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2010年9月12日 (日)

「エリアル09」


サクサクと読み終えたとも言えるが、実態は読み飛ばしたのに近い。

著者渾身の緻密なSF描写はほとんど読み飛ばしたような気がする。
この巻の主役はすでにエリアルではない。誰だろうなあ。岸田博士もポイントポイントで重要な役割は果たしているけど基本傍観者だし、強いていえばハウザー(息子)かな。それにしては周りに踊らされているだけのようでもあるし、半ば群像劇の様相を呈している。
ま、ある意味リアルではある。現実世界は特定の人物の思惑通りに動くものではない。登場人物のすべてにそれぞれの思惑があって、その相互作用でものごとが動いていくものだ。ただ小説としては焦点がぼけてしまう。

巻末書き下ろしは未来編。時間軸設定が本編より未来なだけに、ネタバレ的要素を含んでしまっている。話そのものはそんなに悪いものではないし、ネタバレといっても予測の範囲をそれほど大きく超えるものではないが、それでも「ああやっぱりそうなるのね」と興醒めしてしまうには充分だ。

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