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2010年8月 9日 (月)

「フルメタル・パニック!ずっとスタンド・バイ・ミー(上)」


まもなく完結だそうな。
このシリーズについて紹介するときにあたかも枕詞のように冠せられる「リアリティ」だけど、正直言って三十一はそれほどリアリティを感じない。「トゥアハー・デ・ダナン」や「レイバーテイン」のような「超兵器」が出て来ている時点でもう「反則」だろう。
綿密な設定がされていて描写が細かいのは認めるがそれは単にその世界で「辻褄が合っている」のに過ぎない。現実世界と異なるパラレルワールドにリアリティを感じるのはリアルを知らないのだ。著者自身もそんなことはわかってると思うけどね。ちょっと気の利いたSFならこのくらいの設定は普通だ。オカルトやファンタジーを読み慣れた読者には新鮮に映るのかもしれない。

さて本題に戻って、完結編上下巻の上巻ということで、鬱展開まっしぐら。それも最後にハッピーエンドにおとすための布石だろう。だからかなめに一線を超えさせなかったのだろう。あそこで一線を超えていたら救いがなくなっちゃうからね。それはそれでまた別の話が展開できそうではあるが、ファンタジア文庫向きではないな。

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