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2010年2月23日 (火)

「世界の歴史1 人類の起源と古代オリエント」


途中で別の本(ラノベとかラノベとかラノベとか)に寄り道していたせいで、読み終わるのに時間がかかってしまった。読み始めたのはたしか去年だったと思う。

600ページ近くかけてようやく紀元前500年頃、ギリシャ・ローマ時代の前までたどりついた。文明の発祥(シュメールまたはエジプト)がおよそ5000年前だとすると、それから現在までの年数の約半分をこの1巻(しかもすべてではない)で担当し、残り29冊であとの半分を担当しているわけだ。中華文明とかインダス文明は他の巻で記述されているけれども、この配分にはそれほど大きな影響はないだろう。
この時代の歴史は地域的にはオリエントに集中していてその他の地域はほとんど登場しない。それでもこれだけ長期間の歴史が1冊におさまっているのは情報量が少ないからで、実際には近現代にも劣らない豊かな歴史があったに違いない。しかし現代の歴史学者は少ない情報からでもできるだけ当時の実体に近づこうとし、そしてこういう形で伝えてくれようとしている。遅々たる歩みではあっても新しい史料の発見や新解釈によって歴史が再構成されていく。その結果としてまた新しい謎が生まれたりするんだけど。

固有名詞(特に人名)になじみが薄いのと、それから個人の感情がほとんど伺いしれないので無味乾燥な感じがするかもしれないが、実はこの時代はけっこう興味深いと三十一は個人的に思っているのだ。

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