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2010年4月18日 (日)

「痴人の愛」


もちろん三十一もタイトルは知っていたものの実際に読んだことはなかった。それがなんでまた唐突に読む気になったのは、この本のせいである。


LaLaで描いてたころから麻生みことはけっこう好きで、特にこの話は京都が舞台で三十一の母語である関西弁がてんこ盛り。一見して標準語のようなセリフでも頭の中では関西アクセントで流れてしまう。

あ、マンガの紹介じゃなかったんだ。

「痴人の愛」を読んでいてちょっと辟易したのはやたらと注釈が多く、それもいざ巻末の注釈を調べてみると大した内容じゃなかったりする。今さらベートーヴェンは説明不要だよ。
それはともかくとして、あんな自堕落な生活をしていてもそれなりに食えていけるというのは良い時代だったんだなあと思う一方で、大正時代にあんな優雅な生活ができたというのはやはりエリートだったんだろうということだ。そのへんの細かい設定はあまり説明されていないけれど、大学出の勤め人ということなのかもしれない。
これも内容の感想じゃないような気がしてきた。

まあ三十一もある意味惑溺する質なので、一歩間違えたら自分もナオミみたいな相手にひっかかっていたかもしれない。それはそれで幸せと言えるだろう。幸せかどうかなんてものは所詮個人的な、主観的な感覚でしかなく、他人がどうこういうものではない。

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