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2009年12月22日 (火)

「ブラインドサイド」


Eli Manning って、ミシシッピ大だったっけ。

この本の主役は、今年 Baltimore Ravens にドラフト1巡(全体23位)で入団した OT Michael Oher。チームのプロフィールを見ると体重 309ポンドということなので、少し絞った感じがある。読んでいる途中、本人のプレーを見てみたくて Baltimore の試合を再生して少し注目してみたけれど、まだちょっとプロに慣れていないようにも見えた。もっとも、三十一もそれほど OT のプレイに詳しいわけではないので正確なところはなんとも言えない。

Lawrence Taylor のスピードパスラッシュはフットボールに革命を起こしたと言われる。残念ながら三十一は LT のプレーを実際に見たことはないのだが、DL のラッシュの成否が試合の帰趨を決めるシーンは何度も見てきた。彼らは LT の後継者だ。そして DL と対戦するのは、QB のブラインドサイド(背中側)を守るオフェンスライン・左タックルの役割である。パスラッシャーの脅威はそれに引きずられるように左タックルの価値も高めた。それまで各ポジションの中でオフェンスラインの給料は最低レベルだったが、ついには QB と肩を並べ、場合によっては上回るようになった。それだけ左タックルとして必要な資質(身長体重、腕の長さ、手の大きさ、そして俊敏性など)を満たした人材は貴重だということだ。

"正しい資質"(ライト・スタッフ)を持った選手を手に入れるために、カレッジの、あるいはプロのコーチは全米(場合によっては国外も)をさまよう。こうして見出されたのが、南部の都市メンフィスのスラムでホームレス生活をしていた Michael Oher だった。ほとんどまともに学校にも通ったこともない彼が、周囲の支援によって高校を卒業し、NCAA Division I のミシシッピ大に入学し、最終的には NFL に入団するというサクセスストーリーということだけど、実のところ本当の主役は彼を引き取って面倒を見た Tuohy 家の主婦 Leigh Anne であろう。

確かに面白い本で、特にアメリカンフットボールもしくはアメリカのスポーツにある程度の知識がある人にはお勧め。知識がない人には、ちょっととっつきにくいかもしれない。

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