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2010年8月 5日 (木)

「野球と戦争」


実は三十一はあまり野球を観ないのだ。
まあサッカーよりは観るほうかな。6月から7月にかけては鬱陶しい日が続いてうんざりしていた。

この著者のような「野球人」からみれば、当時の軍部や文部省の批判はまったくの言いがかりにしか思えないかもしれない。いわく、いろいろな用具が必要で不経済だ。いわく、試合中に休んでいる時間が多くて体力増進に役立たない。いわく、米国由来の競技をしていては敵愾心がわかない。
このうち「敵愾心」云々はともかくとしても、ほかの理由は一概にいいがかりとして退けられないものがある。実際、野球が世界に普及しないのは特別な用具とグラウンドが必要であることが大きい。またサッカーなどを見慣れた目には野球は間延びして見えることだろう。
つまり、当時の批判に対して野球側は有効な反論ができなかったのだ。だからこそ「体力増進」「体格向上」が声高に叫ばれた時代にあっても排撃の声がやまずについに逼塞せざるを得なくなったのだろう。これは野球という競技が本質的に持っているものだ。日本でも野球離れが叫ばれて久しく、本家のアメリカでもアメフトやバスケにおされている。野球が特別だった時代はすでに終わった。いま大揺れの相撲も近い将来同じ道をたどるんじゃないかな。

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