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2010年3月14日 (日)

「しあわせの隠れ場所」

この邦題はないよなあ。

"The Blind Side" という原題から、「見えないところ=隠れた場所」という発想と貧しい少年が幸福になっていくというストーリーから日本の興行関係者がでっちあげたものだろうけど、本編中にまったくそれらしいセリフも描写も出てきていないし。

というわけで、映画観てきました。
原作はだいぶ前に読んだけど、本当に日本で公開されるとは思ってなかった。主演女優のサンドラブロックがこの作品でアカデミー主演女優賞をとったらしいので、それなりに評判にも話題にもなったのだろう。確かに主役のはずのマイケル・オアーよりもリー・アン・トゥーイのほうがよっぽど目立ってたよなあ。

時間を間違えて最初の10分くらいを見逃したんだけど、ローレンステイラーとか出てきたのかな。それはともかく、フットボールを知らない人にはわかりにくい話だよなあ。マイケルが最初に高校でフットボールの練習をするときに、どれだけとんでもないことをしていたかというのはアメリカ人には一目瞭然だろうけど、日本人の多くにはよくわからないと思う。
原作で描写されていたマイケルの生い立ちや、これまでどれだけ「学校」と無縁の生活をしていたかという点がそれほど詳細には説明されていない。これが説明されていないせいで、単なる「いい人に出会えてよかったね」物語になってしまっている嫌いがある。本来はアメリカ社会の問題をえぐり出すはずだったんじゃないのかね。

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