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2010年3月 7日 (日)

トカゲのしっぽ切り

結局のところ、普天間問題は社会民主党を政権から切り捨てるための、もっと正確に言うと社民党のほうから政権を抜けると言い出させるための、いわば当て馬でしかなかったということかな。

あくまで県外移設にこだわる社民党をおいて、民主党と国民新党のあいだで例えばキャンプシュワブ陸上案といった県内移設に政府案がまとまったとすると、社民党としては政権にとどまっていられないだろうというのは明らかで、労せずして社民党を下野させることができる。
そう考えてみると、5月末という期限も意味深長だ。5月いっぱい社民党を政権にとどめておけば予算はまず通過しているだろう。そのいっぽうで、7月に予定されている参議院選挙までのあいだをやり過ごし、選挙で社民党抜きで参議院過半数が確保できれば、もはや社民党は用済みとなる。去年の段階でそこまで考えていたのかどうかわからない。どうせ社民党と合意はできないだろうことを見越して、予算が通るまでは連中を政権内にとどめておくために5月まで決定を引き延ばしたとすると(誰が考えたのかしらないが)、大した慧眼と言わざるを得ない。逆に利用されるだけ利用されて使い捨てられた社民党とその党首はいい面の皮である。

国家の安全保障でさえ政権運営の道具にしてしまうという発想が三十一にはなかったので、ことがここに至るまで思いつかなかったですよ。
だがそれにしても、これはあくまで「国内政治事情」でしかない。一方の当事者であるアメリカ政府にとって、たとえ事後であってもそういう事情が明らかになってしまうと、ふりまわされたアメリカ政府の現政権に対する感情はどうなるかねえ。"Trust me" と言われてもそうそう信頼できるものではなくなってしまう。

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