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2010年7月17日 (土)

めざせ学閥打破

今年の夏から秋ぐらいには海幕長が交代すると見込んでそろそろ次期海幕長レースの予想でもしようかと考えていた矢先に7月26日付の異動が公表され、そこには赤星海幕長の勇退と新海幕長として杉本海将の任命が含まれていた。
さては三十一に予想させる時間を与えないつもりか(そんなわけない)。

陸将5名、海将3名、空将1名が勇退し、陸将6名、海将3名、空将1名が昇任。それぞれ異動があった。陸将がプラス1名になったが医官である。今年あった異動の中で規模としては昨年度末に匹敵する大きなものとなった。その中では空自は比較的小幅である。

この中で三十一が注意をひかれたのは、渡部悦和陸将(第2師団長)の陸上幕僚副長への転任である。渡部・新陸幕副長はU出身(東大)で、防衛大出身でない陸上幕僚副長は20年以上前にさかのぼる。防大1期生が陸将に到達した1980年代後半から陸上幕僚副長は例外なく防衛大出身者だったのだが、独占に風穴をあけたことになる。これが一時的な現象なのかそれとも今後もこういう人事が行われるようになる第一歩なのか注目していこう。

とりいそぎ、将人事を以下にまとめた。

赤星慶治・海幕長(防17)>退職
杉本正彦・自衛艦隊司令官(防18)>海幕長
倉本憲一・航空集団司令官(防19)>自衛艦隊司令官
畑中裕生・海自幹部学校長(防22)>航空集団司令官
吉田正紀・海幕指揮情報通信部長(海将補 防23)>海自幹部学校長

松岡貞義・横須賀地方総監(防18)>退職
高嶋博視・統幕副長(防19)>横須賀地方総監
河野克俊・護衛艦隊司令官(防21)>統幕副長
松下泰士・自衛艦隊幕僚長(海将補 防22)>護衛艦隊司令官

武田壽一・呉地方総監(防19)>退職
泉三省・大湊地方総監(防22)>呉地方総監
武居智久・海幕防衛部長(海将補 防23)>大湊地方総監

酒井健・北部方面総監(防19)>退職
千葉徳次郎・防大幹事(防21)>北部方面総監
宮下寿広・第4師団長(防22)>防大幹事
木野村謙一・東方幕僚長(陸将補 防23)>第4師団長

角南俊彦・中部方面総監(防19)>退職
荒川龍一郎・陸幕副長(防21)>中部方面総監
渡部悦和・第2師団長(東大22相当)>陸幕副長
田中敏明・陸幕教訓部長(陸将補 防23)>第2師団長

三本明世・陸自富士学校長(防19)>退職
山本洋・第7師団長(防21)>陸自富士学校長
岩田清文・陸幕人事部長(陸将補 防23)>第7師団長

師岡英行・陸自補統本部長(防19)>退職
安部隆志・第6師団長(防21)>陸自補統本部長
久納雄二・西方幕僚長(陸将補 防22)>第6師団長

寺田和典・技本陸上担当技術開発官(防20)>退職
市田信行・第5旅団長(陸将補 防21)>技本陸上担当技術開発官

上田完二・空自幹部学校長(防19)>退職
彌田 清・北部航空方面隊司令官(防21)>空自幹部学校長
齊藤治和・統幕運用部長(防22)>北部航空方面隊司令官
廣中雅之・空幕人教部長(空将補 防23)>統幕運用部長

後藤達彦・中央病院副院長(陸将補 防医2)>昇任

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