三十一は宗教上の理由で行けません、と言ってみると、ごくごく平均的で善良な日本人であるところの上司と同僚は「なんで?」と問いかけてくる。

そこで三十一は厳粛かつ真摯に宣言した。

自分は空飛ぶスパゲッティ・モンスター教だからです、と。

残念ながら上司も同僚も世界の創造者である空飛ぶスパゲッティ・モンスターを知らないという罰当たりな連中だったため、親切な三十一は「wikipedia に載ってるよ」と彼らを正しい道に導いてやった。しかし彼らは正しい信仰に進もうとしなかった。なんということだ。世界中の人が偉大なる空飛ぶスパゲッティ・モンスター神に帰依すればもっとずっと平和になると三十一は本気で信じているんだけどねえ。

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2009年11月12日 (木)

血液型差別と人種差別は構造が同じ

かなり今さらなんだけど、最近また kukulog に ABO FAN 氏が出没し始めて、そこについたコメントで参照していた blog での議論を読んで思ったのがタイトルのようなこと。

本当は怖い血液型性格判断 (404 Blog Not Found)

「人種によって肉体的特性に差があること」と「人種によって待遇に差をもうけること」は区別しなければいけない。同じように「血液型によって性格に差があること」と「血液型によって待遇に差をもうけること」は区別されるべきだから、「血液型によって性格に差があること」は事実であっても「待遇に差をもうけること」は否定できる、という意見が気になった。

一見もっともらしいのだが、集団の問題と集団に属する個人の問題が「区別」されていないように思える。わざとぼかしているのかもしれないが。

三十一は血液型と性格に関連はないと思っているが、ここではそれは前提として必要ではない。仮に(百歩譲って、仮に)関係があったとしても同じである。
人種で例えると、人種甲と人種乙を比較したときに、人種甲のほうが有意に身体能力が高い(例えば足が速い)という結果が出たとしよう。これは「集団」間の比較である。この(仮定の)事実を知った上で、オリンピックの陸上代表に人種甲に属する甲1なる人間と、人種乙に属する乙1なる人間がともに応募してきたときに、あなたは「人種甲のほうが速いから」という理由で実際走らせて見もしないで甲1を選ぶか?
そんなことはないだろう。甲1は人種甲の中でも足が遅く、乙1は人種乙の中でも飛び抜けて足が速いかもしれない。実際に走らせてみたら乙1のほうが甲1よりも足が速かったということは充分あり得るのである。

血液型性格判断は、実際に走らせても見ないでオリンピック代表選手を選ぶのに似ている。血液型を元にして配置を決めている、などという会社は従業員各々の特性や長所短所を把握する能力が無いということを自ら宣伝しているようなものだ。

もしどうしても血液型を基準に判断したいのであれば、例えば血液型がA型である人間のうちどんなひとりを選んでも(ANY)、A型以外の血液型の人間の誰よりも(EVERY)几帳面である、という命題が成立する必要があるのだけど、どんな頑固な血液型信奉者でもそこまでの強い主張をするとは思えない。

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2009年11月11日 (水)

「世界の歴史19 中華帝国の危機」


先月の旅行から戻って以来、普通のテレビ番組はほとんど見ずにアメフトばかり見ているせいであまりネタがない。そういうときは書評でお茶を濁す。

この巻で取り上げるのは1840年のアヘン戦争から1911年の辛亥革命まで。東洋的朝貢関係に基づく世界秩序に安住していた中国が西洋的な"近代"外交に振り回されて転落していく過程を記述している。

これ以前の中国は、英国使節マカートニーに対する乾隆帝の答えのように「地大物博、足らざるなし」(領土は広く物産は豊かで外国に頼らなければならない理由はない)と悠然と構えて中国に朝貢に来る"夷狄"を寛容に受け入れる立場だった。そういう意味では、(主観的には)選択権は中国の側にあって相手側にはなく、受け入れるも拒むも自由だった。

ところがアヘン戦争以後、この様相は一変する。周辺の朝貢国は次々に諸外国に奪われ、不平等条約に苦しむことになる。もっとも、中国のほうでは「外国人の事件は外国人にまかせて中国人の手を煩わせないほうがいい」という具合に領事裁判権をむしろ好都合に考えていたという。それはともかく、アヘン戦争から第二次大戦までのほぼ一世紀間はこれまで数千年にわたって中国人の発想の根幹にあった中華思想が踏みつけられ泥にまみれていく過程でもあった。

現代の中国人が2世紀前の乾隆帝の寛容をあとかたもなく消し去って、内政干渉についてヒステリックにまで拒絶するようになったのはこの一世紀間にうけた痛みの産物だろう。ただそれが"羮に懲りて膾を吹く"ようなことになっていないことを祈る。

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2009年11月10日 (火)

2敗目は地元で

なんだかだんだん化けの皮が剥がれてきたような。

我がデンヴァーは地元でピッツバーグに28-10と大敗。QB Orton が 0TD 3INT で勝てるほどフットボールは甘くない。おまけにラッシュが27ヤードって何これ。ちょっといいディフェンスにぶつかるとまだまだ進まないということかな。

こないだまで2週間遅れだったテレビ観戦だが、週末もほとんどでかけずに消化につとめた結果、ようやく1週間ちょっとにまでタイムラグが縮んできた。仕事なんか適当にやってせっせと見なくては。
次週は Thanks Giving Game。

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2009年11月 8日 (日)

「日本の歴史14 周縁から見た中世日本」


蝦夷、琉球、そして東シナ海という日本の「周縁」部から日本を見直そうという試みは近年のものだ。これまでの日本中枢部を中心にして展開してきた歴史研究とはまったく異なる視点であるゆえに、まだまだ検討の余地が多い分野であると同時に定説にまったく拘束されずに自論を展開することができるという意味で、やりがいのある、言い方を変えれば好き放題やれるのが魅力なのだろう。

「周縁」という呼び方は当時の日本の政権が置かれていた京都中心の視点であって、実際にはこれらの地域は「境界」である。中国や東南アジアとの中継貿易で栄えた琉球はもちろんのこと、東シナ海は朝鮮中国日本琉球の間の交易路であったし、北方の辺境と見られがちな蝦夷も近年では日本海北部や樺太・沿海州を経て中国東北の遊牧民と交易があったことが確認されている。

文献史料が乏しいためにこれらの地域でどのような王権の展開があったのかはなかなか再現が難しいのだが、これらの交易を触媒としてそれぞれの地域で独自の社会構造が形成されていったことは間違いない。「地方の時代」という政治臭のする言葉と歴史研究を絡ませるのは望ましいことではないが、分権的な傾向の強い中世ではこうした"すきま"権力が成立する余地があった。こうした権力を中央の統制に組み入れようという動きが近世を生むひとつの動機となったかもしれない。

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2009年11月 6日 (金)

交通という産業

やや古い話になるが、「週刊東洋経済」が7月4日号で「鉄道進化論」と題した特集を組んだ。
そして最近、「週刊ダイヤモンド」が10月10日号で「JRの秘密」を、続けて11月7日号で「JAL国有化の罠」を、さらに「週刊エコノミスト」が11月10日号で「道路の終焉」を相次いで取り上げている。

ひとつのきかけは昨今の鉄道ブームだろうけど、さらには補正予算での高速道路休日1000円、さらに政権交代による高速無料化、ひいてはJALの再建問題など、交通関係のニュースが続いたことがこういう状況を生んだのかもしれない。
流通を支える交通機関に注目が集まること自体は悪い話ではない。ただ、週刊ダイヤモンドのJR特集が

戦後日本の戦略なき運輸交通政策---。鉄道、高速道路、空港を総合網としてとらえず、それぞれバラバラかつ無尽蔵にカネを投じ続けた。

と総括したのはまったく的を射ている、というかちょっと考えれば誰でも思いつくようなことだ。鉄道と道路、鉄道と航空など複数の交通手段を組み合わせて最適解を求めるのが本来必要な交通政策であったにもかかわらず、実際にはそうしてこなかった、そのツケが今になって吹き出している。航空路線や高速道路の整備により夜行列車などの長距離列車が絶滅に瀕するいっぽうで、整備新幹線の延伸の結果「1県1空港」を目標に建設された地方空港路線は不採算に陥っている。

個人的には、札幌-東京-鹿児島・長崎という国土軸を貫く新幹線がそろったところで、ほぼ必要な路線は完成したと考えてよかろう。あとはこの中心軸から枝葉を伸ばすだけだが、これは在来線の接続を工夫すれば当面は事足りよう。
この国土軸を貫く新幹線を補強するためにはJR東海が構想している中央リニア新幹線は有効だ。東京-大阪間が1時間でつながれば、山陽新幹線と接続して東京-博多間が3時間あまりとなり、価格次第では充分現実的な選択肢になってくる。

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2009年11月 5日 (木)

「日本の歴史13 一揆と戦国大名」


第一章(p.10)より

一揆と聞くと、権力者に対する農民の反乱をイメージしがちだが、実はそれは近世になってから一揆のひとつの側面が強調された結果であって、中世における一揆はもっと広い概念であった。一揆とはある目的をもって組織や集団をつくること、そしてつくられた集団自体をいうのである。

一揆のひとつの特徴としては、その構成員たちが基本的にはみな対等な立場で集まった組織だということがある。近世(江戸時代)のいわゆる農民一揆・百姓一揆とは違って中世の一揆はあらゆる階層で形成された。神職・僧侶・商人・農民・国人・領主などがそれぞれに一揆を構成しても不思議ではないし、実際構成された。一揆はもちろん、外部に対抗するという目的をもって組織されたのだが、組織内部では階層的な構造は基本的にはなかった。

この時代、日本の農村は中世の「荘園」から近世の「惣村」への移行期にあった。「惣村」化とは言い換えれば「農村の自治化」である。ムラの構成員たる村人は固定し、村人は先祖代々村人であり、余所者とは明確に区別される。領主に対して納めるべき年貢は「村請け」が主となり、年貢を出せない者がいた場合はその分を村全体で負担して領主に対する未進は出さない。その分は村人同士の負債となる。いわば村がひとつの完結した法人となったと言えるだろう。

戦国時代は、各地の戦国大名によって農村の直接支配が進んだと言われるが、実はこうした農村の「惣村」化に乗ってピラミッド型に組織し直したものだ。これ以前の「荘園」制では各種の権利義務が領主や地頭の間に網の目のように張り巡らされていて一元的な支配はできなかった。戦国大名による農村の一元支配は農村の「惣村」化があって初めて可能になった。「惣村」化は戦国大名の誕生以前から進行していたものだから、戦国時代"だから"「惣村」化が進んだのではない。

環境の変化が「戦国時代」を呼んだのか、戦国時代が環境の変化をもたらしたのか、その評価は難しい。お互いに影響し合ったのだ、というのがつまらないが無難な回答だろう。

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2009年11月 4日 (水)

ちょっと頭が冷えました

北海道から岩手、新潟と10日も家を空けていたのに加えて、「長い間休んでたんだから仕事しろ」とたっぷり仕事を頂戴したおかげで、いまは第8週だというのにようやく第6週の試合を見ているという状態。有給休暇取得は法律で定められた労働者に与えられた権利です。

わがデンヴァーブロンコスは7試合目にして初めての敗戦。相手は同じAFCだが地区の違うボルチモア。30対7と得点を見ると大敗のようだけど、スタッツを見るとそれほどの点差が生まれるような試合には見えない。トータルヤードが極端に違うわけではなく、ターンオーバーも一度だけ、ビッグリターンを食らったわけでもない。ランが60ヤードほど差をつけられているが23点差には見合わない。実際のところどんな展開だったのかは放送を見てみたいところだ。2週間後かな。

これまで予想外の全勝を続けてきてちょっと舞い上がっていたが、今週の敗戦で頭が冷えた。これまでの全勝はチーム状態からするとできすぎで、まあこのまま行けば地区優勝してプレーオフは充分あり得るだろうけど、スーパーボウルはちょっと高望みだろう。

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2009年11月 3日 (火)

定刻起床装置「やすらぎ」

ちょっと欲しかったりして。

定刻起床装置「やすらぎ」(個人簡易型) (えきねっとShopping)

こういう装置を使っているという話は聞いていたのだが、一般に販売されるようになるとはいい時代になったものだ。なかなかいいお値段なのでちょっと手が出ないけど。

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Ares 1 回収不成功

Parachute failure causes damage to Ares 1-X booster (spaceflightnow.com)
Aerial video provides view of Ares 1-X parachute trouble (spaceflightnow.com)

先日の記事でAres 1 の打ち上げに大きな問題はなかったと書いたけど、実際にはパラシュートの問題で予定した通りの1段目の回収ができず、着水時に損傷したようだ。まあ、1段目そのものに問題があったのではないので、まるっきりウソというわけでもない。

3つある回収用パラシュートのうちひとつがまず何らかの問題により潰れ、そのワイヤーが別のパラシュートをひっかけてつぼませたために、本来予定していた3つのパラシュートの代わりに"ひとつ半"のパラシュートに頼っての降下を余儀なくされ、予定通りの減速ができないまま着水したらしい。

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2009年11月 2日 (月)

2009年10月の打ち上げ

10月は5回。アメリカ2、フランス2、ロシア1。

1日 21:59GMT、クールー(仏領ギニア)、アリアン5(Amazonas 2、COMSATBw 1)

8日 18:51GMT、バンデンバーグ(アメリカ)、デルタ2(WorldView 2)

15日 01:14GMT、バイコヌール(カザフスタン/ロシア)、ソユーズU(Progress M-03M)

18日 16:12GMT、ケープカナベラル(アメリカ)、アトラス5(DMSP F18)

29日 20:00GMT、クールー(仏領ギニア)、アリアン5(NSS 12、Thor 6)

今月はあまり目をひくようなものはなく、大手企業が粛々と日常業務をこなしているという感じ。むしろこのリストに含まれないイベントのほうが目立った。

28日 15:30GMT、ケープカナベラル(アメリカ)、アレス1(テスト)

その反動か、来月はロシアのISSモジュール、スペースシャトルによるISSクルー派遣、日本の情報収集衛星と注目の打ち上げが続く。

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