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2010年1月27日 (水)

目的が構造を規定する

あまりにもネタが思いつかなかったので、最近発掘されてたまたま開いた NPO Energia の紹介冊子を見て思ったことを書いてみよう。

LKバクテリオファージはよく似ている。

LK は、1970年代のソ連が月着陸のために開発製造した一人乗りの月着陸船で、アメリカで言えばアポロの LM Lunar Module の該当する。
いっぽうでバクテリオファージは細胞壁に "着陸" して感染し、やがて宿主たる細胞を死にいたらしめる。

"着陸" という目的から導かれた構造が期せずして同じような結果を引き出したことになる。だが忘れてはいけないのは、人工物である LK は目的が先にあってそれに適するように構造が定められたのだが、進化の産物であるバクテリオファージは結果的に生残に有利な構造をもつものが生き残ったので、方向性がまるで違う。これは注意しなければいけない。

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2010年1月25日 (月)

2009年カンファレンスチャンピオンシップ

結果的に、レギュラーシーズンでシード順1位になったチームが AFC NFC ともにスーパーボウル進出を果たした。順当と言えば順当だが、三十一の記憶しているかぎりここ10年以内にそういうケースはない。順当が珍しいというのはつまり、順位ほどチーム間の力に差がないことを示している。

AFC
NY Jets (5) 17-30 @ Indianapolis (1)
NFC
Minnesota (2) 28-31 @ New Orleans (1) (OT)

延長戦にもつれこんだ NFC の試合はもちろんだが、最終的には点差が開いてしまった AFC の試合も面白かった。チーム力にはそれほど大きな差はなかったように思う。しかし NY Jets は攻撃の軸となるラン攻撃が要所で封じ込まれ、結果として苦しい展開となった。
それとは逆に、NFC のゲームでは力は Minnesota が勝っていたものの、New Orleans が守備によるターンオーバーによって点数的には互角の戦いにもつれこみ、最終的に延長で試合をものにした。

2週間後の第44回スーパーボウル Super Bowl XLIV は、マイアミのサンライフスタジアム Sun Life Stadium で開催される。レギュラーシーズン中は Land Shark Stadium と呼ばれ、その後はネーミングライツ契約終了により Dolphins Stadium と改称された球場は、さらに改称されて Sun Life Stadium と呼ばれることになる。オールドファンには Pro Players' Stadium というほうが馴染み深いかもしれない。
ネーミングライツは球団にとって貴重な収入源ではあるが、名称が定着しないのは困ったものだ。

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2010年1月24日 (日)

「人類は衰退しました5」


このごろ、一部ではこのシリーズを「人退」と略すらしい。

三十一お気に入りのシリーズのひとつで、実際に評判もそこそこいいらしいのだが、それでも一般大衆向けではないだろうなあ。不思議に思うのは、「ほのぼの」とか「シュール」とかいう感想がこの「人退」に対してよく見られるのだが、三十一は「ほのぼの」も「シュール」も思いついたことがないのである。「不条理」とは思うけどね。
「シュール」と「不条理」って何が違うんだと言われると説明に困るのだが、でも三十一の中ではなんとなく違うのである。察しろ。

前半は主人公「わたし」の過去話。後半はゲーム話。時代的には三十一はストライクなのだが、あまりゲーマーではなかったのでいまいちピンとこない。ドラクエもまともにやったことないのだよ。

この本は遠い未来の話のはずだけど、前半の最後の一行は現代世界にも適用できそうな。

人類は本日も、絶賛衰退中。

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2010年1月22日 (金)

「俺の妹がこんなに可愛いわけがない5」


比較的最近始まったシリーズでは気に入っているほう。
実際、人気もあるらしい。Amazon の書評も評判がいい。

主人公が一般人でヒロイン格の妹が隠れオタという構図は、普通にありがちなプロットとは反対でそこが意外さをもたらしたのかもしれない。でも実際には、この主人公もオタの素質充分だよな。これまでたまたま縁がなかっただけで。

ラストのひっぱり方からしてまだもうちょっと続きそうですね。

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2010年1月21日 (木)

元職か新人か

クビになるヘッドコーチはもうこれ以上出ないだろうか。Oakland あたりはまだ少し流動的な状況のようだが、いまのところヘッドコーチが解雇されたのは3チーム。Washington は前 Denver HC の Mike Shanahan を、Seattle は元 New England HC の Pete Carroll と契約した。残る Buffalo は、NY Jets の現 OC である Brian Schottenheimer に食指を動かしていたようだが、結局元 Dalass HC の Chan Gailey を選んだ。

期せずして、いずれもかつて NFL で HC 経験のある人物が HC に返り咲いたことになる。「かつての経験者」というのは言い換えれば「クビになったことのあるコーチ」とほぼ同義で、経験者だから安心とはなかなか言い切れないところがある一方で、やはり未知数の新人に比べればある程度の実績は計算できるという側面もあり、そういう点を天秤にかけながら判断したのだろう。しかし結果として新味のない顔ぶれになった。

いっぽうでコーディネーター職ではわりと動きが活発なようで、我が Denver がらみで言うならまず DC の Mike Nolan が一年で Miami に移ることになった。後任はまだ決まっていない。いっぽう、Washington HC になった Mike Shanahan が自チームの OC に息子の Kyle Shanahan を引き抜いたため、空席となった Houston の OC に HC Gary Kubiak が白羽の矢をあてたのが Denver の OL コーチである Rick Dennison だ。Rick Dennison は Kubiak が Denver で OC をしていたときからの同僚で、後任の OC だった。今年は OL コーチを務めていたが、一時は Mike Shanahan の後任の HC に挙がっていたこともある。
Mike Nolan DC もそうだけど、Rick Dennison の離脱はけっこう痛いと思う。Josh MacDaniels コーチは Shanahan 色を脱したいと考えているのかな。

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2010年1月20日 (水)

「ほうかごのロケッティア」


ヒロインふたりがともにツンデレでしかも揃って主人公に惚れているというリアリティのない設定はともかく、内容は「夏のロケット」と「なつのロケット」へのオマージュである。ほめているのかけなしているのか、書いている三十一にも微妙。エピローグのくだりは「ロケットガール」ですか、スキンタイト宇宙服のあたり。
三十一はもちろんロケット絡みということでこの本を読んだのだが、当然のごとく先行作品はすでに読んだあとであり、二番煎じの寄せ集め感がどうしても出てきてしまう。ま、でもそこそこ面白かった。読みやすかったし。



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2010年1月18日 (月)

2009年ディヴィジョナルプレイオフ2日目

今日でカンファレンスチャンピオンシップの顔ぶれが決まる。考えてみればディヴィジョナルプレイオフ4試合のうち3試合は屋内、そして1試合が屋外で、屋内と屋外で違う結果になった。

NFC
Dallas (3) 3-45 @ Minnesota (2)

AFC
NY Jets (5) 17-14 @ San Diego (2)

今日の試合はいずれも、コーチングの違いが結果につながったように思う。ダラスの攻撃はそれほど悪くなかったが、最後までゲームメイクができなかった。着実なプレーを続けたミネソタに差をつけられ、焦ってますます泥沼にはまるというパターン。OC Jason Garret はまたもプレイオフで味噌をつけた。HC への道がまた遠のいたのでは。
いっぽうのサンディエゴは、やはりキックの失敗が痛かった。おそらく K Nate Keading は解雇されるだろう。しかしそれでも最終的には3点差でしかないので、やりようでひっくり返せたはずだ。タッチダウンがなかなかとれずに FG に追い込まれたのが根本的な問題。NYジェッツは苦しい展開にもかかわらずミスの少ない攻撃と堅い守備で競り勝った。ワイルドカードの GB @ ARI とは対照的に守備的な好試合だったと言える。

こうして決まったカンファレンスチャンピオンシップの顔ぶれ。

NFC
Minnesota (2) @ New Orleans (1)

AFC
NY Jets (5) @ Indianapolis (1)

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2010年1月17日 (日)

2009年度ディヴィジョナルプレイオフ1日目

今週から 1st round bye を獲得した上位2チームの登場。
AFC NFC ともに土曜日にシード順1位のチームが出てきたのは、これもレギュラーシーズンの結果へのご褒美なのかな。明日ゲームがあるシード順2位のチームに比べて、今日のゲームへの準備期間は1日短いけど、来週のゲームへの準備期間は1日多いことになる。2週間が1週間と6日になるのと、6日が7日になるのではどっちが嬉しいかと言えば後者だろう。

NFC
Arizona (4) 14-45 @ New Orleans (1)

AFC
Baltimore (6) 3-20 @ Indianapolis (1)

ゲームは順当にホームチームの勝利。
レギュラーシーズン後半から負けが許されない闘いを続けてきた勢いと、2週間をかけてじっくりできたはずの準備とで、はたしてどちらが有利なのかというのは近年ずっと議論になっていることなのだが、今日のゲームに関して言えば準備のほうが上回った。
あるいは、準備にかける時間のあいだ、いかにして勢いや試合勘を殺さないで過ごすかというノウハウが蓄積されてきたという面もあるかもしれない。

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2010年1月16日 (土)

魔法陣グルグル

わかりにくいと思うけど、タイトルはほんのちょっとだけ内容とかけている。

先日テレビを買い換えたついでというわけではないのだが、せっかく部屋を片づけたのだからと少し模様替えをすることにした。AV関係のラックの置き場所を変えただけのことだけど、実際やり始めてみるとケーブルが届かない。もちろん、もともとケーブルは必要最小限の長さしか用意していないので当然予想されたことではあるけれどそれが再確認されたということになる。

というわけで、秋葉原にケーブルを買いに行く。うちにもすでに余っているケーブルがひと山(比喩でなく本当にひと山)あるので探せば充分な長さのケーブルも見つかるだろうと思うのだが、上記のように必要最小限の長さのケーブルで接続したいので、最適な長さのケーブルを準備するために新しく買うことにする。こうしてケーブルをその都度買い換えているうちに余ったケーブルが山をなすことになったんだろうなあ。

必要なケーブルの種類と長さを(PHSに)メモして出撃。持ち合わせが心細くなっていたので現金を少し用意していつもケーブルを買う店に行き、予定の品物を買い込む。結局、合計して28メートルの長さになった。

28メートルのケーブルの束をカバンに詰め込み、さて予定の買い物は済んだので少し巡回してみようとしたのだが、荷物のおかげであちこちで防犯システムにひっかかり、いちいち説明するのが面倒になったので帰宅してしまった。

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2010年1月14日 (木)

「オオカミさんとおかしな家の住人たち」


三十一にとってはかなりのお気に入りではあるものの、「人を選ぶ」とずっと言い続けていたこのシリーズがまさかのアニメ化。正気ですか?

この「正気ですか?」という疑問文をこれまでも何度か発していた覚えはあるのだが、今回くらいリアルなシチュエーションはなかったのではなかろうか。
あ、OVAですか?
TVアニメと書いてあるなあ。
ケーブルテレビですか? まさか深夜とはいえ地上波ですか?
(夕方または昼間の地上波なんて選択肢は最初から念頭にない)

キャストは、おおかみさんに喜多村英梨、りんごさんに釘宮理恵、アリスさんに小清水亜美、乙姫さんに沢城みゆき、という感じでよろしく。異論は受け付けません。

そろそろ本のほうに話を戻そうか。
いまさらだけど、本編の中では「おおかみさん」なのに、題名は「オオカミさん」なんだなあと気づいてみたり。大して意味はないけど。
なんかもう、バカップルぶりに拍車がかかってみたり、ヤンデレ通り越して外基地にしか見えない妹が暴走してみたり、目覚めちゃったあげくナチュラル言葉責めを連発してみたり、相変わらずカオスで下ネタ満載なわけですが、その中で三十一のツボにはまったのはりんごさんの
「うおお、当ててんのよが出ましたの!! 当ててんのよがっ!!」
ですかね。

こういうのもギャップ萌えと言うんでしょうか。

読んでない人は置いてけぼりで申し訳ない。一度読め。

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2010年1月12日 (火)

キャロルと言ってもロックバンドではない

ピート・キャロルの Seattle Seahawks HC 就任が決まり契約もなされた。
土曜日のワイルドカードゲームのうちNY Jets @ Cincinnati は、両チームの QB (Carson Palmer / Mark Sanchez ) がいずれも USC (University of South California) 出身ということで注目されたけど、その USC の HC を長年 (2001~2009) つとめていたのがこのピート・キャロルである。もっとも、三十一にはそれよりも 1997-1999年の New England HC 時代のほうが印象に強い。当時の Bill Parcells との確執はメディアを騒がせたものだった。

まだ空席の埋まっていない Buffalo は、ショッテンハイマーに興味を示している。最初このニュースを聞いたとき三十一が思い浮かべたのはマーティ・ショッテンハイマーだったんだが、そうではなく息子のほう(NY Jets 攻撃コーディネーター、ブライアン・ショッテンハイマー)であった。NY Jets はまだプレイオフを戦っているので、正式な決定は NY Jets 敗退(もしくはスーパーボウル)後になるだろう。

この間に MVP (AP NFL MVP) が決まっていて、2年連続4回目となるペイトン・マニングが受賞した。ブレット・ファーヴが3回目の受賞をしたときにこれを越える選手は出ないだろうと言われていたのだが、あっさりと更新してしまった。50人の記者/アナリストによる投票のうち、70%以上が投票したとのことで圧倒的支持を得たことになる。なんかもう強すぎて面白くない。かつての北の湖のようだ。

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2010年1月11日 (月)

美人は3年で飽きるが○○は3日で慣れる


仮にどんな大きなテレビに買い換えたところで、はじめのうちは大きさに感動するかもしれないがわりとすぐ慣れるというのはよく聞く話だし、三十一も3年半ほど前にテレビを買い換えたときにはそれを実感した。だから予算と置き場所の許すかぎりできるだけ大きいテレビを買ったほうがいい、というのはよく考えると理屈にあってないような気がしないでもないが、もう買ってしまったものはしかたない。

本当はプレイオフに間に合わせたかったのだが、結局日曜の昼前に届いた。つまりちょうど NFC Wildcard playoff Philadelphia at Dallas の真っ最中で、設置作業を実施した配送担当者にビデオの電源をとっているタップのコンセントを抜かれて録画が一時中断してしまうという一幕もあった。ま、Gaora じゃなくて G+ のほうだったからまあいいか。再放送もあるし。

実際に来てみると3日で慣れるどころか半日で慣れてしまった。もっとも、ハイビジョンになっていないケーブルテレビのアメフト中継しか実質的に見ていないので今のところまだ宝の持ち腐れなのだが。プレイオフ時期にはいると週に最大4試合しかないので、試合当日の週末はともかく平日は余裕ができる。その時間を利用してDVDでも見ようかな。大画面で見る「ブラックホークダウン」なんていいんじゃないかな、さわやかで。

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2009年度ワイルドカードプレイオフ2日目

今日はワイルドカード2日目。現地時間で日曜の試合は、日本時間で早朝の3時から始まるのでリアルタイムで見ようとすると大変なのです。

AFC
Baltimore (6) 33-14 @ New England (3)

NFC
Green Bay (5) 45-51 @Arizona (4) OT

昨日の分も含めて、今年のワイルドカードプレイオフはわりと一方的な試合になってしまった印象がある。ただし、NFC の GB @ ARI ははじめのうちアリゾナの一方的な試合に見えたのだが、気づいてみると同点となりさらには延長戦にもつれこみ、最後はファンブルリターンタッチダウンでアリゾナがようやく勝った。
両チームあわせて96得点、1047ヤードという点のとりあいになった。これだけヤードが進み得点をとりあう試合は三十一も記憶にない。いま調べてみたら、1966年に WAS 72-41 NYG 合計113点というのがNFL記録らしいが、2004年に CIN 58-48 CLE 合計106点というのがあったそうだ。この試合はG+で中継がされていて当然三十一は見ているはずなのだが、当時弱小だったシンシナティとクリーブランドの対戦であまり興味がなかったらしい。


これで次週、ディヴィジョナルプレイオフの対戦が確定。

AFC
Baltimore (6) @ Indianapolis (1)
NY Jets (5) @ San Diego (2)

NFC
Arizona (4) @ New Orleans (1)
Dallas (3) @ Minnesota (2)

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2010年1月10日 (日)

2009年度ワイルドカードプレイオフ1日目

例年のごとく、プレイオフの試合は生中継をリアルタイムで見た。今週はワイルドカードプレイオフ。

AFC
NY Jets (5) 24-14 @Cincinnati (4)
NFC
Philadelphia(6) 14-34 @Dallas (3)

カッコ内はシード順。

AFCはシード順下位のチームが上位のチームを破り、いっぽうで NFC では上位チームが順当に勝ち進んだ。一見して真逆の結果のように見えるかもしれないが、共通しているのはレギュラーシーズン終盤になって調子を上げてきたチームが勝ったということだ。

レギュラーシーズンでは独走で早々にプレイオフを決めてしまったチームがプレイオフであっさり負けてしまうというシーンはこれまでもしばしば見うけられる。だからと言って、プレイオフに照準をあわせてレギュラーシーズンでは力をセーブしようとしてもそれでプレイオフに確実に出られるほどNFLは甘くない。それでプレイオフに出られなければ意味がなくなってしまう。要するに、チームを率いるコーチとしてはレギュラーシーズンからプレイオフ(に行けたとして)にいたるまでのすべての試合で常に調子を維持することをめざさなくてはいけないということだ。激しいコンタクトが行なわれるNFLのシーズンにおいて、怪我人が出ることは不可避である。その状態でも調子を維持するのは容易なことではない。

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2010年1月 9日 (土)

Shanahan goes to Washington!

噂どおり、前デンヴァーHC のシャナハンがワシントンのヘッドコーチに就任する運びとなり、すでに契約も終えた。5年契約で3500万ドルとか報じられているけど、まあそんなことは(少なくとも三十一には)それほど重要ではない。問題はここ数年のあいだせいぜい10勝とまりのチームをどう立て直すかだ。
ワシントンのオーナーであるスナイダーは、オークランドのデービスと並んでチームに口出しするオーナーとして知られている。ダラスのジョーンズも口出しするけど、ダラスはそこそこ勝ってるのでそれほど批判は強くない。ところがさすがのスナイダーもちょっと反省したのか、ヘッドコーチ就任の記者会見では主な発言をGM(こちらも交代)と新HCシャナハンに任せ、あまり前面に出てこなかったらしい。シャナハンは、フットボールオペレーション担当の球団副社長も兼任する。デンヴァーでも同じ肩書きを持っていたので真新しいことではないが、ヘッドコーチ就任にあたって条件としてスナイダーとGMのジョージアレンに要求していた可能性はある。実際問題、ある程度の権限を与えれないと思うようなチーム作りはできないだろう。

今年のヘッドコーチ交代はバッファローとワシントンだけかと思っていたら、シアトルのモーラも首を切られた。このニュースには驚いた。まだ1年目が終わったばかりだし、前任者のホルムグレンは勇退前から後継にモーラを指定していた。もっとも、ヘッドコーチ就任前から首脳部にかかわっていたために以前からのチームづくりに責任があると見られたのかもしれない。後任にはピート・キャロルなどの名前が挙がっている。10年以上前、三十一がNFLを本格的に見始めたころのニューイングランドのヘッドコーチだったが、交代後(後任は今さら言う必要もないだろうがベリチック)はもっぱらカレッジでコーチをしていたと聞いている。まだプロに未練はあるのかなあ。

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2010年1月 7日 (木)

「2010年宇宙の旅」


2010年最初に読み始めた本は「2010年」だった。
ちなみに2010年最初に読み終えた、そして2009年最後に読み始めた本はこちら

閑話休題。
実はついこないだ映画のほうの「2010年」のブルーレイを(「2001年」とあわせて)買ったところなのだが、まだ見ていない。NFLのシーズンが終わってしまったあとの楽しみにとってあるのだ。もちろん、映画自体はビデオやら何やらで何度も見たことがある。おおかたの人が同意してくれると思うのだが、「2010年」は「2001年」よりもずっとわかりやすくできていて、三十一もどちらのほうが"楽しく"見られたかと言えば文句なく「2010年」と答える。
ところが、映画は何度も見たのだが小説を読むのは実は初めてだったのである。小説と映画がまったく同じであるわけがないのはわかっていたのだが、実際に読んでみると思ったよりも映画と異なる点が多いことに気づかされる。中国の"銭学森"は小説版にしか出てこないというのはあらかじめわかっていたけれど、そういったエピソードにはとどまらず、鍵になるような部分でもだいぶ違っているようだ。終盤の木星軌道から帰還するまぎわのHALとチャンドラのやりとり、ラストのボーマンとHALのやりとり、出発前のフロイドと息子のやりとり、冒頭のフロイドとモイセーエヴィチのやりとり、などなど。

個人的には、映画版「2001年」「2010年」を通じて三十一のもっとも気に入っているセリフが出てこなかったのが残念。

"Something wonderful."

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2010年1月 6日 (水)

金星はあかつきに輝く

「柳の下の二匹目の泥鰌」という言葉があるが、一度好評を得ると味をしめて同じことを繰り返すのはいかにも日本のお役所らしい。それにのっかって応募するほうもするほうだが。

「あかつき」メッセージキャンペーン (JAXA)

火星の「のぞみ」、小惑星イトカワの「はやぶさ」、月の「かぐや」に続いて今度は金星に向かう「あかつき」。今回の新機軸としては、参加証明書なるものが発行されること。例えばこんな感じ。

Cert_v30008754

プレスリリースでは締め切りが12月25日になっていて、気づいたときにはすでに過ぎていたので一度は諦めたのだが、今日見てみると締め切りが1月10日に伸びていたので早速参加してみた次第。

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2010年1月 5日 (火)

ブロンコスは最終戦で(また)みっともない結末

というのは公式サイトで試合結果を報じたニュースの見出し。

Broncos embarrassed (again) in finale (nfl.com)

三十一が思うようなことは当然現地のスタッフも先刻承知なわけだ。
地元での最終戦、相手は今季3勝しかしていないKCを迎えて24対44と大敗しプレイオフを逃した。残り3試合の時点で、地元でのオークランドとKC戦は星が計算できる試合、万一取りこぼすようだと苦しいと指摘したのだが、結果としては両方とも落として最後は4連敗。何をか言わんや。

ヘッドコーチを替えて最初のシーズンの結果は、シャナハン前ヘッドコーチの最後のシーズンの結果とほとんど同じ結末になってしまった。シーズン後半で勝てないというのはつまりチームに本当の勝ちパターンがないことを示す。弱点も補強したしプレーコールも工夫したんだろうが地力の差はカバーしきれなかったようだ。
シーズンを終えて見ると8勝8敗で勝率はちょうど5割。面白いことに、ホームゲームは4勝4敗、ロードゲームも4勝4敗、地区内の勝ち星は3勝3敗、AFC内では6勝6敗、NFC相手の試合は2勝2敗。ネタですか?

レギュラーシーズンが終わって、プレイオフに進めなかったチームではコーチのクビが切られ始める。とは言え、去年不調でコーチが入れ替わったチームは今年も不調というパターンが多く、さすがに1年でコーチを交替させるチームはあまりない。今の時点でヘッドコーチが交替するのは、すでにシーズン途中でディック・ジャローンを解雇したバッファローと、やはりシーズン途中から去就が取り沙汰されていたジム・ゾーンを予想通りクビにしたワシントンの2チーム。ワシントンでは、来季のコーチとしてマイク・シャナハンをヘッドコーチに、息子のカイル・シャナハンを攻撃コーディネーターにという噂が流れている。

最後までもつれたプレーオフの顔ぶれも確定。

AFC
1. インディアナポリス・コルツ(南地区優勝)
2. サンディエゴ・チャージャーズ(西地区優勝)
3. ニューイングランド・ペイトリオッツ(東地区優勝)
4. シンシナティ・ベンガルズ(北地区優勝)
5 ニューヨーク・ジェッツ(東地区2位)
6. ボルチモア・レイヴンズ(北地区2位)

NFC
1. ニューオーリンズ・セインツ(南地区優勝)
2. ミネソタ・ヴァイキングス(北地区優勝)
3. ダラス・カウボーイズ(東地区優勝)
4. アリゾナ・カーディナルズ(西地区優勝)
5. グリーンベイ・パッカーズ(北地区2位)
6. フィラデルフィア・イーグルス(東地区2位)

今年は予想が難しい。AFCはなんだかんだ言って上ふたつが抜けそう。NFCのほうはニューオーリンズが有利だと思うけど、意外にアリゾナやグリーンベイあたりが絡んできそうな気がする。
あんまり当たったためしがないので信用しないように。

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2010年1月 4日 (月)

「宇宙の傑作機13・ベネラ惑星探査機」

いつもの Amazon のアフィリエイトの代わりになる書影がないかとぐぐってみたところ、著者自身の blog にあった告知記事を発見。

【告知】冬コミで宇宙の傑作機「ベネラ惑星探査機」を出します (Fukuma's Daily Record)

今では、太陽系内での生命探査の対象はもっぱら火星に絞られているが、半世紀前には金星も有力候補だった。地球よりも太陽に近く、大きさも地球よりわずかに小さいくらいで、環境は地球に似ているのではないかと考えられていた。外部からの光学観測では、厚い雲によって表面をうかがい知ることはできなかったが、それがかえって想像をかきたてた側面もあるだろう。
60年代前半に米ソは争って惑星探査機を打ち上げた。アメリカはどちらかと言えば火星に力を注いでいたようだが、ソ連はほぼ同じ形の探査機を金星と火星の両方に打ち上げた。金星に関して言えば、惑星表面へ繰り返し着陸を試みたのはソ連だけだった(アメリカはパイオニア・ヴィーナスで一度だけ試みたが成功とは言いがたい)。
ソ連のベネラ探査機は前後10機ほどが金星大気への突入を敢行した。はじめのうちは金星の環境との闘いであった。最初に大気圏に突入した着陸船は、地表に到達する前、22気圧摂氏271度というデータを送信したのを最後に壊れた。次の試みでは、最後の気温は摂氏294度だった。それでも地表には届いていなかった。次の着陸船では潜水艦の技術を応用して高圧高温に耐えられるカプセルを作り上げた。やっと生きたまま地表に到達した探査機が送ってきたデータは、92気圧、摂氏475度、大気の97%は二酸化炭素という、「金星人」の甘い夢を木っ端微塵に粉砕する過酷な環境だった。

金星地表の環境が明らかになったことで、必要以上の耐圧耐熱性能はいらなくなり、その分の重量を観測機器などにふりむけることができるようになった。またちょうどこのころからR-7系列のモルニアロケットにかわって、有人月計画にあわせて開発された強力なプロトンロケットが使えるようになる。重量余裕と、適切なスペック設定、そして技術開発によって後半のベネラ探査機は「ルノホート月探査機」と並ぶ「最高傑作」になった。改良されたベネラ探査機は、金星表面からはじめはモノクロの、ついでカラー写真を送ってきた。こうしてベネラ探査機計画は終了したが、その後のソ連の崩壊や、火星への興味の集中などで金星は探査の対象としては忘れられ、それにともなってベネラ探査機の成果も忘れられていた。しかし近年、金星への興味は再燃しつつある。21世紀に入ったころから、各国で金星探査機が相次いで打ち上げられた。日本も「あかつき」を打ち上げる予定だ。

最後に余談だが、「ベネラ探査機」と並ぶ「最高傑作」と称された「ルノホート月探査機」については、右柱にアフィリエイトを貼った "Soviet and Russian Lunar Exploration" に詳しいので興味があれば参照するのがよろしかろう。

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2010年1月 3日 (日)

楽しみを最後にとっておく主義

三十一は別にそういう主義を持っているわけではない。だがしかし、わがデンヴァーブロンコスはそういう主義を保っている模様で、結局最終週が終わるまでプレイオフ出場が決まらないという状況に陥っている。

去年もそうだったよな

そして、去年は最終戦で負けてプレイオフを逃がしたよな

半ば覚悟していたことだが、敵地でのフィラデルフィア戦では接戦を落としてしまった。その結果として、最終週を残してAFCでワイルドカードをめざすチームは8勝7敗が5チーム並んでおり、このうち2チームだけがプレイオフに進める。我がデンヴァーもそのうちのひとつだ。これだけ星が並んでしまうと、次の試合には勝たないとほぼ間違いなくプレイオフには滑り込めない。仮に勝って9勝7敗になったとして、星が並んだときにはAFC内での勝ち星によってどちらがプレイオフに行けるかどうかが決まる。このあたりの仕組みは去年も引用したのでそちらを見てほしい。
さて、ではAFC内での勝ち星はと言うと、現在8勝7敗の5チームのうち、3チームが6勝5敗で並んでいる。デンヴァー、ボルチモア、NYジェッツだ。デンヴァーはボルチモアと直接対決で負けているので、星が並んでしまうとボルチモアより上に行けない。公式サイトによると、デンヴァーはまず勝って、その上で 1) NYジェッツ が負け、ボルチモアかピッツバーグが負ける 2) NYジェッツが負け、ヒューストンが勝つ 3) ボルチモアが負け、ピッツバーグが勝つかヒューストンが負ける、という条件が必要になる。他力本願だなあ。
負けても、条件によってはプレイオフに行ける可能性が残ってはいるようだが、あてにしないほうがいいだろう。

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2010年1月 1日 (金)

2009年の打ち上げ(附・12月の打ち上げ)

12月は8回。内訳はロシア3、アメリカ2、中国2、フランス1。
ちょうど1年前の「2008年の打ち上げ」の記事を読み直してみたら、今年もほとんど流用できそうな内容だったので省略(おい)

6日 01.47UTC ケープカナベラル(アメリカ)、デルタ4(WGS 3)
9日 08.42UTC 酒泉(中国)、長征2D(遥感7)
14日 10.38UTC バイコヌール(ロシア/カザフスタン)、プロトン(Cosmos 2456 Glonass、Cosmos 2457 Glonass、Cosmos 2458 Glonass)
14日 14.09UTC バンデンバーグ(アメリカ)、デルタ2(WISE)
15日 02.31UTC 太原(中国)、長征4C(遥感8、希望1)
18日 16.26UTC クールー(仏領ギニア)、アリアン5(Helios 2B)
20日 21.52UTC バイコヌール(ロシア/カザフスタン)、ソユーズFG(ソユーズTMA-17)
29日 00.22UTC バイコヌール(ロシア/カザフスタン)、プロトン(DirecTV-12)

さてでは、年始恒例(と言っても2度目でしかないが)、2009年の打ち上げを振り返る。総打ち上げ回数は78回、うち失敗は4回。去年と比べて失敗の割合が増えているが、ほとんどは開発途上の失敗だ。

国別の回数:
1. ロシア 27回(うち有人4回)
2. アメリカ 24回(うち有人5回、失敗1回)
3. フランス 7回
4. 中国 6回(うち失敗1回)
5. 国際企業 4回
6. 日本 3回
7. インド 2回
8. イラン 1回
9. 韓国 1回(失敗)
9. 北朝鮮 1回(失敗)

ロケット (Launch Vehicle) 別回数:
1. Soyuzシリーズ 13回(うち有人4回)
2. Deltaシリーズ 11回
3. Protonシリーズ 10回
4. Ariane 5シリーズ 7回
5. スペースシャトル 5回(有人)
5. Atlasシリーズ 5回
7. Zenitシリーズ 4回
8. Rokotシリーズ 3回
8. 長征2シリーズ 3回
8. H-IIシリーズ 3回
11. 長征3シリーズ 2回(うち失敗1回)
11. PSLVシリーズ 2回
13. Tsyklonシリーズ 1回
13. Kosmosシリーズ 1回
13. Dneprシリーズ 1回
13. Taurusシリーズ 1回(失敗)
13. Minotaurシリーズ 1回
13. Falconシリーズ 1回
13. 長征4シリーズ 1回
13. Safirシリーズ 1回
13. KSLVシリーズ 1回(失敗)
13. Taepodongシリーズ 1回(失敗)

Zenitシリーズはすべて Sea Launch/Land Launch の打ち上げで国際企業としてカウントしてるけど、これは便宜的なもので何が適当な分類か微妙。
大まかな傾向は前年とそれほど変わってないけど、アメリカが増えていて、中国が減っているのが特徴か。まあでも誤差のうちだ。日本がけっこうがんばってるけど、いつまで続くことやら。

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